「「パンズ・ラビリンス」と「火垂るの墓」をリスペクトしている」ルノワール マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
「パンズ・ラビリンス」と「火垂るの墓」をリスペクトしている
本日、シャンテに於いて舞台挨拶付き映画を鑑賞予定。
「幕あいの時間も終わりです」
「みなしごになりたい」と言う表現は間違っている。その訳を映画の中で語っている可能性があるかもしれないので、もう一度見直す。
結果
そんな事、どうでも良いと分かった。それよりも、この演出家がこの1987年の夏をどう描くか期待して見た。ネタバレになるので、多くは語れないが、
1987年の8月のカレンダー(国鉄員だった我が家にあったカレンダー)を見た時、この映画の主旨が分かった。
起承転結が「無き」が如く話しが進む。
そして、
「富士山で狼男の足跡見つかった」と言う結末でのセリフ。
結末は「イレーヌ・カーン・ダンベール嬢」?
すると、自ずと「起」が「フキの葬式」と想像出来る。
そして
「承転」で身近な不幸を嫌と言う程見せられる。
ペド○○○○の逸話を入れたのは「転」なのかもしれない。
舞台挨拶付きは良かった。演出家の本音に触れることが出来たと思う。
舞台挨拶だったので、演出家に質問しようと思ったが、当時の事を実体験として知る僕と、周囲の方々との感動のベクトルが違うんだろうと感じた。 つまり、無粋過ぎるのでやめた。父親役の俳優さんの営業妨害する訳には行かないからね。でも、「最初に質問する奴は大概ヤバイ奴ですからね」(ママ)その言葉に手は挙げられなかった。
でも、そんなセリフを言わにゃならんとは。
監督を含めた舞台に立つ人タチが可哀想になったと言うことさ。
次回作に期待したいものだが、多分、毒されるだろうね。PLAN75は天使の如きに控えしルシファーのおかげで受賞出来たと理解できた。当該作品が受賞出来なくて良かったし、今回の演出家は確信犯なのかもしれない。
ネタバレあり
いけない
追記
昭和の最後に起きてしまった事件。それは平成へと続く訳だが、昭和100年の現在。どんな世の中になったのか。なくなったのではなく見えなくなった様に感じる。
うろ覚えだが、1988年の夏もク⭕️暑かった。
犠牲者の冥福を祈る。
追記
フキの髪の毛がダンベール嬢の様に長くない。最後まで長くならない。ルノワールの絵はほとんどがロング。ショートカットの絵もあるが、ダンベール嬢には敵わない。ならば 日本の演者をショートカットの少女をなぜ選んだか?つまり、外見では測れない。また、フキが成長している訳では無い。彼女は一人で終末旅行をするのである。
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