ベスト・キッド レジェンズのレビュー・感想・評価
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80年代の僕らが想像し得なかった共演
たしか80年代末の『ベストキッド3』が練られる際、作り手たちの間で「数百年前の中国で目覚めたミヤギが、流派のルーツに迫る」という幻想と武道の間をゆくプロットが検討されたこともあったとか。それとの関連性は分からないが、15年ぶりの新作が「一つの起源、二つの流派」という要素を掘り下げているのを興味深く感じた。それも単にルーツに触れるだけでなく、物語が二国間にまたがり、なおかつジャッキーとマッチオが一つの画角に収まるという、80年代の僕らが想像しえなかった未来がスクリーン上で展開しているのである。せっかく共演するのだからもっとガッツリと観たかったという思いがある一方、あくまで主人公はKIDなので、華麗な身体能力と多彩な演技で魅せるベン・ウォンにたっぷりスポットが当たるのは当然か。お馴染みの筋書きは万人向けで分かりやすい。やや省略を抑え、試合をはじめ細部を丁寧に描いてくれれば、なお良かったのだが。
「主人公の成長」
わかりやすい
面白い楽しい
うん、こーゆーのでいい
初代「ベスト・キッド」やリメイク版「ベスト・キッド」に比べるとストーリーが薄くキャラにも深みがない。
てな批判が多い本作。
うん、わかる。
自分もこの二本の良作のいいとこ取りの様な作品を期待していた。
だが蓋を開けてみればジャッキー様の出番は少ないしラルフ・マッチオなんてわざわざ呼ぶ必要あったかと思えるし敵役は終始ろくでもないしでストーリーの見所的な物はほぼ無い映画になってしまっていた。
むしろ彼女のパパや家庭教師役のキャラの方がイイ味出してたと思えるほどだ。
だがこの映画をこれ迄のスポ根映画と同列に観るのでは無くカンフー映画として観ると決して悪くはない。
アクションの配分もいいし物語もテンポよくサクサク進んで弛れ場が無い。
初代やリメイク版だと空手やカンフーを1から始めるのでどうしてもアクションの見せ場が映画開始から遅くなる。
このスポ根映画からカンフー映画への路線変更は、同じ事を繰り返すつもりは無いという製作側の意志の現れだと思う。
実際ランニングタイムは初代130分、リメイク版140分に対して本作はポップコーンが丁度無くなる94分だ。
もし初代とリメイク版をそれぞれ掘り下げた様なストーリーにしたら150分を越えた映画になったのではないかな。
それはそれで観てみたい気もするが、カンフー映画路線に切り替えたこの作品も決して悪くはない。観る側にも切り替えが必要だが。
さてそんな " カンフー映画 " に主演となったベン・ウォン君。2000年生まれの現在25歳。(全然Kidじゃない)
上海生まれという事で英語が母国語ではない事に驚きだが、6歳で母と共にアメリカに移住したとの事なのであの流暢な英語も納得だ。
中国武術にも堪能の様でアメリカ育ちでも母国への敬意は忘れていなかったのだろう。このへんがオーディション合格の決め手になったんじゃないかな。
あまりハンサムではないが(失礼)、何故かスクリーン映えしていたのは武術で鍛えた所作の美しさと流暢な英語と演技力の賜物だと思う。
加えてあのアクションスキルの高さは目を瞠るものだ。
本作のアクションシーンはジャッキーのスタントチームがコーディネートしていたとはいえ、ジャッキーアクションを完コピ出来るというのは受けの演技力も相当高いという事だ。受けのアクションというのはジャッキーアクションの真髄と云うべきものなので、そこを継承したのだから今後に期待しかない。
もしジャッキー様の意気に背くような事あらば、世界中のファンが黙ってないと思えw
まぁ身勝手なファンの想いはさて置いて、本作はテンポの良いカンフー映画と思えば悪くはない作品だ。(テンポが良過ぎて編集が雑とさえ思えるが)
そしてベン・ウォン君の顔と名前を間違いなく世界中のアクション映画ファンが知る事になった。
ジャッキー様は常々これからは若手を育てたいと仰っている。この作品はその成功例であると思いたい。
のでキレのあるカンフー映画が観たいというかたに、
オススメ。
好きだなぁ〜こういう映画‼️
傑作!
コブラ会シリーズにより魅力が底上げされた「ベストキッド」シリーズの最新作にして、本家「ベスト・キッド」とリメイク版「ベスト・キッド」のユニバースを一つにした続編「ベスト・キッド レジェンズ」
「コブラ会」は敗者にスポットを当て、敗者ならではの価値観・世界観による"笑えて、下品で、セコくて、だらしない"リベンジストーリーというスピンオフ、シークエルとしてとても画期的で共感に詰まった最高のドラマシリーズだった。
本作はそんな「コブラ会」の後押しを大いに受け、ジャッキー・チェンによるリメイク版「ベスト・キッド」を本筋に呼び込むという力技のストーリー。
冒頭で明かされるカンフーとミヤギ道の伝承エピソードは、沖縄の武術をルーツに持つ空手道の歴史として何となく受け入れられる範疇であり、よく考えたなと思った笑
また、本作は登場人物も魅力的で、主人公リーを演じる(ベン・ウォン)の茶目っ気あるキャラクターや、ピザ屋店主演じるジョシュア・ジャクソンのチャーミングさ、そしてなんといってもジャッキー・チェンだろう。
本作はジャッキー・チェン好きこそ楽しめるお馴染みのアクションや動きに溢れている。
また、コミカルシーンのキレ・バランスも良い。
主人公がカンフーの基礎がすでに出来ているという設定もテンポ良く観れる要因だろう。
ただ、決勝戦の舞台はやりすぎ笑
1作目「ベスト・キッド」からこんな空手の大会ねえよ!と思っていましたが、本作はぶっ飛びすぎていてもう参りました笑
1作目「ベスト・キッド」はあの「ロッキー」のジョン・G・アヴィルドセン監督による青春版ロッキーのような映画だった。(音楽もロッキーと同じビル・コンティ)
ラルフ・マッチオの出番が少ないのと敵役の設定が弱く少し物足りなかったが、ラストにはコブラ会シリーズを観てきた人には嬉しいサプライズありで楽しい映画だった。
ベストキッド 同窓会!!奇跡のオリジナル、リメイク合体
1984年の「ベストキッド」。監督はジョン・G・アビルドセン。まさに「ロッキー」の青春空手映画。若者の瑞々しさと純愛、そして師との出会い、空手を通して成長する姿を描いた秀作でした。難をいえば、主演のラルフ・マッチオ君の空手アクションが頼りなかったぐらいでしょうか?。2010年版は、ウイル・スミスの親ばかぶりが発揮され、息子のジェイデン・スミスの可愛さと運動能力の高さ、生きるレジェンド ジャッキー・チェンの年を感じさせないカンフーアクションが冴えたこちらも秀作。この「ベスト・キッド レジェンズ」はまさに奇跡の合体作です。
こちらもいまだ衰え知らずのジャッキーのカンフーテクニックが素晴らしく、ストーリーは二回目のリメイクかと思わせる設定ではありますが、それでも新カラテキッド(カンフーキッド)のベン・ウォンのテクニックは魅せてくれ、最後は心震えます。オリジナル版へのレスペクト感が強く、もう亡くなったノリユキ・パット・モリタがオープニングで出てきたときは胸が熱くなりました。1時間半の上映時間がちょうどいいです。オリジナルファンには嬉しいサプライズもあり楽しめる作品です。
レジェンド競演!お約束の展開も軽快に観れた。主演ベン・ウォンのアクションもっと観たかった。カンフーキッドではなく、空手キッドが正しい!
予定調和なれど、期待の展開で軽快な語り口で良かった。
映画オリジナルシリーズ4作、映画リメイク1作、ドラマシリーズに続く続編。
シリーズの集大成として、シリーズ主演のラルフ・マッチオとジャッキー・チェンが出演。
主演のベン・ウォンは、これまでの主人公と違い最初からカンフーを身に着けている役で、
ヒロインの親父が夜襲われるのを助けるシーンでは、その技をいかんなく発揮していました。
リメイク版の時は普通に面白く見てしまいましたが、よく考えると、オリジナルシリーズでは「カラテキッド」だったはずが、リメイク版ではカンフーになってしまった!
大スター・ジャッキーに、オリジナルのネームバリューだけ持っていかれて主演。
カラテからカンフーに改変されたことは許せませんでした!
ジャッキーには、シリーズ全体について、その途中から割り込んできて大きな顔しているのは面白くない。
上映時間が短くてコンパクトにサラッと観れるのはいい点でもありますが、その分物足りなくて観たかったシーンもいっぱいあります。
もっと、試合江勝ち抜くところもちゃんと見たかった。
お約束の展開が多い作品でしたが、せっかくなので、マッチオとジャッキーのアクションももっと観たかったです。
屈辱的体験や葛藤をもっと観たい。
ベストキッド1からのファンで待望の最新作です。
いつもの王道のパターンに加え、2人の師匠の登場などで終始ニヤリとさせられます。
(ジェットリーとジャッキーのドラゴンキングダムに少し似てますかね。)
ジャッキー・ラルフのアクション、無駄の無い内容で1.5時間では足らないです。
長い間微妙に気にはなっていた、空手版ベストキッドが本道で、カンフー版ベストキッド版がアナザーストーリー。今回はソコの整合性がとれ、両方がリスペクトされ繋がりました。この機会に全作品通してみるのも楽しい発見があるかもしれません。
オッサンに稽古をつけるパートがあるのですが、ここが当時からのファンにはグッときました。
(自分のトレーニングの景気づけに観にいって本当に良かった。)
ただあと1つ重要なパーツがほしかった。
主人公の屈辱とメンタルの弱さ
である。
主人公はユーモアがあり2枚目じゃない所に好感がもてる。
けど、もう少し要領が悪くてメンタルも弱い方が後からの展開が燃えますね。
もっと泥くさくていい。(料理を頭から被って、ヨロヨロとスッ転んで大笑いされてO.K.です)
あと親がもっと過保護な方がグッとくる。
理不尽な目にあい、何も楽しめず、家族に当たり、周りも何もしてやれない。
ダメ親父風の師匠が、主人公の境遇を知り、禁格闘技の封印を解き指導。その最中師匠もまた深い悲しみを抱えていることを知り共感する。稽古を通じて、師匠と弟子が共に立ち直っていく。
これぞベストキッド。
ともかく続編が出てくれて嬉しい。
次も期待してますよ!
まだまだいけますよね、ジャッキー!
B級になれないC +の映画
カンフーキッド、ベストキッド風味。
が正解の映画。
なんと言うか、全体的に物事が軽すぎて、感情移入がしにくい。
予定調和的なストーリー
そこそこの格闘シーン
なんかこれだ!と言う主張が最後までわからんかった。
昔の香港映画テイスト満載だった。
それはそれで良さがあるのだろうが。
まあ、無理に映画館でなくても良いかな?
と思った映画だった。
ベストキッドの続編ではなく、サイドストーリー的に見るのが正解だと思う。
このお決まりな感じがいいんです
空手とカンフーのハイブリッド・キッド
昔、ジャッキー・チェンのリブート版を観て、アメリカ人にとってカンフーも空手も同じなんだなと思ってたら、今作では最初に空手とカンフーのつながりを丁寧に説明しているので好感が持てました。さらに、リブート版がオリジナル版の世界と一緒になっているので、ビックリです。お話しは定番通りで、北京からNYに引越した中国人の男の子が彼女のために一念発起して空手大会に出る他愛もない内容だけど、彼につく師匠が、ジャッキーとオリジナル版の主人公のラルフ・マッチオチと言うのが嬉しくなります。この二人の師匠の設定が面白く、二人の相反する指導に主人公がボコボコにされたり、試合後に彼を痛めつけようとした相手を師匠達がコテンパンにやっつけるのは痛快です。空手とカンフーを一本の幹から別れた二本の枝と言う、相手をリスペクトする二人の師匠のスタンスは武道に限らず奥が深いです。役者では、ジャッキーが飄々とした老師父を楽しそうに演じています。元気だなぁ。久しぶりのラルフ・マッチオチも、若々しくすごくいい感じに年を取った感じでカッコよかったです。
ハジメッ゙‼
兄を亡くしている北京生まれの少年が母と共にニューヨークに渡り…そこで出逢ったピザ屋親子と対峙するいわくつきジムの連中と闘う物語。
高校生であるリーが移住先で恋に落ち、その元カレで性悪で空手(?)の達人のコナーと闘い…といった王道ストーリー。そこに家族の悲劇とかいったドラマも交えているが、あまりそのあたりよりも純粋にアクションを楽しむ作品でしょうか。
特にこれといって目を見張るようなモノがあるわけではないものの、小難しくない作品として観易く仕上がっている印象。ただ何というか、個人的にあんまりキャラに魅力的な人物がいたかというと…まぁピザ屋のパパは応援したくなる存在だったかな。
ってゆうか、あんな青空格闘技みたいなトーナメントで5万ドルもどうやって払えるのよ(笑)これもアメリカンドリームか。
そして空手とは…。
いずれにせよ、痛快なアクションが満載されているので、スカッとしたい人にはおススメの作品ですね。
何も考えず観て楽しめました
全193件中、1~20件目を表示
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