劇場公開日 2025年5月16日

無名の人生のレビュー・感想・評価

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2.0青く凶暴で美しい血

2025年5月18日
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悲しい

難しい

ドキドキ

仙台の団地で暮らす無口ないじめられっ子の少年のその後の人生の話。

「1994せーちゃん」で山形の駅からタクシーだ始まるけれど、セリフは無くダイジェスト的なつくりで、どういうこと?と思ったら、両親の話しなんですね…それ以外は良くわからなかったけれど。

そして「2007死神」で、仙台で暮らす主人公の小学生時代から、2095までを数年置きにみせて行く展開で、波乱万丈と一言で片付けるにはあまりにも普通じゃない人生。

ということで、感情移入が出来る様な内容ではないもののなかなか面白い。

ただ、ここに訴えたいことがあるんだろうけれど、2050の後のダイジェストは、思想的なものがあり過ぎてまた良くわからずだった。

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Bacchus

5.0今年の収穫の一本。

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

鈴木竜也監督がほぼ一人で作り上げたアニメ。ジャンルとしては、世界で絶賛されたコマ撮りアニメ『JUNK HEAD』(堀貴秀監督)のカルトっぷりに匹敵する、狂気に満ちた逸品である。少年期から世捨て人のような、無口なセイちゃんが、様々な流転の人生を歩む大河ドラマ?だが、ストーリーと舞台は想像を絶するスケールに拡散してゆく。『2001年宇宙の旅』をも連想させる驚異の展開。主人公の人生の行き着く鈴木監督の世界観は、観客を釘付けにする。

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t2law

3.5ひろし、血なんてただの液体じゃん。ポカリと一緒だよ。

2025年5月18日
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鑑賞方法:映画館

知的

驚く

斬新

 作品における、作り手の狙いをどの程度説明するのか。 その加減は難しく、足りなければ視聴者に理解されず、過多だと「ああん? ここまで言わなきゃわからんと思ってるのか(私を)ナメやがって」と勝手にキレる。私は。常に自分勝手である。

 と、いうわけで、説明は個人的には少し足りないくらいが、受け取る側の想像のゆとりがあり、そういったゆとり――隙間に自身の心を添えて観ることで感情が乗る気がします。塩梅が上手い作品だと感じました。
 同作はある一人の男性の、100年の一生をラッシュで見せる構成。決してその道のりも平坦ではなく、展開は思わず飛躍的にもなる。けれどちゃんと画面に映る「人生」に心を寄せて驚いたり、ホロリときたり、切なくなったりできました。突飛だけれど心は乗った。それは説明の加減のうまさが一助になっているなぁと。

 ポカリ、寮のランドリー、ブラウン管越しに遠くなっていく過去の事件。
 伝えたいと思う場面でどの対象にカメラを向け、意味を持って映すのか、的確だなと思いました。ポカリの表現が好きです。

 お一人で描かれているとのことで絵が上手だなぁと、また、だからこそ作品の操作性が安定していたなと。今の時代らしい形式で読む、マンガ活劇のようでした。映像だからこそ読書と違い、リズムを作り手が設定できることも活きていた気がします。アイディアも良く、作品内に忍ばせられた創作的な仕掛け、ミーニングもしゃれっ気がきいていて面白かった。
 そして映画らしい良さとして、このマンガ活劇に声が加わりまた新しいリズムの連続を生んでいるなと思います。

 タイトルは、友人きんちゃんの台詞。この後の場面もグッドでした。

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まほ

4.0「波瀾万丈」と一言では括れない

2025年5月16日
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怖い

知的

主人公の人生と言い、彼を中心に展開するストーリーと言い、「波瀾万丈」と言うシンプルな言葉では纏めることができない。
父と母の知り合うキッカケから始まり、主人公が生まれ、成長過程を映すかと思いきや、全く違う方向にストーリーが展開して行くと、もう目が離せない。
キャラクター達の表情からは窺い知れないから面白味が深かった。

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ちゃ坊主

5.0自ら掴む人生

2025年4月15日
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鑑賞方法:その他

ぴあフィルムフェスティバル2022審査員特別賞『MAHOROBA』
鈴木竜也監督の長編がついに劇場公開です!

受賞直後に公開された『三人の男』で更にハマり、その勢いでクラファンにも参加しましたが
まさか豪華声優陣によって劇場公開されるほどとは思いもしませんでした。

時間の割愛がとても好きなので、序盤の展開がたまりませんでした。
そこから、あれよあれよと…全く予期せぬ方向へと転がり続け
初めて自分で掴んだ人生。その高揚感に圧倒されました。
劇場で見たなら、更に別次元に連れて行ってくれることでしょう。
楽しみ。

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NUMAYA

2.0デ・キリコは何なんだ?

2025年6月21日
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高齢ドライバー、J事務所、歌舞伎町キッズ、若者の自死、EVカーなど最近の時勢を表しつつ、様々な名前で呼ばれ生きる男の話。

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DKawa