「鬼滅の刃」特別編集版 遊郭決戦編のレビュー・感想・評価
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テレビアニメ放映当時にも言われていましたが、
久々に観てもとにかく絵も音楽も演者さんたちの熱さもテレビ放映のレベルを遥かに超えていたことが再確認できます。
もちろんストーリーの素晴らしさがあってのことですが、無限列車編での悔しさを乗り越えた三剣士に加え禰豆子ちゃんの成長した姿が誇らしくさえ思えてきます。
それでも相手は上弦の陸、一筋縄ではいかず散々苦労させられます。堕姫に対しかまぼこ隊が力を合わせてついにやったと思った矢先に伊之助が毒鎌でやられ、同時に腕を切られた宇随さんの衝撃的な姿が!!!
それでも皆の諦めない心、そして左腕と左目を失ってもさすがの音柱宇随さんによってついに!!!
途中、覚醒し鬼になりかけた禰豆子と炭治郎だけでなく、亡くなった竹雄や花子たち兄弟、母さんまで助けてくれる家族との絆、そして宇随さんの中での兄弟との絆と今の家族である三人の嫁との絆、さらに鬼兄妹の絆、全てに感情を揺さぶられ涙があふれてきます。
伊之助が言う通り善逸がなんかすごいいい感じで「霹靂一閃…神速」はカッコ良過ぎて痺れます。
鬼滅あるあるでCVの皆さんの熱い演技はいつも以上ですが、堕姫のCV沢城みゆきさん、本当に芸達者な方ですがこういう役をやらしたら特にピカイチですね!!!
決着がついた後、首だけになって罵り合う堕姫と妓夫太郎、あんだけ憎たらしかった敵に対し口を塞いで炭治郎が掛ける優しい言葉にまた泣かされました。
スクリーンで観たくなるのも納得の戦闘シーン
"鬼滅の刃(特別編集版)" 第7弾。
"無限城編‐第一章‐" 公開記念放送で鑑賞。
原作マンガは未読。テレビシリーズは未見。
全編、ほぼバトルシーンで構成されていた。炭治郎・善逸・猪之助・宇髄天元VS妓夫太郎・堕姫兄妹の最終決戦が美麗且つダイナミックな作画で描かれていて、「これ、本当にテレビアニメなのかよ!?」と度肝を抜かれる迫力の連続に、手に汗握り見入った。これが無料だなんて贅沢だ…
一時期、「遊郭編」の最終2話と「刀鍛冶の里編」第1話を組み合わせて映画館で特別上映していた。IMAXやドルビーシネマでも軒並み掛けられており、その時私は「テレビアニメの特別上映にラージフォーマットを使うなんて…」と、否定的な見方をしていたが、これは確かに是非ともラージフォーマットで観てみたいと思わされた。当時の自分を痛罵したい。
炭治郎たちが死力を尽くす戦いは、さながら「鬼滅の刃」そのもののクライマックスと言っても過言では無いほどの熱量を放っており、今後これ以上の戦いがあるなんて全く想像出来ないなと思った。「無限城編」がますます楽しみになった。
[余談]
正直な話、映画としてつくられた「無限列車編」の戦闘シーンよりも、スクリーン映えのする戦闘シーンだったと思う。
圧巻のひと言
素晴らしかった。
テレビアニメ版で鑑賞済みなのに映画館で連続して見るとこうも別物のように心を揺さぶられるのかと驚きを禁じ得ない。
息つく暇もないバトルシーンの連続にラストある意味感情が逆転してしまう鬼の生い立ち。鬼滅ではデフォルトの構成だが、妓夫太郎と堕姫のそれは鬼滅の中でも1番と言っていいほど過酷そのもの。人間を殺す鬼を排除するのは仕方ないが、じゃあ彼らはどうしたら良かったのかと胸が締め付けられた。
それにしても無限列車編は立志編からワンランク上がった柱と上弦の鬼のバトルだったが、無限列車編では上弦の参が鬼殺隊をやや舐めていたから成立したような接戦だった。それが遊郭編の上弦陸兄妹と柱かまぼこのチーム戦は力が拮抗していて更にバトルの密度が上がっていた(それでも上弦陸が少し相手を見くびっていたのが上弦陸の敗因だが)
遊郭編の密度高い激闘は無限列車編のバトルシーンから逆算して描かれた気がして怖くなるくらい凄かった。無限城編はどこまでの表現になるのかと期待がいや増すばかり。
遊郭決戦編は今まで数多くの映画を見て来た中でも本当に最高の劇場体験の1つだった。
ただテレビアニメの編集版なので一部尺稼ぎに見えるシーンがあることはある。でも最後にはそれはどうでも良くなるくらいの満足度。全国で33館でしか上映していないのが残念無念。行ける人は是非是非見に行って欲しい。
最後に編集版のOPとEDはテレビアニメ版と逆になっているが、これが実に嵌まっていて胸に染みる。OPの朝が来るの歌に乗って数多の帯が遊郭の朝の空を飛んでいく様が上弦陸兄妹のようで美しくも哀しく切なかった。
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