劇場公開日 2025年5月9日

「マン・レイ登場せず」リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 虎吉さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5マン・レイ登場せず

2025年5月24日
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鑑賞方法:映画館

知的

驚く

ドキドキ

リー・ミラーと聞いて思い出すのは
マン・レイの反転写真。

ところが その後戦争写真家と
なって例のヒトラーのバスタブの
セルフポートレイトを撮った人物だったとは!!
とにかく いろいろ興味深い内容

マン・レイ含めて モデル時代の
歴史的な著名人とのエピソードには
ほとんど触れず。
VOGUE のカメラマンから、映画は始まる

当時は手持ちで二眼レフを使って
マグネシウムを焚いての撮影だったのか?
カメラケースは革製…
重くて 機動力の無い機材環境だったと
改めて 思い知る。

そう。
アナログ時代は ガラス面の反射を消す
オブジェクト消去なんて無いから
ヒトラーの写真額はガラスを外して
画面に納めるんだよな~

歴史上の人物のある数年間を
ギュッと詰めて描写する映画術
これはこれで私は嫌いじゃない。

また、主役の
ケイト・ウィンスレット!
役作りのための
ボディメイクも見応えがある

性的客体を完全に降りた
戦地を走り被写体と対峙する
一個の写真家の女性。

それを体現する 肉体に改造したのは
見事だ
たぶん食事を含めた 凄腕のトレーナーチームが組まれたのだろう。

先日のサブスタンスの
デミ・ムーアもしかり。
アカデミー賞にヘアメイクや衣装デザインもあるなら、ボディメイク部門もあっても面白いとおもう。

※全体的に 面白かったが
一部物足りなかったことが。

同じ写真家をモデルにした
マーク・ギル監督の「レイブンズ」のような
その時代の写真のテクニカルな
オタクが喜ぶ描写が、もっと欲しかった。

虎吉
虎吉さんのコメント
2025年5月25日

確かに!
そうですよね
戦争映画だし。

ただ ドキュメンタリーじゃ無いし
日本のように敗戦国ではない
ウイスキーやタバコのシーンしかり
VOGUE編集長からのシルクの下着…
特権階級のカメラマンを感じてました

コメントありがとうございました

虎吉
ノーキッキングさんのコメント
2025年5月25日

食糧もままならない戦時にあの体型はないかと……

ノーキッキング
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