「ミスター90年代の美学」映画「F1(R) エフワン」 momoさんの映画レビュー(感想・評価)
ミスター90年代の美学
音楽がいい!予告にもあったQUEENかけとけばいいだろ的な予感はあったが観てみたら割といい感じだった。
ブラピの映画の中ではかなり好きで、パート2が観たいと思う仕上がり。
ミスター90年代と言うと織田裕二が浮かんでしまうが、まさにそう。ブラピがチャック・ノリスと言われる日が来ようとは。
若い相棒のピアスとのコンビが良かった。ミスター90年代とか80歳とか揶揄され相反しながらも友情を深める、ジャンプ作品のような努力友情勝利のシンプルストーリーでお約束の胸の谷間がセクシーな美人も登場。そしてラストはフーテンの寅さんだ!という所からしても2作目が観たいなと思う。
ピアスのファッションも、鍛え上げられた肉体もあり白が映えてかっこいい。
安定感のある脚本で、アメリカンジョークは寒くて笑えないことも多いのに、予測を超えてくすくす笑えた。
この映画の肝はアングルかな。特に映画館で観ると人生でF1に乗ることなんてひと握りの人しかできないのに、乗っている気分にさせてくれることだ。
運転席に座るためだけのために観に行ったとしても満足できるので是非とも映画館で観るべき映画だと思う。
関係者のちびっ子たちがF1に乗り込んだ時、げんなりして、高級なジャングルジムだなと作中のセリフ通り誰もが一瞬思うだろうが、その気持ちは、一瞬にして吹き飛ぶ。
未来は誰にもわからない。そのちびっこのひとりが世界的なレーサーになることはだれにも否定できないのだから。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。