劇場公開日 2025年6月27日

「マーヴェリックの座組なら間違いはない☺️」映画「F1(R) エフワン」 くまねこさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0マーヴェリックの座組なら間違いはない☺️

2025年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「F1/エフワン」T・ジョイPRINCEシネマ品川 IMAXで鑑賞。ジョセフ・コシンスキー監督&ジェリー・ブラッカイマー製作&主演はブラッド・ピット、音楽はハンス・ジマーという鉄壁で間違いない座組。こんなのが観たかったんだよというエンタメ映画。

Appleフィルムズの作品だけにiPhoneを流用した車載専用小型カメラのおかげで、F1レーサーの視点で時速300kmのレースに参加している感覚が爆音で体感できるのが素晴らしい👍

「地上版『トップガン』という触れ込み宣伝は少々微妙だが、良くも悪くも結構その通りだった。プロット、キャラ設定、お約束の展開は万人がわかりやすい親切設計であり、ブロックバスター映画そのもの。特にブラッド・ピット演じる天才F1レーサー、ソニー・ヘイズの人物描写は巧みで好感

どうせ大雑把なF1だとナメてたら、実況アナによる説明セリフが多量にあり、レース状況の把握についていくのがやっと…レースシーンは細かくスピーディーな編集のため緊迫感も高く、F1初心者🔰にはかなり脳が疲れる仕様だったのが印象的。

中盤、女性テクニカル・ディレクターであるケイト(ケリー・コンドン)がラスベガスのホテルにて、チームディナーと称した招待状を渡してソリの合わない2人を交えたポーカーシーンが良い。
勝った方がファーストドライバーの権利を得るシーケンスはベタで直ぐに先が読めてしまった(笑)
やはりベテラン天才ドライバーのプラピによる大人の余裕ある若者への配慮といったところか。

その直後、ケリー・コンドンがプラピに惚れてしまう安易なラブシーンに苦笑、がっかり😮‍💨簡単には男性になびかない意思の強い女性が、いとも簡単に落ちるのは如何なものか?(恋愛関係寸止めの男女の関係のほうが個人的には好き)

自身の過去の病歴、傷の事実を隠していたソニー(ブラッド・ピット)に対し、病室で怒るエイペックスのオーナー、ルーベン(ハビエル・バルデム)の姿に違和感あり。簡単に口約束で契約してしまったお前が悪いだろう。ちゃんと健康診断書を提出させてればよかったのでは?

生意気な若者レーサー、ジョシュア・ピアス(ダムソン・イドリス)のキャラ設定も分かりやすい。いつも隣にママが付いてるってやはり独り立ちできてないイキってる若者にしか見えない。入院した息子がいる病室前でブラピを叱責するママさんの憤りシーンは象徴的ですらある。

最終のアブダビ決戦レースで、転売寸前の弱小チーム、エイペックスが偉業を成し遂げる結末はお約束の展開。感動はないが、よかったね程度の喜び。レースに勝っても名誉や金をかなぐり捨てて、ドライバー募集に応募し、メキシコの砂漠でジープを走らせ、楽しげな姿のブラッド・ピットはやはり美しく格好良い。

本作は爆音のIMAX劇場で観ることをお勧めします!

(メモ)
・先日見たリーアム・ニーソン主演「プロフェッショナル」でIRAの爆破テログループの女性リーダー役だったケリー・コンドンが、美人F 1テクニカルディレクターとして出演してることに驚いた。前作とのキャラクターの揺れ幅が大きく、脳の理解が追いつかなかったw。

F1劇中、ブラッド・ピットと結ばれた直後、ラスベガスのホテルのバルコニーで腕を組んでキャッキャッ可愛い演技をする彼女の姿が忘れられない…。結局くっ付くのかよぉって思った…。
(ちなみに「イニシェリン島の精霊」では、読書好きで聡明な主人公の妹役の好演で、第95回アカデミー賞:助演女優賞にノミネートされてるアイルランド女優)

・サウンドトラックもアゲアゲなRockの選曲が作品を盛り上げており概ね好感。
Led Zeppelin“Whole Lotta Love”
Queen“We Will Rock You”、
Ratt“Round and Round”、
Billy Squier“The Stroke”

劇中に登場するエイペックスチームの車両は、ダラーラ社製のF2マシンを、メルセデスAMGチームの協力の元F1マシン仕様に改造したものらしい。凄かったよね🎶

くまねこさん
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