「40年前に夢にも思わなかった奇蹟の共演が胸アツ」ベスト・キッド レジェンズ 和田隆さんの映画レビュー(感想・評価)
40年前に夢にも思わなかった奇蹟の共演が胸アツ
今から約40年前、1985年の劇場公開後に地上波テレビ放映かレンタルビデオで見た「ベスト・キッド(1984)」。いじめられっこの高校生ダニエル(ラルフ・マッチオ)が、日系2世の空手の達人ミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)と出会い、カリフォルニアの夕陽を背に浜辺で修行するダニエルの印象的な姿が、まだ少年だった筆者の心に今もずっと焼きついています。
オリジナル版で高校生ダニエルを演じたラルフと、リメイク版「ベスト・キッド」(2010)で師匠ハンを演じたジャッキー・チェンが初競演し、空手とカンフー、2つの“ベスト・キッド”の世界がニューヨークで一つになるという奇蹟が実現。ラルフとジャッキーが同じスクリーンのフレームの中におさまる日が来るなんて、40年前には夢にも思いませんでした。
新たな極みに挑戦し、今の自分を超えようとする姿は、国や人種、時代を越えて、勇気と感動を与えてくれます。物語と同様に、本シリーズの魂を受け継ぐ作品です。
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