「映画初心者です」渇愛 Suiくんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画初心者です
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この映画は摂食障害に陥った主人公、早紀の身に起こるさまざまな凄まじい体験の描写に大きく時間を割いている。その中で摂食障害とその問題点、また親子、夫婦の関係や家族の在り方というものを、いろいろ考えさせられました。でも映画をエンタメという観点から見れば、最大の見所は、早紀の身に次々と起こる「凄まじい体験」の描写の部分だろう。早紀の変貌やあられもない姿、表立っては見せられないタブーとされる部分の描写もあからさまにしていているし、露骨な卑猥ワードまで飛び出す始末。私は度々絶句してしまった。そして壮絶かつ衝撃的なクライマックスシーンは強烈の一言でした。このような描写をする岩松監督の意図が2回の観賞を終えてみて、少しわかったつもりだが、敢えてここでは書かない。観る人によって解釈は違うし、自分がそれで納得すればいいと思うので。とにかく最後は物語終盤での早紀の「気付き」から立ち直るきっかけを見いだし、自らの手で日常を取り戻す形となり、ホッとしました。それにしても超久しぶりに観た映画がこんな凄い作品で笑
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