「KANG-FU」ベスト・キッド レジェンズ ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
KANG-FU
ベストキッドシリーズやコブラ会は完全未見なので、このシリーズは初見さんです。
90分と少しの時間に全力を詰め込んだ大傑作でした。
王道ど真ん中のストーリー、師弟ものとしても、1人の少年の成長譚としてもかっこいいを貫き通す、こういう作品がやっぱり大好きだ!と心の少年が吠えました。
兄を亡くしたことをきっかけにNYへ移住したリーが現地で出会ったミアに惹かれ、NYでの生活を過ごしていく中で、ミアの元カレにカンフーが通じず、ミアの父親にカンフーを教える流れになるも、ミアの父親も大会で重傷を負わされ、リベンジを誓いNY全土で開催される空手の大会に足を踏み入れるという少年漫画のような熱い展開がサクサクと進みます。
ミアとNYの街をスクーターで徘徊する絵面がとても素敵でしたし、チャイナタウンでキャッキャウフフするのも可愛らしいですし、カンフー指導のシーンなんかも楽しかったです。
絡んだきたチンピラ相手にカンフーをフル活用して薙ぎ倒していくのが爽快感抜群ですし、ミアの父親と共にカンフーをやる逆師弟な感じも超良かったです。
ピザ屋での仕事模様をトレーニングに組み込んでみたり、1インチパンチという最小限の動作で相手を吹き飛ばす攻撃もコンパクトながら破壊力のあるもので真似してみたくなりました。
リーは兄を亡くしたトラウマもあり、ミアの父親が病院に搬送された時も体が動けず、ミアとも距離ができてしまい、カンフーからも離れてしまう展開になってしまいますが、そこを打破するのは我らがジャッキー演じるハン(めっちゃ不法侵入してたのはご愛嬌)師匠。
室内という限定空間でめちゃくちゃ飛びまくりますし、アクションスターはまだまだ健在と言わんばかりのフルパワーをお見舞いしてくれました。
そこからベスト・キッドシリーズの主人公であるダニエルも合流し、2人の師匠との特訓のスタートが始まる熱い展開になっていきます。
特訓場所を貸してくれた家庭教師もめちゃ良いやつでした。
2人の師匠のルーツがミヤギ空手とカンフーと少しだけどかなり大きな違いのある両格闘技だからこそ、攻撃の手法や防御の仕方だったりの違いで2人がやんややんややるのを観ているのが面白いですし、超コミカルに派手な技を連発で見せてくれるので超楽しいです。
場所問わず技を進化させ続け、基本も忘れずに成長していくというもうこれは大好物です。
鍛えに鍛えを重ねて挑む大会で、リーはその力を遺憾なく発揮し、多くをKO勝ちで勝ち進んでいくのが気持ちいいですし、相反するように技の連発でポイント先取で勝ち進んでいくディフェンディングチャンピオンとの決勝戦もこれまた胸熱でした。
今までの技を活かし、そしてトラウマを払拭するための一撃必殺を決めての勝利なんてもんはもう最高すぎて拍手喝采です。
皆んなで大喜びしてる様子に混ざりたかったです。
そこからの日常パートも安心しますし、シリーズを観ていればより楽しめたんだろうなというパートもフフッと笑えたので良きでした。
パワーのある映画を観れるとめっちゃ元気を貰えますね。
あれだけ動けたらどんなに楽しいんだろうな〜と思いながらベスト・キッドシリーズを振り返っていこうと思います。
鑑賞日 8/29
鑑賞時間 19:45〜21:30
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