英雄傳のレビュー・感想・評価
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豪華なヒーローショーだった
本物の武術家が演じるアクション映画で、しかも様々な武術が出てくるって、範馬刃牙のシリーズを想起させる設定。この手の異種格闘技のバトルロワイヤル的なアクションはやっぱり面白い。さすが本物!って感じのスピードと迫力。合気道なんて地味な闘いになりそうなもんだけど、なかなかカッコよかった。刃牙シリーズの渋川剛気もそうだが、実戦的な合気は美しい。武術って型が決まってると美しいんだよな。様々な武術の活躍を観るだけで満足できる。
正直ストーリー的にはかなりつらい内容。敵があんな暴力的なやり方で地上げをする意味もよくわからないが、そもそも地上げして何がしたいんだ?と思ったり。敵の集団も一枚岩でないところもどうかと思う。でも最後まで観て気づいた。そうか!これは豪華なヒーローショーなんだと。だから困っている人がいて、それを助けようとするヒーローの活躍を描ければいい。ストーリーの細かいところはどうでもいいと言える。
ただ、少し短めの上映時間だったから、味方の関係性がもう少し丁寧に描いてくれたらわかりやすかった気がする。それぞれの武術についての説明もほしいところ。刃牙シリーズのように、傍らで説明する役割の人を置いてもよかった。そしてアクションでもスローがあまり効果的でなかったことも若干気になる。もったいなかった。いや、そこまでの贅沢を言うのは酷かもしれない。だってヒーローショーなんだもの。これは続編作ってもいいんじゃないか!?少し期待して待つことにする。
笑ったw 良い意味で漂うというか満載のインディーズ感w 情報無しで...
達人の磨き上げた武芸による斬新なアクション
自分は武道・武術は素人ですが、達人方のYouTubeのファンでクラウドファンディングにも申し込んだので映画を拝見しました。
【良かった所】
本物の武道・武術による動きでアクションがめちゃくちゃ斬新に感じました。
特に宗家の人はなんか殺陣の雰囲気が演技とは思えない緊迫感があり、合気道の人との闘いではバキの「ぐにゃあ〜」と空間が歪む表現がスクリーン見えそうでした。
他にも異種格闘技戦が見れてまさにオールスターって感じです。
【目をつぶらざるを得ない所】
本職俳優ではない方々が出演しているので、残念ながら演技力以前の問題で発声が聞き取りづらいというところ。逆に本業俳優の方は演技や役が入っても発声は安定して聞き取りやすくプロのすごさを感じました。特にミスター平成仮面ライダーの人はめちゃくちゃ声も滑舌も良くて次元の違いが出ていました。
ストーリーに関しては、そもそもこの手のアクションに求めるのは無粋なのでノーコメントです。
総じて、見たことない斬新なアクションが随所で見れたので価値ある挑戦だったように思います。今後のさらなる進化に期待したいです。
忍者の人と宗家の人はキャラ立ちがすごいのでジョン・ウィックに出てほしい。
本物の武術家なので…
これは闘いのテレクラだ!!
大人気漫画バキシリーズの作者である板垣先生はかつて自身の描いたグラップラー刃牙についてこのように称していましたが、映画『英雄傳』もまさしく上記と同じ「闘いのテレクラ」だと感じました。
本作は空手・システマ・合気道・忍術・カポエイラ・躰道・古武術・プロレスなどなど様々な武術の達人たちがあますことなく技を披露してくれます。知名度の高い武術だけでなく、名前は知ってるけどそこまで詳しくない武術や、存在自体初めて知るような武術もありましたが、それらのキレキレな独自の技法をテンポよく出し惜しみせず堪能できるのが本作の魅力です。また合気道のような知名度の高い格闘技も膝立ちの状態での立ち回りなど、今まで映画では見たことの無いような立ち回りが見れるのも本作の独自性の高さを感じました。
今作は監督兼アクション監督を特撮ヒーロー番組で大活躍してる坂本浩一氏が担当されており、出演される俳優陣も武術家の方だけでなく特撮ヒーロー番組で活躍される俳優やスーツアクターの方々も参加しており武術家の方々と同じようにキレの良いアクションを披露してくれています。またお話も“武”のあり方に特撮ヒーロー番組の精神性などが上手く混じりあって双方の文化の融合がなされているのも魅力だと私は思います。
クラウドファンディングから制作された本作は新たな武術映画の可能性や発展を感じさせる1品でした。
がんばれ日本のアクション映画
地上げは?
格闘家を集め暴力で地上げをする半グレ集団と対峙する武術家たちの話。
最近噂の地上げ屋集団が暴れる様子から始まるけれど、噂になっているほどのヤツらがいるなら、録画しておけば?とかそもそも録画しているところもありますよね?とか言っちゃダメな、茶番ストーリーに茶番演技で、悪の武術家vs正義の武術家の闘いをみせて行く。
バトルも含めてリアリティの欠片もない、特撮ヒーローもヒーローショーもびっくりな、デモンストレーションバトル的な作品で、エンタメアクションとしてみたら面白かったけれど、急に善人かよ!な参りましたで終わりみたいな決着の連続でちょっと物足りなかった。
それと、バトルシーンのスローモーション演出はネコパンチがバレるから逆効果じゃないっすかね…。
数々の技が観られるからそれでいい
YouTubeでお馴染みの格闘家の皆さんが出演してるんだよね。
繰り出される技を観てるだけで楽しいの。
もう、それでいいじゃん。
合気道の白川先生は役者として観ても面白いから、普通の映画にも呼ばれそうだね。
躰道の中野先生すごいな。動きが映える。
脚本は素人感あるね。ぜんぶセリフで説明してくれるからね。ある意味わかりやすくて良い。
「え、ここで?」っていうタイトルの入り方も良かった。
タイトルでテアトルーザーのアクションシーンがあるんだけど、テアトルーザーのキレすごいよね。スーツアクター誰がやったんだろう。
ラストはほしみんがピンチになって、高岩さんがテアトルーザーで乗り込んだりするのかなと思ったら、そういうのはなかった。
とにかくアクションが、普通の映画のスタントマンと俳優がやり合うのとは全然違うから。全部早いし、カッコいい。
なかなか作られることがないタイプの作品なので、観ておいた方がいいよ。
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