「シュールでシニカルでエキセントリックな新境地」無名の人生 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールでシニカルでエキセントリックな新境地
クリックして本文を読む
無表情でセリフも単調、シュールでシニカルでストーリーと動きがエキセントリック。
こういう作品はなかなか類を見ないのではないかと思う。
小学校時代からアイドル時代の人を殺す勢いの暴力から、本作を見誤っていたことに気づき
淡々と見せられながらも時折出てくるバイオレンス表現。
主人公の静かながらも激しい怒りには圧倒される。
神様と呼ばれて以降の展開が実に飛躍的。
震災後の地下世界、100年後の肉体を持たない精神世界、
主人公を通して、まるで未来を示唆しているかのような描きっぷりだ。
ただ、作品として面白いかというと話は別だ。
アーティスティックだが万人向けではない。
しかしながら一見の価値はあると思う。
コメントする