「うん、こーゆーのでいい」ベスト・キッド レジェンズ MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
うん、こーゆーのでいい
初代「ベスト・キッド」やリメイク版「ベスト・キッド」に比べるとストーリーが薄くキャラにも深みがない。
てな批判が多い本作。
うん、わかる。
自分もこの二本の良作のいいとこ取りの様な作品を期待していた。
だが蓋を開けてみればジャッキー様の出番は少ないしラルフ・マッチオなんてわざわざ呼ぶ必要あったかと思えるし敵役は終始ろくでもないしでストーリーの見所的な物はほぼ無い映画になってしまっていた。
むしろ彼女のパパや家庭教師役のキャラの方がイイ味出してたと思えるほどだ。
だがこの映画をこれ迄のスポ根映画と同列に観るのでは無くカンフー映画として観ると決して悪くはない。
アクションの配分もいいし物語もテンポよくサクサク進んで弛れ場が無い。
初代やリメイク版だと空手やカンフーを1から始めるのでどうしてもアクションの見せ場が映画開始から遅くなる。
このスポ根映画からカンフー映画への路線変更は、同じ事を繰り返すつもりは無いという製作側の意志の現れだと思う。
実際ランニングタイムは初代130分、リメイク版140分に対して本作はポップコーンが丁度無くなる94分だ。
もし初代とリメイク版をそれぞれ掘り下げた様なストーリーにしたら150分を越えた映画になったのではないかな。
それはそれで観てみたい気もするが、カンフー映画路線に切り替えたこの作品も決して悪くはない。観る側にも切り替えが必要だが。
さてそんな " カンフー映画 " に主演となったベン・ウォン君。2000年生まれの現在25歳。(全然Kidじゃない)
上海生まれという事で英語が母国語ではない事に驚きだが、6歳で母と共にアメリカに移住したとの事なのであの流暢な英語も納得だ。
中国武術にも堪能の様でアメリカ育ちでも母国への敬意は忘れていなかったのだろう。このへんがオーディション合格の決め手になったんじゃないかな。
あまりハンサムではないが(失礼)、何故かスクリーン映えしていたのは武術で鍛えた所作の美しさと流暢な英語と演技力の賜物だと思う。
加えてあのアクションスキルの高さは目を瞠るものだ。
本作のアクションシーンはジャッキーのスタントチームがコーディネートしていたとはいえ、ジャッキーアクションを完コピ出来るというのは受けの演技力も相当高いという事だ。受けのアクションというのはジャッキーアクションの真髄と云うべきものなので、そこを継承したのだから今後に期待しかない。
もしジャッキー様の意気に背くような事あらば、世界中のファンが黙ってないと思えw
まぁ身勝手なファンの想いはさて置いて、本作はテンポの良いカンフー映画と思えば悪くはない作品だ。(テンポが良過ぎて編集が雑とさえ思えるが)
そしてベン・ウォン君の顔と名前を間違いなく世界中のアクション映画ファンが知る事になった。
ジャッキー様は常々これからは若手を育てたいと仰っている。この作品はその成功例であると思いたい。
のでキレのあるカンフー映画が観たいというかたに、
オススメ。
ブシェミさん、好き!
ベスト・キッドのリメイク版、配信でやってるか調べてみます。パットさんの顔を調べたら見たことある!と思いました。絶対に何かのアメリカ映画で見てたはず~!
アクションはMAKOさんに聞け!ですだ!「ベスト・キッド」に初代とリメイク版があったとは全然知りませんでした!サクサク見ることできて楽しかったです。主役の男の子、10代だと思っていて、アクションも演技も上手いなあとおもいました。演技が上手いと顔の造作なんて関係ないこと、実感しました~
こんばんは。
まるっと全て大共感のレビューでした♪
MAKOさんがパパんとアランに触れていてくれて嬉しいです。
私2人共かなり好きでした(^。^)b
ベンウォン君25歳なんですか!
童○感漂っていましたw
いや、しかし、中々凄かったですよね!
ジャッキーの後継者として期待しちゃいます。
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