「砂の上に成り立っている人生」夏の砂の上 ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
砂の上に成り立っている人生
クリックして本文を読む
原作は全く知りませんが、文学的な物語で、ひょっとして名作なのでは思いました。
簡単に言えば、主人公の治は優子(姪かな?)を預かっている間、踏んだり蹴ったりの人生を送ることになりますが、ラストに優子は自らのお金で買った帽子を治に贈ります。この場面が非常に胸に沁みます。
治の家は、坂道に建てられていて、地震等が来たら脆く崩れるのではないかと思います。砂の上にある物は、土台がしっかりしていないため、何でも脆く崩れてしまいますが、わずかな希望でも持てば、原爆投下の長崎が復興したように幸せな道が開けるのではないかと感じる映画でした。
コメントする