劇場公開日 2025年7月4日 PROMOTION

  • 予告編を見る

キャンドルスティック : 特集

2025年6月30日更新

【予告だけでこんなに“観たくなる”こと…ある!?】
莫大なカネを入手すべく…10秒でAIを騙せ!刑務所
あがりの天才ハッカー=阿部寛が仕掛ける、世界6都市
を巻き込む“頭脳の死闘”…狂おしいほど面白そう!!!!!!

画像1


まずはこちらをご覧ください↓



【予告編】

映画鑑賞が趣味だと、気になる作品の予告編を一気にチェックして、次に見る作品を探す――こんな事前準備も、ワクワクして楽しいもの。

かくいう筆者も仕事を終えたある金曜の夜、ソファーでのんびりしながら、スマホで予告編をチェックしていたら……思わず「落ち着いてる場合じゃねぇ!」と、前のめりで見入ってしまった予告編があった。

画像20

それが、阿部寛が刑務所あがりの天才ハッカーを演じるマネーサスペンス「キャンドルスティック」(7月4日公開)の予告編。

一刻も早く予告編を観てほしい。こんなに興奮する理由がすぐに分かってもらえるはず!


【この映画は何なのか? どうやってAIを騙す!?】
予告、物語、俳優、ジャンル…観たくなる要素だらけ!

画像2

予告編のヒリヒリ感、いかがだっただろうか? ここからは、本作が気になってきた方へ、“観たくなる要素”を一挙に畳みかけていく!


●【物語が面白そうすぎる】前代未聞のミッションが始まる。天才ハッカーが選んだのは、新天皇誕生後、“市場が最も隙だらけになる日” 必要なのはたった10秒。天国か、地獄か――
画像3

天才ハッカー・野原(演:阿部寛)たちが世界6都市をまたにかけて挑むのは、「FXで一攫千金」「そのために、金融市場を司るAIを騙す」という途方もない作戦。

そしてチャンスは何と、平成から元号が替わり、新天皇が誕生した後、令和で初めて金融市場の取引が行われる日――2019年5月7日――市場全体が元号変更に気を取られ“最も隙だらけになる瞬間”に計画を遂行するというのだ……!

この疾走するかのようなスピード感! この心躍るスケール感! 前代未聞のミッションにボルテージが上がっていくが、果たして一体どう立ち向かうのか!?


●【阿部寛がすさまじすぎる】クセ強主人公の達人芸、炸裂! 今度の役は「刑務所から出たばかりで」「復讐心を抱えている」「数字に色が見える“共感覚”を持つ」「腕を壊した天才ハッカー」…クセ、限界突破!
画像4

やはり阿部寛が大きな見どころ!! 阿部寛といえば、「TRICK」「ドラゴン桜」「テルマエ・ロマエ」「キャスター」など、いわば“クセ強キャラのヒットメイカー”。「今回はどんな役が見られるの!?」と、大いにワクワクさせてくれる!

画像21

そこにきて本作の天才ハッカー役は、阿部にとっても初挑戦&新境地。しかも刑務所から出所してきたばかりの“地獄”を見てきた男というバックボーンが! さらに強い復讐心を抱えており、この「AIを騙す計画」も復讐心ゆえ……?

また、「利き腕に深刻なケガ」「数字に色が見える共感覚」という人物で、まさに「クセ、限界突破!」なキャラを達人芸で作りこんだ阿部寛、それに相対する完全無欠のAI!

こんな面白そう過ぎる対戦カード、見逃し厳禁ですよね!?(阿部の演技を観てどう感じたか、記事後半のレビューでご紹介!)


●【騙し合いの予感がすごい】凄腕ハッカー、冷酷な起業家、生きるためにもがく若者、金に困ったFX講師、金の匂いが充満する世界6都市。世界規模で、クセやば“ろくでなし”たちが共闘するが、裏切りは秒読み――?
画像5

一攫千金の可能性も、一瞬で地獄に落ちるリスクも同時に孕んでいるのが、本作で描かれる金融取引の世界だ。

野原をはじめ、世界4カ国・6都市に潜む“ろくでなし”たちが、莫大なカネを手に入れるため動き出す。野原は国を超え、さまざまな思惑を抱えた人物を集めチームを結成するが……最初から「こいつら、裏切らない保証が全くない」と、騙し合いの匂いがプンプンする。

画像6

そんなコンゲームを繰り広げるメンバーは、台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨で主演女優賞を獲得した名優アリッサ・チア、「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」で役所広司と共演したリン・ボーホンら、国際的な豪華キャスト陣。

一瞬で億万長者になり、一瞬で全てを失うジェットコースターのような世界に住まう魑魅魍魎たちを、抜群の存在感で体現した。


●【映像のインパクトに浸りたい】新鋭・米倉強太監督に期待大…パリコレ・GUCCIの広告、高畑充希・「GENERATIONS」のMVなど手がけた“若き才能”は、金融市場&共感覚をいかに視覚化するのか!?
金融商品の価格変動を表した、色鮮やかな“キャンドルスティック”が映る劇中シーン
金融商品の価格変動を表した、色鮮やかな“キャンドルスティック”が映る劇中シーン

本作で長編映画デビューを果たすのは、パリコレ・GUCCI・UNIQLOの広告や、高畑充希・「GENERATIONS」・HydeのMVなどを手がけ、華々しいキャリアを誇る新鋭・米倉強太監督(元MEN'S NON-NOモデルであり、阿部寛とは“先輩・後輩”にあたる)。

米倉強太監督
米倉強太監督

色鮮やかな“キャンドルスティック”(金融商品の価格変動を視覚的に表したチャート形式)が象徴する、乱高下が激しい金融市場や、野原と恋人・杏子(演:菜々緒)がもつ共感覚の世界を鮮烈な映像センスで具現化する! インパクトのある映像を作り続けてきた米倉監督の手腕は必見!


【実際に観たレビュー】AIの弱点はまさかのアレ!?
目が離せなくなるシーン&小ネタ多数、阿部寛は必見!

画像9

期待があがってきたところで、実際に鑑賞した編集部員によるレビューをご紹介! AIをどう攻めるか、そしてドラマはどう盛り上がるか……どこが良かったかを知り、作品選びの参考にしていただきたい!


●【“AIを騙す”その手段が完全に予想外】なのに納得感がすさまじい!
本作は理詰めのマネーゲームに留まらない。ガチガチ文系の筆者でも興奮する、“感情のハッキング”映画だった!
画像10

筆者はガチガチの文系(ぶっちゃけ数学はいつも赤点)だったので、本作鑑賞前、こう思っていた。「金融の知識はあまりないけど、果たして物語を楽しめるか?」。しかし、「日本円が安い時に買って、高い時に売る」という基本ルールさえ覚えれば無問題だし、さらに本作は“金融映画”の枠に留まらなかった。

なかでも驚いたのが、AIを騙す手法――予想外だった。何とAIをフェイクニュースで混乱させ、日本円の「高い・安い」をコントロールしようとするのだ。「そんなことができるのか!?」という驚きと、「フェイクニュースが人間ばかりではなく、AIすらも欺くとは!」という新発見の興奮がまず押し寄せる!

画像11

また野原と仲間たちは、「なぜかイスラム圏のAIだけうまく騙せない」という危機に直面(これも“発見”があって良い)。「イスラム圏のAIはほかの文化圏と違う考え方をする」という仮説が導き出され、ゆえにイスラム圏のハッカーに協力を依頼するが、ここからの展開もまた痺れた。

「AI=全世界共通」とぼんやり思っていたが、AIは場所や文化を写す鏡であり、“個性”や“クセ”が現れるのだと、重大な気付きがあった。

画像12

劇中でAIはこう形容される――「インターネットはセンチメンタル、AIも感情的」。野原たちは“AIの人間的な弱点”を狙う。

この切り口に「なるほどそうきたか! 人やAIの“感情をハッキング”する物語なんだ!」と唸ってしまった。そうした意外性と、逆に「なるほどそうなるのか!」という納得が押し寄せ続ける映画体験だった。

果たしてミッションの結末は……意外な展開、それはもちろん、劇場で観てのお楽しみ……!


●【この役、阿部寛以外に不可能】観てるだけでニッコニコ!
やさぐれ感×ギラギラ感でぶん殴ってくるタイプの壮絶キャラだった! すべてを失い車中泊でワイン、壮大コードをなんと手書き——
画像13

予告編でかなり期待が高まっていたが、やっぱり阿部寛が……激渋でイイ! 「この役、阿部寛のほかに誰ができる!?」と叫びたくなるほど、絶品の佇まいだった。

冒頭から、約束の時間に遅刻しそうになり、シワだらけの白シャツを着ながら猛ダッシュ。シーン替わって、寝泊まりしている車でワインをうまそうにあおる(ここで一緒に酒飲みたくなる)。

過去の回想シーンでは、刑務所のなかで一心不乱に壮大なプログラミング・コードを手書き。そして“現在”に転じ、痛めた右手を酷使しながら、鬼のような形相でコードをタイプし続ける――。

画像14

イイ。絶妙に、イイ――! 現代日本にタイムスリップする古代ローマ人を演じた「テルマエ・ロマエ」、左遷された元キャスターに扮した「ショウタイムセブン」など、阿部寛は“とんでもない状況”になればなるほど輝きを放つなぁ、と改めて感服した。

さらに本作で際立ったのは、全てを失った“やさぐれ感”と、復讐を果たそうと進み続ける“ギラギラ感”――ふたつが同居する、危険極まりない壮絶キャラに、ゾクゾクが止まらなかった!


●【最後に】そのほか、目が離せなくなる小ネタがたくさん…
瞬間・刹那、ワンカットに特に命が宿る映画だった!!
画像15

これが最後の項目だ。思わず心奪われる小ネタや、妙に印象に残るシーンがたくさんあったのでご紹介しよう。


[開始10分で衝撃展開!]
画像16

津田健次郎が、阿部寛に――これはぜひ映画館で目撃してほしい、ふたりの表情にも要注目!!  ※超人気声優・津田が重要人物役で出演! 激イケボイスのセリフ回しも超注目!!


[杏子が不動産屋で部屋を探すシーン!]
画像17

不動産屋の女性スタッフのセリフが良い。「女性ひとりで生きていくわけですよね 10万円 それ以上は出しちゃダメです」――なぜその言い回し、そのトーン、その速度?


[“野心的な起業家”リンネが餃子を手作り!]
画像18

一瞬だけ映る。あんなに多忙な起業家でも、餃子を手作りするんだ、となんだか嬉しくなった。ちなみに手作り餃子は“幸せの象徴”でもあり、短いがとても示唆的なシーンだ。

画像19

ほんの一瞬で何もかもが変わってしまう金融取引の世界、キャスト陣の瞬間最大風速が凄まじいクセ強演技、そして米倉監督によるインパクト抜群の映像によって、脳にこびりつくシーンがきっとあるだろう。上記のような細部も、ぜひ映画館で、目に焼き付けてほしい。

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む
「キャンドルスティック」の作品トップへ