「タイトルなし(ネタバレ)」絶望の日 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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冒頭、移動する馬車の車輪の画に、娘に宛てたカミーロの手紙の朗読が延々と続く。
カミーロ・カステロ・ブランコは、19世紀ポルトガルの著名な小説家。
その後、カミーロと彼の最期に遭遇する最後の愛人アナに扮する役者の自己紹介や状況説明などが続くかなり独特なスタイル。
(アナ役は、テレーザ・マドルーガ。カミーロ役は、マリオ・バローゾ)
過去と現代が綯い交ぜのスタイル・語り口は、ある種、演劇的か。
文芸ムードも漂っている。
このスタイル不明とでもいうべき前半は秀逸。
ですが、役者の芝居が中心となる後半は、意外とつまらなく、退屈すらも少々覚えたりも。
後方座席で、終始イビキのひとがいたのも、まぁ、冒頭の馬車の車輪にモノローグが続くので、さもありなんかもなぁ。
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