ベスト・キッド レジェンズのレビュー・感想・評価
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ジャッキーとダニエルさんが一緒に稽古してるだけで満足
ファン向けの映画。ストーリーや登場人物の行動心理はものすごく軽いものだが、いつものベスト・キッドをやってくれてとりあえず満足。
琉球空手がそもそも唐のカンフーから伝わって発達してきた実際の歴史的経緯を、映画では上手く絡めていて、なるほど、ジャッキーとダニエルさんを引き合わせるにはその手があったか、と妙に納得した。
アクションについては、武術的にもはや空手ではなくKarateになってしまってはいるが主演の少年含めみんな頑張っていて楽しめた。(そもそも一作目もミヤギ先生は剛柔流っぽいがダニエルさんはすでにKarateだった気がする)
ダニエルさんとジャッキーが一緒に稽古しているだけでファンは楽しめるはずだから、ファンなら難しいこと考えずに観に行けばよいと思う。
最後のジョニーのセリフもシリーズの愛に溢れていて良かったぞ。
現実にはあんな危険な格闘興行は成立しないと思うのだが、初代ベスト・キッドからずっとそうなのでそれも良し。
楽しめたけど、物足りない!【70点】
TOHOシネマズ日比谷の舞台挨拶にて、
全米公開から3ヶ月遅れてようやく観ることが出来た。
映画の過去作やドラマ「コブラ会」を予習して挑んだので楽しめるところが多かった。
今作はニューヨークが舞台だからかMVみたいにポップで遊び心ある演出が多く、2010年のリブート版とはだいぶ作風が違うなと思った。
スピーディーで前半から展開が早いな〜と思っていたら、後半の修行シーンや大会までのカウントダウン、予選などほとんどの場面がダイジェストというか駆け足で、もっと見せて!って感じ。
ハン師匠も前作とは別人レベルの雰囲気・性格だったのもちょっと気になるところ。それでもミヤギ氏の家でダニエルと出会うシーンはとても感動的で、リーの成長していく姿はかっこよかった。
色んな登場人物がいたからもっと掘り下げて、修行シーンもしっかり描いてくれてらさらに良かったと思う。
2025.8.30.日比谷にて鑑賞
王道だけどそれがいい☺️
数十年ぶりでも問題なし
小学生の頃に、何曜ロードショーかで1作目を観ただけなので、40年近くぶり。
ラルフ・マッチオが出ているとはいえ、若かりし頃のエキゾチックな面影もあまりないし、続編という感じもないので、ミヤギ先生とジャッキーが出てるリメイクがあった事が分かっていれば、別物の映画として困らないかと。
空手とカンフーは似て非なるものだけど、混ぜるとあら不思議、まあ面白い!
王道スポコンのサクセスストーリーだし、敵役コナーは清々しいまでのヒールぶり。日常の動作を修行に取り入れる所を踏襲しているのも良い。
リーとミアのバイクデートは、観てる方が恥ずかしくなるような初々しさ。こういう映画のラブコメシーンは、ちょっとダサい方が可愛らしい。
肝心の試合シーンは、期待通りの白熱展開で結果は予想するまでもないのだけど、そうは言っても熱くなる。
必殺技のドラゴンキックは、どうやってるのかよく分からん!
まだ少年のような顔立ちなのに、生身で出来るのが凄すぎる。
ラルフ・マッチオが友情出演程度なのが残念だけど、94分の上映時間もスッキリしてて丁度良い。
スペインで剣道するような作品
これまでのような結末は破壊王でもパクってるし無いだろう、前作では女の子を起用してたななど思いながら仕事が済んで見た。
だいたいが貧相な住みかに飯、稽古がお決まりだが戦いの舞台がニューヨークと有りその雰囲気が古武道の先入観を消していた。ジャッキーの若い頃の作品を何本も覚えるほど見てるだけにどんな弟子でどんな師匠となるのか期待していたのだが、フォンが師匠に回るなど予想もしてなかったし付かなかった。これぞ頂上決戦には少し吹いた。
ドラゴンキックが地を這ったのは少し残念だったがものすごいハッピーエンドでありながらヒロインとの関係をはっきりさせなかったところにまた奥ゆかしさを感じた。監督だけでなくこれまで何本もの映画を手掛けたり出演しているジャッキー・チェン居てこそ完成した作品と要っても過言ではない。
何度も見たくなる作品に間違いないだろう
ベストキッド1と2をみておくと良いですよ、
なぜ破壊道場なのか分かる人は分かるので
素晴らしき2本の枝と1本の木
圧巻の舞台挨拶
語ってくれ、彼の生きざまを
新たな物語を描いてくれたことに感謝
世代も国境も越えて、"友"のために戦う
戦う価値があるか?2つの枝、1本の樹
人生が変わった瞬間を覚えている。人生には挫けるときがあるけど、立ち上がるかは自分次第。人生ですべき問いは、"戦う価値があるか?"…。どこに行っても卑怯な奴は居るけど、そんな攻撃的な虎を罠にかけろドラゴン・キック!
"2つの枝、1本の樹" = 師匠ジャッキー ✕ 先生ラルフ・マッチオ、海を越える"伝説"共演!! そんな2人が本格登場するまでの前半部分は、丹念に時間をかけて(正直焦れったい感は否めない)描くものの、登場してからはポンポンと時間が過ぎていく作りでサクッと見やすかった。1パンチ1日?オリジナルや本シリーズにしっかりと踏襲したストーリーラインや要素ながらも、敵サイドに遺恨や変なドラマなどもなくストレートでわかりやすい作り。
メガホンを取った『このサイテーな世界の終わり』『ノット・オーケー』とティーンものを得意とするジョナサン・エントウィッスル監督の元、音楽も大事な役割を果たしながら(西海岸行くときはCalifornia Loveなの笑った)、現代らしくアップデートされた音楽性やストリート・街の雰囲気を反映するようでもあった。それには音楽面含め監督の演出が多分に生きていて、ティーン向きとして機能しつつ、試合シーンのポイント制の表示の仕方とかも(好き嫌いは置いておいて)ポップだった。
合わせ技一本!ジャッキーのアメリカ初登場シーンがジャッキーっぽいコミカルアクションだったことと、作中に出てくる鍛錬シーンにいくつかジャッキー作品を彷彿とさせるものがあった。最後に『ベスト・キッド2』みたいにトドメ刺すと見せかけて、「バカ者」って鼻つまむやつやってほしかった(冒頭で『ベスト・キッド2』から振り返っているわけだし)。
P.S. デモリション(破壊)道場なんて、親だったら絶対に我が子通わせない。『ゴーストバスターズ』など最近流行りの"なつかしベリー"案件で、ミヤギ道空手輩出のヒラリー・スワンクやジェイデン・スミスが出るかと言われると…?スライス・ファースト、ノー・アンチョビ!
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2日間で11回の舞台挨拶!その1回に、幸運にも参戦できた。生ジャッキーに鳥肌立った。
みんなジャッキーの映画観て大人になってきたわけで、自分にとってその原体験は『ラッシュアワー』だろうか。
アカデミー賞にスタントデザイン賞が新設されるのは長年の働きかけはもちろんジャッキーのような唯一無二の開拓者がいてくれたからこそだし、根っからのエンターテイナーで気さくな人柄のジャッキーは2曲も歌ってくれた。
『ベスト・キッド(The Karate Kid)』『新宿インシデント』『フォーリナー』のときにはロバート・デ・ニーロやダスティン・ホフマンのような役者になろうと意識したとのこと。ジャッキーが本作のタイトルを言うときに「カラテ・キッド」でなく、日本人には長年慣れ親しまれた邦題の『ベスト・キッド』"Best Kid"と言ってくれているのが印象的だった。
ミヤギセンセイに捧ぐ
北京からニューヨークに越してきた高校生のリーが師匠らから空手とカンフーの特訓を受け格闘大会に挑むというお話。
個人的にベスト・キッドシリーズが大好きなので色んな形で何年経っても続編をやってくれるのはとても嬉しい。しかも今作は第1作へのリスペクトがとても感じられ、一周回って原点に戻ったような構成と演出になっています。
道場でひたすら練習するよりも普段の生活や身近な道具を使って身につけていく。しかも空手とカンフーの師匠からダブルで教わるゴチャゴチャ感が何だか笑えました。主人公のリーはユーモアがあって真っ直ぐでお勉強は苦手みたいだけど、魅力がありました。
ダニエルさん登場するだけでもスペシャルなのに、最後にまたまたサプライズであのお方が😳キャー‼️
ダニエルさんがペンキ塗りしたミヤギさんのお家や車もそのまま残っていて、受け継がれているのがひたすらエモい。最高でした。
10年・・・いや5年前なら・・・
ラルフとジャッキーを出したいのはわかるけど
ベストキッドは旧作を2まで。ジャッキーのリメイク、コブラ会は全シーズン鑑賞済。なので、まあまあベストキッドファンなのかな?このシリーズはずーっとダサカッコいいが作品のトーン。今時珍しい、日本や空手の間違った常識がそのまま描かれいて、ちょっと恥ずかしくなるくらい。それでも負けて、鍛えて、勝つ系の王道らしくバカにしながらも、気づくと感情移入して熱いものが込み上げてきます。
前作のジャッキーのリメイクも良かったので期待と言うよりも安心して劇場に向かったのですが、やられました。まず、話が唐突で無理やり。メインキャストが敵も味方も印象が薄い。ラルフ・マッチオを出すための後付けのおかしな設定もひどい。出したいのはわかるけど、もう少しまともな演出があるのでは?登場してからも中途半端なポジションで存在意義が感じられない。主役の少年も、これまでのベストキッドとは違い元からまあまあ強い。これが原因で、成長の過程が微妙であまり盛り上がらない。また、随所で流れるPOPミュージックがシーンと合っていない。コブラ会の最終シーズン見終わって楽しみにしてたのに勘弁してください。個人的にはおまけ映像であの人が出てたのはプラスポイント。
カンフー少年、ニューヨークへ行く
話の導入部分はベストキッドの1作目や星の王子、ニューヨークへ行くなどで定番のパターンで映画ファンなら100回は見たような話なんですが、いい意味で王道、安心して見れるタイプの映画ですね。斬新さとかはいらない、老舗のラーメンやハンバーグの味を食べに来てるんだこっちはという。
ストーリーの要素からすると2時間半くらいあってもおかしくないんですがそれが94分ということで話はサクサク進みます。ストーリーは古典でもこのスピード感は現代的ですね。
派手な対人戦、アクションがあるのはいうまでもないんですが、カンフー映画の魅力といえばなんといっても風変わりな修行、特訓シーン。まさにその期待にバッチリこたえてくれてます。修行シーンを面白く見せることにかけてはカンフー映画は随一ですね。
軽快なギャグに脇役たちも実に魅力的で、深く考えずに楽しめる映画を見たいならはずさない作品になったかと
闘う意味
王道ながらスッキリまとまった一本
■ 作品情報
1984年に1作目が公開されて大ヒットを記録し、続編やリメイク、スピンオフドラマ「コブラ会」も人気を博す「ベスト・キッド」のシリーズ通算6作目。監督はジョナサン・エントウィッスル、脚本はカレン・ローゼンフェルト、主なキャスは、ベン・ウォン、ジャッキー・チェン、ラルフ・マッチオ、ジョシュア・ジャクソン、セイディ・スタンリー、アラミス・ナイト。
■ ストーリー
北京で師匠ハンからカンフーの指導を受けていた高校生リーは、母と共にニューヨークへ移住することになる。慣れない暮らしで、学校に馴染めず、クラスメイトからも不当な嫌がらせを受ける。そんな中、同級生でもある近所のピザ屋の娘ミアと親しくなり、彼女の父が借金を抱えていること知る。リーは、好意を寄せるミアのため、自身を打ちのめしたコナーへのリベンジのため、高額賞金のかかった格闘大会への出場を決意する。
■ 感想
時間がなく、過去作未鑑賞で臨んだのですが、全く問題なく楽しむことができました。リーの成長譚を中心に据えつつ、淡いラブストーリーや家族の絆、そして師弟愛といった要素が、テンポよく、そして淀みなく展開していきます。物語の心地よい流れに、あっという間に引き込まれてしまいます。
特に印象的だったのは、前半に描かれるピザ屋の親父を鍛えるというユニークな展開です。従来の師弟モノの枠を超えた逆転の発想が新鮮で、思わず笑みがこぼれます。また、兄との大切な思い出であるドラゴン・キックが、物語の序盤から丁寧に伏線として張られ、クライマックスのフィニッシュへと繋がっていく様も、予想の範疇とはいえスッキリとまとまっており、非常に爽快な気分を味わえます。
過去のシリーズで一世を風靡した、ジャッキー・チェンとラルフ・マッチオの二人を、師と先生として迎え入れ、カンフーと空手を融合させた修行も、ファンにはたまらないうれしいアイデアだと感じます。短期間で目覚ましい成果を上げるリーの姿は、確かに「できすぎでは?」とも思ってしまいますが、彼にはもともと素質があり、基礎鍛錬も積んでいたということなら、まあ許容の範囲内です。
また、真剣な武道の世界を描きながらも、ユーモアを忘れていないところも、本作の魅力も一つです。やはりジャッキーの出る映画はこうでなくてはいけません。シリアスな展開と笑いのバランスが絶妙で、最後まで飽きさせることがありません。
主演のベン・ウォンは知らない俳優でしたが、彼の童顔と嫌味のない佇まいがリーにぴったりで、まさに青春の輝きを表現しており、物語全体が爽やかな魅力に包まれています。試合前には礼儀を欠いていた対戦相手コナーが、試合後にはわずかですが敬意を示す場面も、人間ドラマとして心に残ります。
本作がヒットすれば、また新たにシリーズ展開される可能性もあり、それも観てみたい気もします。でも、本作がこれだけきれいにスッキリまとまっているので、このままで次回作なしでもいいと思います。
仏作って魂入れず・・・
欧米人が描く日本伝統の「〜道」って、精神性への理解が難しいためか、どうしても「トンデモ」になっちゃうという典型的な作品。(というかシリーズ)。
心や気持ちの様な目に見えないものは最初から表現しませんという、ある意味合理的な考え方だけど、自分も日英バイリンガルのアメリカ人の同僚に「侘び寂び」を説明するのに苦労した思い出があり、生活する中で感じ取る日本特有の感覚なので仕方がないとは思ってるけど。
大都市ニューヨークで小柄な男子が屈強な体躯のいじめっ子を空手で倒すという爽快なカタルシスを感じさせるためにはステレオタイプのアジアンビジュアルというのは必須だったのだろうが、恋愛要素も多分に含まれるストーリーにもかかわらず、なぜ彼?というあくまでも個人的な疑問と不満が終始引っかかったままだった。
シリーズ1弾目では特に強調された、日々の鍛錬の積み重ねや正しい生活を送る事の重要性などは完全にスルーされ、クンフーと空手2人のレジェンドとの10日間の特訓だけって、ミヤギ道の精神とは相反するものの様な気がしてガッカリした。
ラルフ・マッチヨの近影が見られたことは収穫だった。
高校生の頃「アウトサイダー」にハマり、出演していたブラッドパックがその後に大活躍をした事が嬉しかったが、グループでは坊や役だった彼が実年齢では一番年上だった事を知りちょっと驚いたことも含め思い出深い役者さん。
シリーズ各話を一つにまとめ上げ、クンフーや空手とはかけ離れたイメージの北京やニューヨークを舞台にするチャレンジ性は認めるが、「SHOGUN」で真田広之がこだわった様に、せめて日本人の空手家の監修くらいは受けて欲しかったと思う。
karateではなく空手
近年の大作映画は、
クライマックスの後にも、さらに波乱を重ね、
余韻よりも情報量で観客を圧倒する傾向にある。
だが本作は、あえてその流れに逆らうかのように、
核心となる〈気配〉だけを残して潔く幕を下ろす。
その終わり方には、シリーズを通じて確立された世界観と、
登場人物(本作で出番は無かった人含)への揺るぎない信頼感がにじむ。
いわば、これは王道物語が見せる〈横綱相撲〉の構えだ。
〈気配〉を匂わせながらも、
今作単体としての物語の円環を美しく完結させている。
物語の中盤、ジャッキー・チェンはこう語る。
「リーには、ニューヨークの〈karate〉を習わせたくない。
〈ミヤギ空手〉を学ばせたい」と。
その一言は、単なる流派の違いを超えた、
カンフーと空手と武道観と人間形成の哲学の対比を浮かび上がらせる。
このセリフに込められた想いと、
物語を通して醸成された〈気配〉だけで、
満足を得る観客も少なくないだろう。
激しいアクションや過剰な感情表現に頼らず、
静かな情熱と信念で勝負する。
それはまさに、
〈空手に先手なし〉
ミヤギ先生の、型を貫く者たちの美学そのものだ。
ライトテイスト
全く心は揺さぶられないが、それなりにおもしろかった。
ベストキッドシリーズはそれなりに観たはずだが、一作目以外の印象は希薄。
それだけにそのキッドの出演は印象深いが、期待していただけにたどたどしさにはちょっとガッカリ。
最近の媚中共ジャッキーにはかなり失望していたが、今作は裏が感じられず良かった。
壊滅状態の香港の残り香が感じられた。
ストーリーはお約束だから、無難な線で不満はない。
そんな中、前半のロッキー的なノリには好感が持てた。
欲を言えば、それぞれが何らかのバックグラウンドを持っているのに
全般に登場人物が深掘りされず、心に響かなかったのはちょっと残念。
30分延ばせば、水戸黄門以上の深みが出たのではないかと惜しまれる。
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