「映画「遠い山なみの光」と同様に難解な映画。「生きたい」という強い執念がその後の現実世界を変えていくという事か?」火喰鳥を、喰う 天空住人さんの映画レビュー(感想・評価)
映画「遠い山なみの光」と同様に難解な映画。「生きたい」という強い執念がその後の現実世界を変えていくという事か?
原作未読。公開初日の初回に鑑賞しました。観客も結構入っていました。
・映画は喜久雄司(水上恒司)と妻夕里子(山下美月)、夕里子の大学時代の先輩で呪術能力がある北斗(宮舘涼太)の3人を中心に物語が展開します。
・雄司の祖父の兄で太平洋戦争で戦死した喜久貞市の戦時中の遺品の日記が届くが、その日記に「強い生への執着」が書かれており、その日から様々な異様な現象、災難が降りかかる。
・北斗がその謎ときに関わってくるが、北斗自身は大学時代の後輩の夕里子から「愛」を得たいという執念を持っており、彼の行動に深く関わっていく。
・この映画のテーマは「生への執念」「異性の愛を得たいという執念」の根強さという事だと思いますが、この執念の結果「現実世界」「仮想世界」が入り交じり、どちらが現実世界なのか、映画を観ていると混乱するように仕掛けがされています。映画「遠い山なみの光」では、監督自身「5回観れば分かります」とのコメントがあったが、この映画も2~3回繰り返して観れば、全ての謎が解けるのではないかと思います。
・ホラー要素も多少ありますが、なぞ解きを楽しむ「サスペンス映画」だと思います。
 コメントする 
  映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
