「コレではカンヌ国際映画祭も頷きません」ルノワール なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)
コレではカンヌ国際映画祭も頷きません
相米慎二監督『お引越し』リメイク早川千絵監督版。
そうとしか観えなかった。
予告篇を観てもそうだが、
まさか、
と思い、早川監督にインタビューする聞き手がお引越しを引用したという表現をしていたが、
都合のいい言葉だなあと呆れた。
引用。
確かに相米監督『お引越し』は登場人物が皆んな、不器用だが、根はいい人達である。
でも「ルノワール」の登場人物はなんだか皆さんイヤな人達だ。
こんな人達、見たくない。会いたくない。
主人公、人のウチのタンス等の戸を断りもなく開ける開ける開けまくる。
遠慮もない。
子供だということに甘んじている。
無神経は母親譲りか。
その母親はパワハラ管理職でクレーマー。
この監督さんは前作もなんだか冷ややかな人間模様を描いたが、あまり育ちにいいことがなかったのか。
本作はカンヌ国際映画祭のコンペに選ばれたというから興味をもった。
カンヌ国際映画祭にエコヒイキされている河瀨直美さんのように早川監督もか、
と予想したがコレではいくらなんでもエコヒイキできないのが正直なところか。
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talismanさんのコメント
2025年6月20日
コメントありがとうございます!そうなんですか!?「お引越し」は自分にとって愛おしい映画です。だからルノアールが「引用」だけでなく「裏」とは残念と思います。見てないけれど。
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