劇場公開日 2025年4月25日

「評価は厳しめ78点。幼少期に受けた性被害」ミステリアス・スキン RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5評価は厳しめ78点。幼少期に受けた性被害

2025年5月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は実体験を基にした小説が原作で、原作者が性被害に遭ってるそうですが、

“幼少期に受けた性被害により心に深い傷を負った2人の少年の行く末を描いた青春ドラマ” と、ここの解説で読み、

世界的に問題になっている小児性愛、その被害者の気持ちを知りたいと思った。

あと『スリーパーズ』が好きな自分としては、それっぽい復讐劇っぽいのを期待して、鑑賞。

被害者の心の傷の描写については、こんな感じになるのかな…と、

それよりも、予想だにしなかったUFOや宇宙人まで話に出してきて、とても引き込まれた。

期待した復讐劇じゃなかったけど、いい意味で期待を裏切られた。

こういった脚本もだけど、美的センスを感じる演出も良く、オープニングから、ずっと監督の才能を感じながら観ていて、

少し前に上映した、同監督の『ドゥーム・ジェネレーション』や『ノーウェア』をスルーしたことを後悔(笑)

監督のインタビューをネットで読んだんだけど、この映画の裏話もしていて面白かったです。

主演のジョセフ・ゴードン=レビットの演技が素晴らしくて、かなり見直したし、

エリザベス・シューがチャラいママを演じてるけど、あい変わらず綺麗でした(笑)

美女ウェンディを演じた女性が気になって調べたらミシェル・トラクテンバーグという方で、2025年2月26日に亡くなられたそう…ご冥福を祈ります。

この映画、イヤな気持ちになるだろうけど、いろいろ戒めになるし、よく出来てるので観てほしいです。

評価は厳しめで、80点つけようか迷ったけど厳しく78点(笑)

RAIN DOG