「予告を大幅に上回るエモさ。逆予告詐欺!」ベスト・キッド レジェンズ momoさんの映画レビュー(感想・評価)
予告を大幅に上回るエモさ。逆予告詐欺!
予告編を気に入って観に行きガッカリして帰ってくるのが予告詐欺。ベスト・キッド レジェンドズに関しては逆予告詐欺だ。予告では全く伝わっていなかったポップさ楽しさ、エモさが満載だ。
監督は映画大好きポンポさんを観たのか?と思うほど潔く無駄を削ぎ落とした約90分。ポンポさんを観た人にはわかる、この映画のパーフェクトさが。過去作全てDVDを揃えるファンだが、予告編を観て期待せずに行き、ガッカリするどころかうるうる涙ぐんで帰ってきた。すぐにもう一度観に行くことを決めた。
オープニングのミヤギさんの映像から期待が高まり、ジャッキー・チェン、ラルフ・マッチオの化学反応が素晴らしい。2人の先生を2本の枝とし、ひとつの木となる。カンフーと空手の融合が嫌味かと思いきや、全く嫌味なくリーという完成品を生み出していく。
敵キャラがテリー・シルバーを彷彿とさせるロン毛の高身長というところや恋愛要素もNetflixのコブラ会の流れをくんでいてコブラ会ファンとしてはとても嬉しい。
最後のピザのシーンに元コブラ会のロレンス先生が出てきた瞬間、音が出ないように拍手して声が出ないように心の中で歓声を上げてしまうほどテンションMAXに!このシーンの良さがわからなかった人はNetflixめコブラ会を観て!間違いなくハマるから。ラルーソとロレンス先生の素直じゃない友情に泣けるから。
スタッフドクラストという耳までチーズを詰めたシカゴ風のカロリーの高いチープなピザが弱かった時の安モンの主人公を表している。スタッフド→詰める、クラスト→耳 の貧乏人ピザだ。
北京も大都会ニューヨークに比べれば田舎であり、出てきた時の田舎者の主人公を暗喩しているのだろう。
主人公は2人の師の教えを学び第1作のベスト・キッドと同じようなサクセスストーリーを歩む。
いっぱしのニューヨーカーになってヒロインと結ばれて欲しいものだ。
また、今回は母親も成長するところが特に微笑ましかった。
地味に家庭教師がいい味を出していたし、ヒロインも言っていたように、下手くそギターには観客も惚れてまうやろw
過去の映画やNetflixのコブラ会を観ていない人はこの機会に是非観てほしい。
そして、ベスト・キッドは永遠のコンテンツになってほしい。
映画の続編もドラマのコブラ会の続きも期待して待つ!
映画はジャッキー・チェンが元気な間にもう1作行っとこ!切望。
2回目観賞してみて、ミヤギ先生の声をよーくよーく聞いてみたがやっぱり本人が新たなセリフを話しているようにしか聞こえなかった。素晴らしい技術だ。
ミヤギ先生の声は、完全にAIではなく、声優による吹き替えに、過去の映像の声からのアーカイブ音声とAIによる融合で再現されているそうです。Netflixのコブラ会シーズン6とおなじ方法だそうで…
カンフーと空手の融合のもミヤギ先生の声で聞くと説得力が増すというものだ。
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