「監督は海底が好きなんでしょうね」ラスト・ブレス かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
監督は海底が好きなんでしょうね
戦火の海を舞台にした導入から「単なるサメ映画にはしたくない」という作り手の意気込みが感じられる作品。
海底という事もあり色味は殆どなく、画面も暗いシーンが多くなっておりますが、沈没した船の中でひとり、またひとりとサメに襲われていくシチュエーションは楽しめる要素になっておりました。
サメにより海上に出れない中、足の治療をするシーンは見応え充分。
グロが苦手な人には酷ですが、緊張感を盛り上げるには効果的なシーンとなってました。
監督は「サイレント・ウォーター」でも海底を舞台にしたサスペンス映画を手がけているだけあり緊迫したシチュエーションを生み出すのはお手のものといった感じでした。
「サイレント・ウォーター」は「DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望」としてドイツでリメイクされましたが、本作はどうなりますかね。
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