夏の砂の上のレビュー・感想・評価
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それでも生きていく…
砂上の楼閣とは、よく言ったもので、指の間からこぼれていくように、幸せが逃げていって、最後には、その指すらなくなるという…
悪い時には悪いことが重なるけど、生きているだけ丸儲け?
そう思うことができれば生きていけるんだろう…
髙石あかりさんは、ちょっと知人を彷彿させて…
好きかも?
左遷された人のお話
試写会で「夏の砂の上」を見せて頂きました。
本作品、人生で左遷されて希望もやる気も次にすがる気持ちのない人々の日常を描いた作品・・・・私にはそう感じました。
本来なら、この手の映画ってある意味「希望が見つかり」人生ってやり直しが利くんだ的な内容になるかともいますが、本作品、単に希望を失ってしまった人の日常を淡々と描いている作品です。ある意味、綺麗事で終らないというか・・・
主演にオダギリジョーであり、共同プロデューサーとして本作品に関わりを持っているので、脇で固めている俳優さんがある意味、地味ながら凄いかな・・・・なので、要所要所の演技には光るものを感じるかな・・・
左遷を受けた人間がこうして一カ所に集まってもどうにもならないというか・・・しかいs、本作品は決して綺麗事だけで終わらないので、私的には見ていて物凄く良かったかな・・・・
本作品、撮影場所の関係らしく、猫が要所要所で出て来る所に、自身にとって大変に良いと感じました。
しかし、オダギリジョーさんが役柄、煙草をスパスパ吸うシーンが多いので、昔煙草を吸っていた者としては、たまには吸いたくなるかな・・・
遅く生まれすぎた、不幸な作品。
松田正隆の戯曲を映画化。『愛』についての様々なホームドラマ的設定でのアプローチが静かに語られ、交錯して熟す。
オダギリジョーが製作もかんで、相当に入れ込んでいる映画のようだが、最もその映画内での佇まいに違和感を覚え続けたのがオダギリジョーだった。彼の持つ雰囲気というかオーラが、本作の主人公にマッチしていたのかという点だ。で、映画を観ているあいだに「この役は誰がにあうのだろうか」と想像し続けてしまった。原田芳雄?ショーケン?藤竜也?菅原文太?渥美清?。。。それぞれがこの役柄で個性を爆発させそうな役者をイメージしていた。藤竜也以外は故人ばかりで、比較してはいけないが、この作品が昭和で作られたら、より舞台が「長崎」であることの意味も残滓的にリアルに描かれていくのだろう。という「遅く生まれ過ぎた作品」への同情を持って、この作品を<感じた>。
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