「坂道を登って降りて、登って降りて……ふぅ。」夏の砂の上 saitallさんの映画レビュー(感想・評価)
坂道を登って降りて、登って降りて……ふぅ。
家路への坂道を、何度も、何度も
登って、降りて、登って、降りてを繰り返す
心満たされることのない人々。
特に、
オダギリさん扮する治と
高石さん扮する優子は
どうにもやり場のない悲しさと寂しさに
その心はカサカサに乾いてしまっています。
その二人に潤いを与えてくれた
あの「雨水」のシーンがとても印象的でした。
よりによって、
治に不幸をもたらした「雨水」が
今度はひと時の救いになるなんて。
坂道の上から見える町の美しさも
どこか乾いていて、
救いを求めているように見えたのは
私だけでしょうか。
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