「傷だらけの男」夏の砂の上 まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
傷だらけの男
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綺麗な映像と撮り方が上手な監督さん
だなぁと思った。
雨で終わり雨で終わる演出も。
暑い夏で断水もあるが雨も降る。
傷だらけで渇ききった男の精神も
肉体もさらっ~と現れた姪っ子に
よって潤っていく。
息子の死は雨が原因なのに
あの雨の日、優子とたっぷり飲んだ
雨と何気無いじゃれあいにより
何かが吹っ切れたのでは。
しかし小浦役、オダギリジョーは
無職も似合うなぁ。
日本家屋の間取り、夏の日照りの階段や
坂道、遠くに見える造船所等々
素敵な場所を選ぶセンス。
内に秘めた傷が恵みの雨によって
流されて。またふさがった二人。
光石研さんの『すべてがかわって行く』が
物語を象徴していた。
情緒溢れる映画でした。
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