劇場公開日 2025年5月9日

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「「Utaite」のクレジットがいい」劇場版 Ado SPECIAL LIVE「心臓」 杉本穂高さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5「Utaite」のクレジットがいい

2025年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

Adoのライブ、パワフルでいい。いきなり「うっせえわ」で始まり、有名曲の数々を歌い上げてくれた。ライブ映画の醍醐味は、パフォーマンスしているアーティストが大画面のアップで見られることにあるけど、Adoの場合、ずっとシルエットなので、鑑賞前はどうなのかなと心配していたのだけど、杞憂だった。シルエットでも強烈に存在感があった。むしろシルエットの想像力を掻き立てる力の強さも感じられた。
B’zの松本孝弘と初音ミクがゲストとして登場するのも熱い。そして、「Utaite」というクレジットになっているのも熱い。歌い手とボカロ文化に対する深いリスペクトが全編に感じられるライブだった。ボカロと歌い手という日本のUGCカルチャーからこのような大型シンガーが生まれたことは本当にすごいこと。映画館の良い音響で鑑賞できて本当に良かった。

杉本穂高