「傑作!」ベスト・キッド レジェンズ ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 傑作!

2025年9月7日
iPhoneアプリから投稿

コブラ会シリーズにより魅力が底上げされた「ベストキッド」シリーズの最新作にして、本家「ベスト・キッド」とリメイク版「ベスト・キッド」のユニバースを一つにした続編「ベスト・キッド レジェンズ」

「コブラ会」は敗者にスポットを当て、敗者ならではの価値観・世界観による"笑えて、下品で、セコくて、だらしない"リベンジストーリーというスピンオフ、シークエルとしてとても画期的で共感に詰まった最高のドラマシリーズだった。

本作はそんな「コブラ会」の後押しを大いに受け、ジャッキー・チェンによるリメイク版「ベスト・キッド」を本筋に呼び込むという力技のストーリー。

冒頭で明かされるカンフーとミヤギ道の伝承エピソードは、沖縄の武術をルーツに持つ空手道の歴史として何となく受け入れられる範疇であり、よく考えたなと思った笑

また、本作は登場人物も魅力的で、主人公リーを演じる(ベン・ウォン)の茶目っ気あるキャラクターや、ピザ屋店主演じるジョシュア・ジャクソンのチャーミングさ、そしてなんといってもジャッキー・チェンだろう。

本作はジャッキー・チェン好きこそ楽しめるお馴染みのアクションや動きに溢れている。
また、コミカルシーンのキレ・バランスも良い。

主人公がカンフーの基礎がすでに出来ているという設定もテンポ良く観れる要因だろう。
ただ、決勝戦の舞台はやりすぎ笑
1作目「ベスト・キッド」からこんな空手の大会ねえよ!と思っていましたが、本作はぶっ飛びすぎていてもう参りました笑

1作目「ベスト・キッド」はあの「ロッキー」のジョン・G・アヴィルドセン監督による青春版ロッキーのような映画だった。(音楽もロッキーと同じビル・コンティ)

ラルフ・マッチオの出番が少ないのと敵役の設定が弱く少し物足りなかったが、ラストにはコブラ会シリーズを観てきた人には嬉しいサプライズありで楽しい映画だった。

ヘルスポーン
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