「今年初めての星5!製作者の愛を感じる映画に間違いは無い」ヒックとドラゴン 映画で感性磨くMANさんの映画レビュー(感想・評価)
今年初めての星5!製作者の愛を感じる映画に間違いは無い
こんなに細部までこだわって作られた映画は久しぶり。
それもそのはず、原作であるアニメ版と実写版はどちらも同じディーン・デュボア監督が手掛けている。
彼は「リロ&スティッチ」「野生の島ロズ」など、「人と宇宙」「動物とロボット」といった本来分かり合えないもの同士の愛情、友情を描くことが得意で、本作は彼の代表作と言える1本の実写化。本当に完璧な作品だった。
まず言えるのは、絶対に映画館で鑑賞すべきであるという事。ドラゴンと大空を舞う大迫力のシーンに、大音響で流れる曲「Test Drive」そして、見せ場のシーンは全てIMAX画角で撮影され、通常画角とのメリハリが更なる迫力を生んでいた。全編IMAX画角よりも良かった。
肝心なドラゴンのビジュアルは完璧で、アニメ版ではカートゥーン調で描かれているが、実写化にあたってリアルよりに一新されていた。中でも、ヒックの相棒トゥースのビジュアルが素晴らしい。言葉は話せないが、喜怒哀楽がしっかり分かる顔で、リアルだけどアニメっぽさを絶妙に残してあるデザイン。
ストーリーはドラゴンとの戦争から共生を目指すシンプルであるが、シンプルだからこそ演出、演技に集中出来、大迫力の映像をストレートに受け止められる。
大人から子供まで楽しめる完璧な娯楽作に仕上がっており、上映後また鑑賞したいとすぐに思えた程だった。
エンドロール中にも映像が最後まで流れており、監督のこだわりを感じ、感情を高めたまま劇場を後にした。
続編を大いに期待しつつ、今作をリピートしていく。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。