「ハードボイルドな主役2人は満点。でも脚色が…」愛されなくても別に 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
ハードボイルドな主役2人は満点。でも脚色が…
「響け! ユーフォニアム」の作者、武田綾乃さんの原作既読。
原作は、20歳になるかならないかの
メイン2人のキャラが、めっちゃいい。
2人とも、半端ない過去を背負ってるんだけれど、
その受け止め方が、ハードボイルド。
そう、これは2人の女子のハードボイルド小説なのである。
だから映画の公開を、楽しみに待ってた。
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原作モノって、うまいこと時間内におさめようとして切り貼りするのは難しい。
江永が売るのをやめたキッカケと、父親の起こした事件の被害者を安易に合体させたら、おかしな事になった。
他にも、原作を改変したところが、大概上手くない。
おそらく、原作で念入りに検討して作られた世界を上手く改変するには、時間あるいは能力が足りなかったんだろう。
それから、水に入れときゃいい、みたいな安易な演出も、減点。
あと、陽彩の母親が、ミスキャスト。
しっかりしたお母さんが無理して演じてるようにしか見えない。
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でも、
主役の2人はとってもよくって、
原作の世界を体現してたので、
なんだかんだ言っても概ね満足。
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