「結末は見えてても楽しめる」ベスト・キッド レジェンズ 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
結末は見えてても楽しめる
全盛期のジャッキー・チェン作品はほとんど観ていないのだが、最近10年間に日本で公開された作品はほとんど観ていると思う。あまりハズレが無いと思うのと、作品に共通して感じるのは“癒し”。 ジャッキー・チェンのあの笑顔から来るのだと思うが、いつも観賞後は穏やかな気持ちになる。
ベスト・キッドシリーズは全く観ていないが、ジャッキー・チェンの作品ということで観賞することに。
【物語】
北京の高校生リー(ベン・ワン)は大叔父でありカンフーの達人ミスター・ハン(ジャッキー・チェン)にカンフーの指導を受けていた。しかし、医者の母親がニューヨークの病院に勤めることになり北京を離れ、ニューヨークに。
しかし、新たな環境になじめずにいたリーにとって、唯一の友人は近くのピザ屋を営む父娘。しかし、父親が作った借金で父娘は店を失う危機に陥る。カンフーがきっかけで長男を失った母親に武道をきつく止められていたリーだったが、友人父娘を助けたい一心で高額賞金付き空手大会への出場を決意する。
カンフーのスキルだけでは通用しないことに気付かされるリーだが、北京から訪ねて来たハンが手を差し伸べる。
【感想】
予告編と序盤1/4くらいを観れば結末は容易に想像できる作品だが、それでも結構楽しめた。
その一番の要因は主人公リーとガールフレンド ミアのキャスティングだ。ふたりはイケメン&美少女とは言い難いが、かと言ってブサイクでもなく、観ている間に親しみを感じ、応援したくなる、いい塩梅の容姿。 結末が見えているだけに、主人公を応援したいと思えることは重要だと思う。
もちろん、ジャッキー・チェンの存在も効いている。ただし、ジャッキーはクレジット順一番だが、主人公ではないことは要注意。それでも、リーと師弟関係にある重要なポジションにいるし、今作でもジャッキーの存在が随所で作品の空気が和らげている。
大傑作とは言わないが、観れば
「あー楽しかった」
と言えると思う。
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