「サクサクと見やすい若者向け青春アクション」ベスト・キッド レジェンズ 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
サクサクと見やすい若者向け青春アクション
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スイスイ、サクサクとテンポよく進んでいくのは、ゲーム表現などを取り入れた編集に寄るところが大きい。あっさりしていてもっと粘った演出が見たい気もするが、ティーンが主人公の青春モノである以上、いまの若い世代が安心安全で見やすい作りであるのはひとつの最適解なのだと思う(すごくセンスのいい引きの画があったりもしたので、実は硬軟使い分けられる監督なのだとも思う)。ジャッキー・チェンとラルフ・マッチオの共演!と過去の『ベスト・キッド』同士のコラボを目当てにするとちょっと肩透かしを喰らい、特にラルフ・マッチオはゲストコーチくらいの扱いなので、ポスターにデカデカと載っているのはいささか誇大広告ではある。むしろ前半を占めているジョシュア・ジャクソン演じる近所のピザ屋のオヤジ(とその娘)との交流パートの印象が良い。この感じで続けられるなら、コブラ会メンバーやジェイデン・スミスらも巻き込んだオールスター総集結祭りみたいなのも一度は観てみたい気がしてきた。
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