劇場公開日 2025年7月4日

夏の砂の上のレビュー・感想・評価

全138件中、101~120件目を表示

3.0人は寂しい心を埋めるために愛を求める…のか?

2025年7月5日
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Tofu

4.0期待度○鑑賞後の満足度◎ どことなく昔の日本映画を思わせる。内には抑えきれない想いが渦巻いているのに表には出せない昔ながらの日本人のメンタリティを抑制の効いた演出で映像化しているところとか…

2025年7月5日
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鑑賞方法:映画館

①冒頭シーンの風景が一瞬尾道に見えたので小津安次郎作品のイメージが初めから脳裏に有ったのかも知れない。

②冒頭の松たか子が初めてフレームに入ってくるところとか、満島かおり親子が到着して主要キャスト四人が一つのフレームに収まる図柄とか、元は戯曲らしく舞台劇臭さを感じるけれども、やがて映画らしくなってくる。

③エキセントリックであったり、斜に構えたり、暗い秘密を抱えていたりとか、いわゆる“普通”からちょっと外れた役が多いオダギリジョーが今までになく“普通のおじさん”に近い役を演じているのが何故か新鮮。
松たか子も限りなく“普通のおばさん”に近い役を髪型や衣装も含めいつもより人間臭い。

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もーさん

3.5独り彷徨う石畳。頬に零れる涙雨。乾いた心に沁みて行く

2025年7月5日
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泣ける

幸せ

斬新

1998年初演の戯曲の映画化と聞く。

主演の『オダギリジョー』は共同プロデューサーにも名を連ねている。
そう言えば彼は〔ある船頭の話(2019年)〕で監督・脚本も務めていたか。

舞台は坂の町、長崎。

急峻な山が海っぺりまで迫り、
住宅は斜面に寄り添うように林立。

見るだけで閉塞感はあり、
登場人物たちは始終階段を登り降っており、
彼等・彼女等が置かれた境遇のメタファーでもあるよう。

また、嘗て原爆が落とされた場所でもある。
戦後生まれの女性の口を通し
その様子は語られるが、
そこまでのリアリティは感じられない。

『小浦治(オダギリジョー)』は以前に幼い息子を事故で亡くしている。
働いていた造船所が倒産し、今は定職にも就いていない。

妻の『恵子(松たか子)』との間には距離が生じ、
今は別居している。

独り暮らす『治』の家を
妹の『阿佐子(満島ひかり)』が訪れ、
十七歳の娘『優子(髙石あかり)』を唐突に押し付けて行く。

二人だけの、奇妙な共同生活が始まる。

ここで”よそ者が来ることで世界が変わる”物語になるかと思えば、
その変化は微か。

また”喪失と再生”や”疑似的な家族関係”についても同様で、
何れもビビットな動きは見られない。

物語りは既存のストーリーや鑑賞者の期待をことごとく外して進行する。

ドラマは無いわけではない。

『恵子』との関係の行く末や、
高校にも行かずアルバイトを始めた『優子』の異性関係と
それなりの出来事は盛り込まれる。

また『優子』は『治』に
父親に抱くのに近い想いを持っているようで、
一連のエピソードは心を暖かくさせる。

それがどれもぷつんと途切れてしまう描写で、
意図的な肩透かしを目論んでいるよう。

勿論、最後にはそれなりの光明は示されるも、
そのために払う犠牲は大きい。

人が生きるスタイルは、
そうドラスティックに変わらぬのだとの、
過去作品へのアンチテーゼのようにも感じる。

〔長崎は今日も雨だった〕との唄もあるように、
同地は他の都市に比べ降雨量が多いよう。

嘗て、息子の命を奪ったのも雨だが、
その年はじりじりと太陽が照りつけ、
水不足が理性も刺激する。

感情はなかなかに爆発せず、
思いは表情から読み取るほかはない。

が、終幕で突然恵みの雨へと変わり
万感と精神が解放されるのは
〔台風クラブ(1985年)〕での乱痴気騒ぎを想起してしまった。

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ジュン一

4.0

2025年7月5日
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またぞう

3.5オダギリジョーのオダギリジョーによるオダギリジョーのための映画

2025年7月5日
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Whiterock

3.5オダギリジョーの存在感が圧倒的!

2025年7月5日
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ひでちゃぴん

3.5渇き

2025年7月5日
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長崎で家族と仕事を失った男が姪っ子と共同生活を始めることになります。

雨の降らない暑い長崎が舞台で、お家もエアコンではなく扇風機のみなので気怠さがこちらまで伝わってくる。

その土地に縛られているかのような治(オダギリジョー)と妹の阿佐子(満島ひかり)は対照的でフットワークの軽い自由奔放な雰囲気がありました。そして本作の要である優子(髙石あかり)も素晴らしく、声を裏返して土下座する陣野(森山直太朗)もとても好演でした。

どこか哀しさや切なさがずっと漂う作品ですが雨に歓喜する2人のシーンと(ヘレン・ケラーを思い出してしまった)潤いを少し取り戻したかのような最後の治の表情には救われました。

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Yum

5.0想像と記憶があれば命は存在できる

2025年7月5日
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オダギリジョーさん演じる主人公のひと夏のいろいろな人との別れを描く。

何か明確な一貫した主張を突きつけられるという感じではなく、
暗示、比喩的な表現の読み解きを楽しむ散文的な映画だと思った。

愛の渇きを感じている人たちに
夏の暑さ、蝉の声は苛立ちや不機嫌さを増長させる。
大雨は過去の悲しみの涙であり、
それを洗い流してくれる天の恵みでもある。

虚無感を感じている高石あかりさん演じる姪は
光を通じて1945年に想いを馳せ、
生きること、存在の意味を考える。

豚骨の下処理は憎しみ。

また、満島ひかりさん演じる妹や、森山直太朗さん演じる元同僚の奥さんとか、
自分本位の必死さに思わず笑ってしまう場面や、
肝心なところで話し手をあえて見せずに表情を想像させるような面白い構図もあり、
ハラハラする物語の展開はないけれど、最後まで楽しく見た。

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HK

3.0鎮魂歌‼️❓

2025年7月5日
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ちょうど十年前にオダギリジョーの次男が病死している、これは彼の我が子へのレクイエムなのだと思う、プロデューサーでもあるのだから、多分、映画のように妻や職や指を失うくらいの苦難を感じたのだろう、現実には長男も妻もいて仕事も順調なのはあるが。松たか子や高石、満島が共演したのは彼の気持ちに共鳴したのだろう。ただ、映画の出来としては空回りしている、妻や姪との関係性の描写は薄く、原爆に関するセリフや造船所のくだりもとつてつけたかのよう。高石は熱演でした、朝ドラなんのその、素晴らしい。ところでタバコポイ捨ての演出はいるのだろうか、未成年の飲酒はともかく。高石あかりの熱演のために是非。

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アサシン5

4.0長崎は今日も雨だった

2025年7月5日
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鶏

3.5渇いてるから潤したい。

2025年7月5日
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SAKURAI

3.5高石あかりの存在感

2025年7月5日
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事故で子供を亡くし、妻には家を出ていかれ、仕事も失った男が、姪の少女を預かることになる。雨が降らず水不足で、うだるような暑さの長崎の、ひと夏の物語りである。
劇的な展開やカタルシスがあるわけではないが、こういう映画、好き。
主演のオダギリジョーは当然だが、姪役の高石あかりの存在感が際立っていた。

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ファランドル

3.0人生における転機というのは、お天道様の機嫌ぐらい曖昧なものかもしれません

2025年7月5日
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悲しい

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Dr.Hawk

4.5渇水の長崎に降る雨……

2025年7月5日
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琥珀糖

3.0『夏の砂の上』が教えてくれた、アパレル経営の本質

2025年7月5日
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映画『夏の砂の上』は、地方の銭湯を舞台にした静かな人間ドラマだが、経営者、特にアパレル業界で挑戦している自分にとっても深い示唆を与えてくれる作品だった。

銭湯という“古き良き文化”が時代の波に押され、存続の危機に直面する様は、まさに大量生産・大量消費の中で“本当に価値ある服”が見失われがちな現代のアパレル業界に重なる。目先のトレンドや売上ではなく、「誰に、なぜ届けるのか」という想いがなければ、ブランドは長く続かない。主人公が家業を継ぐか葛藤する姿は、事業を続ける意味や、自分のビジョンとの向き合い方そのものだった。

アパレルは“流行”を扱う業界だが、その根底には“人の生活に寄り添う”という本質があるはず。だからこそ、ただモノを売るのではなく、物語や価値観を纏ってもらえるかが重要だと、映画を通して改めて感じた。

『夏の砂の上』は、数字では測れない価値、そして“人と人との繋がり”の中で育つブランド力を思い出させてくれる。アパレルで挑戦するすべての人にとって、ブランディングや事業の軸を見直すヒントが詰まった一本だ。

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林文臣

3.5高石あかりの体当たりの演技

2025年7月5日
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昔の映画評なら間違いなくこう書くだろうけど、【ナミビアの砂漠】の河合優実の例に及ばず、『俳優のキャリアとしてまったく必要がないカット』なので、見ていて頭に来るやら腹が立つやら。その代わりと言ってはなんだけど、作中は息を呑むような推しの美しいクローズアップやミドルのショットだらけで「こんだけ愛してるならむしろマジであんな直接的な表現やらせんなよ!」と改めて思ったり(また腹立ってきた/森七菜とは鮮度が違う)。

ストーリー的にはまさにタイトル通りのカラカラに乾いた救いのない話なんだけど、悲しみの雨から始まって小さな救いの雨をクライマックスに持ってくるのは素敵だなと思ったし、なんなら雨の中ではしゃぐ優子に何故だか泣きそうになったし。これはなんか新しい感情の引き出され方だなと思った。ベビわるでもなんかこんなことあったからやはり高石あかり恐るべし。大好き。

あと違和感の塊の今どき勘違い大学生(仮面ライダーゼロワン!)に流されるように着いていく毒親に育てられた娘の悲しい感じは直近で見た【ルノワール】と共通の気持ち悪さと居心地の悪さでどちらもGJです。

こっから雑感。

セクシーダイナマイトが過ぎるオダジョー。クウガ25周年おめでとうございます。超クウガ展最高でした。さすが平成初代ライダー俳優。あなたがいなければその後のライダー俳優の道はなかったかもなのでライダー界の野茂英雄です。ありがとう。【ゆれる】の「もっと舌出せよ」からやられっぱなしです。でもプロデューサーとして「指は落とさんでもええっちゃろ」って言って欲しかったな。あ、やりたかったのか。

松さんは【ファーストキス】と打って変わって年相応で新鮮かつ残酷。直太郎は「こいつ絶対見たことあるけどだれだっけ?!」な既視感をエンドロールで回収する感じが面白かったな。満島ひかりは本当に声が良過ぎて驚く。目が覚める。

そんな感じ。駆け込みで行ったけど楽しめた。
あと、タバコがないと絵が持たない映画は良くないですよ。
舞台ではそんなことしないでしょ。猫に頼るのは許します。

それではハバナイスムービー!

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きーろ

1.0監督の才能プア

2025年7月5日
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難しい

俳優としては優れている
しかし監督としてはダメだな
過去作品も最低

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HAL1953

2.0結局、何を描きたかったのかが、よく分からない

2025年7月5日
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tomato

3.0ローテーション

2025年7月5日
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ニックネーム

3.5⭐︎3.6 / 5.0

2025年7月4日
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7月4日(金) @映画館
夏の砂の上
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行き場の無い感情はどう処理するのが正解か?治に感情移入しちゃう自分とオダギリ劇場でも際立つ高石さんの存在感に驚く😳
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