「タイトルなし」私の見た世界 えみりさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
映画の質は素人映画かというくらい酷いけど、内容はオリジナル、極悪人とただ表象された彼女がたとひたすら逃げ、4人の子どもの母親で、逃げる先々でどのような怖い思いをしたのか、犯罪者ということで人権のない扱いを受け続けたことに、カメラの視点がこちらにあるだけショックを受ける。石田えりさん自身が演じていることに。行きつけのお店のママさんたちも平気で彼女を裏切る。この映画のどこにも15年間の彼女にとっての人間的な空間がないことに驚く。ただ寒々とした世界。
ただ別の記録など見ると、おでん屋さんの女将たちとは心的交流があり居場所で、懸賞金も寄付されたし、息子とも交流があったことがわかり、これは石田さんの解釈でしかないのだろうかと思うフシも。
結局、無期懲役となり刑務所でくも膜下出血。
また、最初の罪で、受刑者から犯される。そのトラウマは大きい。
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