劇場公開日 2025年6月27日

「典型的なバディーものであり、少年ジャンプ的な物語」映画「F1(R) エフワン」 Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5典型的なバディーものであり、少年ジャンプ的な物語

2025年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

かつてはトップクラスのF1ドライバーだったソニー・ヘイズは90年代の事故の後、F1レースから長らく離れていたが、最下位レベルのチームに呼ばれて30年ぶりに帰ってきた。

初めは衝突する若手ドライバーやチームのメンバーたちと次第に同じ目標に向かって試練を乗り越えていく様は、典型的な(ベテランと新人の)バディーものであり、少年ジャンプ的な「友情・努力・勝利」(そして少しのロマンス)の物語である。

普段モータースポーツに全く興味がなく、テレビですらレースを見たことがないので、F1って世界各地を転戦しながら周って行くんだ(日本の鈴鹿も出てきた)なんてこととか、ただエンジンの性能とかで決まるのではなくて、レースの勝敗を左右するのはチームによるストラテジー(戦略)と駆け引きなんだ、みたいなことも今回初めて知ったくらい。そんな細かなテクニックのこととか、タイヤがどうのこうのとかいう話はよく分からない人間でも観ていた楽しめるのは、結局、最終的には人間関係なんだよな、と思えるから。

155分の長尺に耐えられるか心配だったのだが、次から次へとレースが展開されるので、レース弱者でも全く問題なく観ていられる。(抜きつ抜かれつの場面はやはり手に汗握るし…)

ただ、やはり巨大スクリーンと爆音のセットで鑑賞するのは必須条件になるだろう。

それにしても、最後のカードの手札は何だったのだろうか?

Tofu
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