渇愛

劇場公開日:2025年5月16日

渇愛

解説・あらすじ

摂食障害に苦しむ少女の葛藤と再生を描き、現代の若者たちが直面する問題を浮き彫りにしたドラマ。元小学校教師という経歴を持つ岩松あきら監督が、教え子の実話を基に摂食障害や家庭問題の実態を克明に描写し、ルッキズムがもたらす孤独と自己肯定感の喪失をリアルに映しだす。

大学生の早紀は家族関係も問題なく平穏な日常を過ごしているように見えたが、心の奥に孤独を抱えていた。そんなある日、キャンパスで出会った玲奈に魅せられた早紀は、彼女のように痩せて美しくなり、誰からも愛されるようになりたいと考えるようになる。しかし早紀と玲奈の関係は悪化し、傷ついた早紀はストレスから食べては吐きを繰り返し、摂食障害に陥ってしまう。治療のため山奥の施設に入所し、他の入所者と共同生活を送りはじめる早紀だったが、その先には思いがけない出来事が待ち受けていた。

アイドルグループ「Symdolick」の元メンバーである石川野乃花が主演を務め、シェイクスピアの戯曲「ハムレット」のオフィーリアをモチーフにしたキャラクターを熱演。

2025年製作/137分/PG12/日本
配給:ラビットハウス
劇場公開日:2025年5月16日

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(C)2025三河映画

映画レビュー

4.0三河人が作った強烈な映画

2025年6月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

ドキドキ

この映画を製作したのは「三河映画」三河とは愛知県東部の旧国名。しかし、単に地名を使って名前をつけたのではなくこの製作会社のHPでは「三河であること」を高らかに謳い「我々こそが『いい映画』の作り手になれる」と言っている。(私の独自の解釈です。)そしてこの「渇愛」の監督&三河映画を率いる岩松あきら氏はこの三河地区の公立小学校の元教員。実は私も三河地区の公立小学校の元教員ですが教育界が一番そういう意識が強いということは分かります。(ついていけるかどうかは別)そしてそのメンタリティは「いい映画を作る」為には「用意周到に」「手間と時間と人手を惜しまずに掛けて」「役割以上の働きを自主的に求め(日本語が若干おかしいけど)」「粘り強く妥協しないで徹底的に」作る、某英雄や某巨大企業グループにも通じる考えを知らないと(多分)この映画は理解できないと思う。
この映画はかなり前にクランクアップしている。コロナ禍があったとはいえ、公開まで色々あっただろうなと思ってしまいます。しかもミニシアター3館のみ。
もう一度観たいが、なかなか機会がないです。(笑)

追加です。この映画に関わりの深い「遠野なぎこ」さんのことが大きくメディアで取り上げられています。心配です。

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ひろ702

4.0摂食障害、ルッキズムのその先に

2025年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

衝撃的な場面の連続に唾を飲みながら「万人にはお勧めできないが・・・」というどなたかの言葉が頭をかすめながら物語が展開する。徹底的にキャストオーディションに重点を置き、シナリオも8稿まで重ねるという制作姿勢が伝わってくる。特に個性的なキャスト陣の渾身の演技は作品のテーマへと観客を導いていく。
摂食障害、ルッキズムを切り口にして家族愛や自己肯定感について意識をつないでいるように感じた。
特に娘をもつ親父世代の胸にはグサッと刺さった。

ハラハラドキドキの場面に連続に圧倒されながら観ていたのに上映後に頭に浮かぶのは「日本はこのままでいいのか?」いろいろな社会問題への対応の必要性。あんなこともできるこんなこともできる・・・と。

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晴さん

3.0壮絶な半生

2025年6月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

監督が小学校の教師だった時の教え子の話が元になっているそう。
劇中の描写が壮絶でしたが、映像で描かれた以上の事があったのに違いない。
主演の元アイドルの人は、体当たりの演技でした。
生きる意味を考えさせられます。

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ちばいちろう

4.0映画初心者です

2025年6月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

斬新

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Suiくん