「2025/9/9」DREAMS たなさんの映画レビュー(感想・評価)
2025/9/9
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秀逸な脚本だったと思いました。
ヨハンネ、母、祖母の関係性が素晴らしく家族としてはもちろん、人としての敬意が関係性の根底に伺えました。作品を覆う明るさ温かみはそういうところから来ていたのでしょうか。
初恋の赤裸々な手記に困惑し、冷静になったうえで手記を出版したいと思い始めている祖母と母、フラッシュダンスは下賤な映画だなどの言い争いとか可笑しくて笑いましたが、つまり自らの心と生活を揺さぶる文章を書いた娘の才能を知ることになった。
子供だと思っていたのが不意に。
娘の主観とヨハンナの主観の現実的な食い違いも初恋の醍醐味が詰まっていて、人を好きになるエネルギーが爛々としていました。
あと俳優陣の身体性が良いなとずっと感じてました。
ラストシーンでこの娘はきっと大丈夫という気がしましたが「夜明けのすべて」の時に感じたきっと大丈夫と似ていた気がします。
とても素晴らしかったです。
ありがとうございました!
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