「火喰鳥は何処へ?」火喰鳥を、喰う 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
火喰鳥は何処へ?
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 アジア太平洋戦争当時のニューギニア戦線で亡くなったはずの祖父が実は生きていた世界線と、現実の世界線を行きつ戻りつしたマルチバース物でした。原作は横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した原浩先生の同名小説だそうですが、ホラー的な観点からは余り怖くなく、一方ミステリー要素もそんなに感じられない、ちょっとどっちつかずのお話だったように思えました。題名に登場する「火喰鳥」も、序盤こそ物語の中心にいましたが、話が進んで行くと存在が希薄になって行ってしまい、その点でも雲を掴むようでした。
で、結局久喜夕里子(山下美月)を巡る久喜雄司(水上恒司)と北斗総一郎(宮舘涼太)の色恋の鞘当てに収斂していってしまい、正直期待していた内容とは遠く離れたままエンディングを迎えることになりました。まあ三角関係の話でもいいんだけれども、もう少し「火喰鳥」を絡めて欲しかったと思いつつ劇場を後にしたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★2.4とします。
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