「前作に負けないハイスピード超能力カンフーアクション。そしてシャオヘイの可愛さ!」羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来 コレッキャ・ナイデスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 前作に負けないハイスピード超能力カンフーアクション。そしてシャオヘイの可愛さ!

2025年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

カワイイ

前作の魅力だった「超能力×徒手格闘」を高速で展開するアクションは、本作でも健在です。
火や金属を操りながら、能力者自身が高速で移動して繰り出すカンフーアクションは、やはり唯一無二の爽快感があります。

前作では“地上最強の生物”といっても過言ではないムゲンの破天荒な戦いが中心でしたが、本作ではムゲンが軟禁され、他キャラクターのアクションにスポットが当たります。

新要素として特に印象的だったのは人間vs妖精の戦闘。
スナイパーライフルやドローンの落雷など、兵器を使って制圧しようとする人間側に対し、妖精側は壁で押し潰すなど、殺傷前提の能力で応戦。
シャオヘイやムゲンは“不殺”を貫くタイプなので、この殺意のあるアクションの対比は新鮮でした。

もちろん、従来の妖精同士の能力バトルもしっかり見どころがあります。
とくに、飛行機上で行われる空中戦は最高でした。
小さな金属を操るという前作の応用から一歩進み、大型の恐竜模型を操って飛行機に取りついたり、墜落寸前の機体を能力者たちが共同で制御したりと、スケールアップした超能力アクションは圧巻でした。

そして、新キャラであるルーイエの話も良かったです。
ムゲンの弟子らしく、目的達成のためなら車を奪ったり施設を破壊したりする、効率優先の破天荒さ。そして過去に追った心の傷から、人間の犠牲を前提とした捜査を行う危うさと脆さを併せ持つキャラクター。
当初はムゲンとシャオヘイのドラマを期待していましたが、彼らは前作で既に家族として完成しており、今作ではルーイエのドラマがメインストーリーとなっています。

前作ほどのムゲンを超える強敵との対決がなかった点は惜しいですが、哪吒との戦い、シャオヘイの空間操作など、別の形のアクションが十分にカバーしてくれています。

前作に負けない完成度。
アクションも物語もシャオヘイの可愛さも、確実にパワーアップした続編です。

コレッキャ・ナイデス
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