劇場公開日 2025年7月4日

「ハードボイルドな主役2人は満点。でも脚色が…」愛されなくても別に 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ハードボイルドな主役2人は満点。でも脚色が…

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

「響け! ユーフォニアム」の作者、武田綾乃さんの原作既読。

原作は、20歳になるかならないかの
メイン2人のキャラが、めっちゃいい。

2人とも、半端ない過去を背負ってるんだけれど、
その受け止め方が、ハードボイルド。

そう、これは2人の女子のハードボイルド小説なのである。

だから映画の公開を、楽しみに待ってた。

* * *

原作モノって、うまいこと時間内におさめようとして切り貼りするのは難しい。

江永が売るのをやめたキッカケと、父親の起こした事件の被害者を安易に合体させたら、おかしな事になった。

他にも、原作を改変したところが、大概上手くない。

おそらく、原作で念入りに検討して作られた世界を上手く改変するには、時間あるいは能力が足りなかったんだろう。

それから、水に入れときゃいい、みたいな安易な演出も、減点。

あと、陽彩の母親が、ミスキャスト。
しっかりしたお母さんが無理して演じてるようにしか見えない。

* * *

でも、
主役の2人はとってもよくって、
原作の世界を体現してたので、
なんだかんだ言っても概ね満足。

島田庵