リトル・シベリアのレビュー・感想・評価
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隕石をめぐって一大事件
珍しいフィンランド映画。
フィンランド映画らしく一面銀世界。
フィンランドの小さな村に隕石が落ちる。
その隕石をめぐっていろんなことが起きる。
その中心になるのは主人公である牧師。
元軍人とのことでそれが原因で一大事件。
登場人物がみんな一癖も二癖もありそう。
全体としては不思議な話ではあるものの
不思議で済まされない現実的な話もある。
でもやっぱり隕石って何か力があるんですね。
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教皇選挙、啓示、リトル・シベリア
【「教皇選挙」「啓示」「リトル・シベリア」主人公が聖職者】
「PIKKU SIPERIA」
リトル・シベリア、
フィンランドの作品。
物語は130億年前から始まる・・・
フィンランドの小さな町に隕石が落ちる。
主人公は牧師。
宇宙から来た隕石と、
牧師の〈人差し指〉の角度にまつわる話しが、
並行して進む。
先に告解をして、
後に罪を犯す、
牧師は守秘義務を守るのか・・・
「ゲルマニウムの夜」のような要素もある。
隕石、130億年、胸に刺さったナイフ、
ラリーの悔恨、バーの女のグチ、
そして主人公夫婦の傷、
これらの〈身体性〉をシナリオに内在させるのは、
悪手ではないが、
それが過ぎると、
ドラ牌の積み込み過多(担保目的の設定or設定で保険を掛ける)で、
多牌感が、
130億年にも隕石にも遠くなってしまっていて、
爆発(牧師にとってはビッグバン)も残念ながら効いていないのは、
大変もったいない。
偶然だが、
「教皇選挙」は教皇と枢機卿、
「啓示」は神父、
「リトル・シベリア」は牧師、
お導きか・・・
というよりも、
型は違えどセカイ系の物語が多いのも、
旬というか流行というか、
世界中で望まれている型なのかもしれない。
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