リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界のレビュー・感想・評価
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彼女らの行動があって、今、我々は事実を認識できている。
ドキュメンタリー作品として観るほうがしっくり行くかもしれない。報道写真家・リーミラーの半生を描いているが、点描的な流れで構成されているため、時系列に沿って淡々と綴られていく。
女性でありながら従軍記者になってまで戦線に赴き、その悲惨な実態を写真に収めていく彼女。その動機の根底にあるのが、幼少時代の不幸な出来事であることが終盤示唆されるものの、ホロコーストに纏わるの凄惨すぎる写真や、ヒトラーの浴室での半裸の自撮りなど、今ひとつその行動原理は読み取れずでした。
ただ恣意的な脚色を行わず、リーミラーが撮影した写真を元に純粋に構成されており、非常に真摯で良心的な作品と感じられました。どういう動機が彼女にあったにせよ、報道写真の存在があることで、我々は何が起きたのかを知ることができていることを至く実感した次第。
しかしなんだ。冒頭の上半身裸で屋外ランチしている文化はマジでわからんわ。
女性初の戦場カメラマン
制圧者との闘いと女性としての闘いと。ズシリと重い良作。 リーの生き...
ついに映画化
リー・ミラーについての映画化はいつか現実になってほしいと、随分と前から思っていた。
映画化が決まって喜んだが、日本での公開は2025年と少し遅れたが鑑賞して良かった。
リー・ミラーを参考にした現代版の戦場カメラマンが出た『シビル・ウォー』も日本での公開が遅れた。
今作『LEE』は素晴らしい完成度ではないだろうか。でも正直もう少し長く見たかった。
もう一度映画館で観たいくらいだ。
しかし、今日観た後は暗い気持ちでの帰路となった。ダッハウ強制収容所の残虐行為が生々しく描かれていたせいもある。彼女の人生を考えながら帰った。
「傷にはいろいろある。見える傷だけじゃない。」ケイト・ウィンスレットが主演・製作を務め、モデルから20世紀を代表する報道写真家へと転身した実在の女性の数奇な人生の一部を映画化した作品。そう、一部だけ。
リー・ミラー(Elizabeth Miller:1907年4月23日アメリカ生まれ 〜 1977年7月21日)
今回映画で描かれるリーとパートナーのデイヴィッド・シャーマンは、ダッハウ強制収容所の残虐行為を目撃した最初の従軍記者で、彼らは1945年4月30日に到着し、ミラーは飢えた囚人たちの恐怖とSS警備員の死体を記録。
ローランドとの息子アントニーが、リー・ミラーが1977年に亡くなってからずっと後に、イースト・サセックスの自宅の屋根裏で6万枚のネガとプリントを偶然見つけたて発表し、再び世界が彼女の作品に注目する事となる。
ケイト・ウィンスレットが熱演
奔放だけどズシリと来ます
期待はずれ
シビル・ウォーを観てリー・ミラーにあこがれた。
だが、何だ、コレ。戦場では逃げまくり、撮った写真は事後の写真ばかり。
今そこにある現実に向き合って撮った写真ではない。
シビル・ウォーではまさに弾丸の飛び交う真っ只中に突撃取材していたではないか。
先にこのリー・ミラーの映画が公開されるべきだった。
ユダヤ人が列車で運ばれて消えていると聞く場面がある。ジャーナリストである
リー・ミラーが初めて知ったフリをして驚愕しているが、ジャーナリストである彼女が
そんなこと、初耳であるはずがない。ここが嘘っぽい。
ユダヤ人の骸の写真も収容所が解放されたあとの写真。
「戦場」写真家でありながら、ナチスの冷酷非道な行為の今が写されていない。
解放された収容所で、子供たちがボール遊びをしたり、死臭漂うなかで、平然と
パンを食う姿に、『関心領域』の一部分を垣間見た。
ヒットラーの自宅でバスに入り、自撮りするなど悪乗りがすぎる。
蛇足だが、たばこと酒をいつも手にしている。煙たかった。
世の中に戦争は今も続いている
65点ぐらい。リー・ミラー
ナチスに肉追した実在の女性カメラマン、リー・ミラー。
従軍しヒトラーの浴室まで撮影したっていうから凄いですよね。
終わってから調べたら『シビル・ウォー アメリカ最後の⽇』のモデルになった人みたいで、納得。
ケイト・ウィンスレットが惚れ込んで製作総指揮まで務めたらしいけど、
観ていて既視感を感じて『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』みたいだな…と。
ノエミ・メルランがチョイ役で出てます。
よく似た人だなと思ったらエンドロールで発覚、本人だった(笑)
ジョシュ・オコナーも出てます。
物語的に最後ちょっとサプライズがあります。
それなりに楽しめたけど、あまり響かなかった。
でも、リー・ミラーの写真集や写真展を観てみたくなった。
史実なだけにリアルな人間ドラマ
圧巻!ケイト・ウインスレット!
ケイト・ウインスレットは以前、タイタニックで観た記憶がある。
久々に観たが、演技は圧巻だった。これぞハリウッド女優。
そんな彼女が、リー・ミラー役で出演した本作品は色々考えさせられた。
1939年フランスでリー・ミラーら女友達と男友達と休暇を過ごしていた矢先に
第二次世界大戦が近づく。一夜にして日常生活が一変した。今のウクライナ、ガザも
そうだが、昔も今も変わらない。写真家としてアメリカLife誌で活躍するが、戦中の様々な悲しい光景等を目にするとリー・ミラーは長く苦しむ。リー・ミラーの喜怒哀楽をケイト・ウインスレットは見事に演技で表現した。この表現の仕方が素晴らしかった。作品としては
色々考えさせられる内容だった。この作品を観れば、今のウクライナ・ガザの動きも冷静に観る事ができるだろう。改めて戦争の残酷さ、悲しさを痛感した作品だった。見事。
デイヴィッドはヘビの生殺し
マン・レイのモデルから戦場カメラマンに転身した女性の第二次世界大戦前後の行動をメインにした作品。
ケイト・ウィンスレットが主役のリー・ミラー役で製作総指揮も。セルフプロデュースですな。宛て書きとも言っていいような強〜い女性を演じています。
女優陣はトゥ·レスリーでの主役が記憶に新しいアンドレア・ライズボロー、フランスのエロおネェさんのノエミ·メルラン、そして、マリオン·コンティヤールと豪華でとても嬉しい共演作品。男性陣はケイトより若い俳優ばかり。なかでもジョシュ・オコナーはケイトがシアーシャ·ローナンと共演したアンモナイトの目覚めと同じフランシス·リー監督作品のLEGBT映画、ゴッズオウンカントリーの主役でした。とてもカワイイ。始まってすぐに、フランスの自由主義的な芸術家サークルでノエミ·メルランがおっぱい出しちゃって、ケイトも豊満なおっぱいをチラリズム。もうちょっとみたいと思うタイミングでカットを変える💢
ケイト·ウィスレット、ノエミ·メルランに喧嘩ふっかけてる?って思っちゃいました。
VOGUEってファッション雑誌のイメージしかないから、時事とか、ましてや戦争モノは無理でしょって思ってしまいました。
それにしても、ライフの記者のデイヴィッド(アンディ・サムバーグ)はお気の毒様。こちらのフラストレーションを体現したような役柄。モヤモヤ&ムラムラしました。
古いカメラを見ると、ライカ?とバカのひとつ覚えでしたが、あれはローライフレックスというカメラ。
ポスターにもあるヒトラーのマンションのバスルーム。
リー・ミラーの行動は初めてはいった泥棒が度胸試しにトイレでウンチするみたいな衝動に駆られたんだと思いました。面白い。
アウトローで反骨的なリー・ミラーの行動とケイト・ウィンスレットの強〜い女優魂がシンクロするいいシーンでした。デイヴィッドは所詮、助手オコナーでしたね😎
もう少し若いうちにこの作品を作ってくれたならなぁ〜 老けてきて分別盛りを超えてるのになぁと思ってしまいました。監督も女性で、撮影監督のキャリアは豊富のようですが、映画全体としては見せ方がまだまだでちょっと残念でした。しかし、女性視点のストーリー展開は評価したいと思います。
ケイト·ウィスレットは愛を読むひとの牢獄での老けメイクに追いついてきたとか、タイタニックのおばあちゃんに近づいてきたとか言っちゃ絶対だめですよ😎彼女は唯一無二なんですから。
ケイトウィンスレットが素晴らしい
"悪いことはすべて女の身に起こる"
身体を絞れなかったのか? Kateよ!?
ケイト・ウィンスレットは、私の好きな女優の1人である。他に媚びす、良い作品に出演してきた彼女の姿勢に好感を持っていた。
モデルでマン·ルイのミューズであったLeeが、ドイツ軍の戦火を浴びる現場に飛びこみ、戦場記者としてカメラシャッターをきり続けた記録。ヒトラーのバスタブに身を置きカメラに“事実よ!” と訴えるかのような視線を投げかける。
公開に期待を膨らまた。だが、彼女のfirst shotから『えっ!? 太くない??』Stylishな装いからも、ぽってりした肉付きが気になって仕方がない。戦争が始まり、生活は困窮、彼女が口にするのは、お酒とタバコだけ。仕事は肉体的に過酷極まりない。なのにずっーとポッテリ。
役作りの為に10kgや20kg、数カ月で増減する役者が幾らもいる中で、なんで減量出来なかったの?と言いたくなる。せめて7~8kg絞っていたら、この映画は何倍もLeeの功績に胸打たれるものになっていたでしょうに…
それが残念だ。
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