劇場公開日 2025年5月30日

秋が来るときのレビュー・感想・評価

全74件中、41~60件目を表示

3.5フランス映画っぽい

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

最後に考えさせるもので終了する映画は、フランス映画の終わり方と思う。
特段、有名な俳優ではなく、自然の人が演技しているので、日常感がある。
30歳以上の人には、見た方がいい作品と思う。

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いつも6

4.0守りたいものがあるから、人は“秘密“を抱えて逞しく生きていく

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

老女・ミッシェル、彼女の親友・マリ=クロード、その息子でムショ帰りのヴァンサン、そしてミッシェルの娘(名前失念)と息子でありミッシェルの孫・ルカ。5人が織りなす哀愁漂いまくりの人生ドラマ。

フランスの田舎風景の中、親友・マリとキノコ狩りをしながら、休暇にやってくる孫・ルカとのひと時を楽しみにする老女・ミッシェル。

しかし自分の娘との日頃からの折り合いの悪さに加え、良かれと思っての採れたてキノコ料理のトラブルから、娘はルカを連れて、訪れた当日早々にパリへトンボ帰り。うーん、このあたりの実家帰省でありがちな、親子間の諍いは身につまされて心が痛い。人の振り見て我が振り直したくなりました。

そしてムショ帰りのヴァンサンが登場してから、物語はヒタヒタと何かしら不穏な空気を纏っていくが、このヒタヒタ感が絶妙。何かしでかしそうなヴァンサンの妖しさと、心根は優しそうなのが不安を抱かせるのよね。

やがて、とある出来事が起こり物語は転換点を迎えていく。登場人物の各々が、慎ましくも幸福な人生を歩みたい歩ませたいが故に、一連の出来事についての"秘密"を抱えながら、脆く儚い幸福たるものを壊さないよう繕っていくのだ。

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ヘマ

4.5美しく静かで穏やかなシーンが続いていても 絶え間なく続く胸騒ぎ

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

何年も映画を見続けていると何年かに一本ぐらいの割合で、スクリーン上で展開しているシーンは美しく静かで穏やかなのに何か不穏な空気が漂っていて、観ているこちらとしてはずっと胸騒ぎがしてそれが止まらない、そんな作品に出会うことがあります。この作品がまさにそれでした。

物語は主人公のミシェル(とてもチャーミングな老婦人です)の日常からスタートします。親友であるマリー=クロードといっしょに森へキノコを採りに行ったり(秋のブルゴーニュの風景が本当に美しいです)、服役中の息子ヴァンサンとの面会に行くマリー=クロードを車で送ったり…… そんな中、ミシェルの娘で母親と折り合いの悪いヴァレリーと、その息子すなわちミシェルにとっては孫にあたるルカが休暇でミシェルの家にやってきます。で、この三人の食卓での母娘の会話から不穏な空気が漂い始めてきて……

この物語では嘘や秘密がキーとなります。秘密もいろいろです。公然の秘密とか、暗黙の了解のもとで共有している秘密とか。

そんな静かなサスペンス感とも言うべき雰囲気を持った物語が美しいブルゴーニュの風景を背景にして展開されます。フランソワ•オゾン監督のマジックに胸騒ぎが止まらなかった100分間でした。

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Freddie3v

4.0嘘は家族のため

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

何故親子の不仲・溝は埋まらないの?ミシェルとマリー=クロードの抱える秘密とは?孫のルカはヴァンサンを知っているはずなのに?
ストーリーが展開して行くに連れ、色々な?マークが頭の中を飛び交い、早く次のシーンへ!次行って!!と謎解きに夢中になるような魅力的な作品でした。
そして、秋から冬にかけての情景なのに菜園や林はもとより、室内の壁紙や調度品、それに登場人物の身に付けているものなどの色彩が、全てに差し色が施されているかのように鮮やかで心惹かれました。
登場人物のほとんどが(娘ヴァレリーを除いて)、誰かの為に良かれと思い嘘をつく。きっと女性刑事もそれを理解していたのでしょうね。
だからこそ、娘が母のことをあれほど忌み嫌う姿には共感しかねたところがありました。自分の出自には影響がなかったはずで、小さな町だからこその住民の中傷ネタしか話題が無い中で卑屈になったのかもしれませんが、自分が親になった立場で意識の変わりようはあっただろうにと思うと、そこは少し悲しくなりました。
それでも作品全体に流れる優しさに癒されました。
こういうの好き。

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ニコラス

3.0真相はお話しできないが、ミシェルの顔が映ったときの神父の言葉は真実のように思える

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

怖い

驚く

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Dr.Hawk

4.025-070

2025年6月1日
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鑑賞方法:映画館

『良かれと思ったことが悪い結果を招いた』
『良かれと思うことが大切』
親友の二人の最後の会話が心に沁みる。

わかりあうこと、
許し受け入れること、
難しいけれど人生で大切なこと。

しっかり心に沁みました😊

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佐阪航

2.5きのこ狩り怖い

2025年6月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

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みき

3.0人は聖人じゃなくても、小さな幸せを守りたいんだけど…

2025年6月1日
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鑑賞方法:映画館

興奮

自分の後悔(レッテル)は赦してもらえない、誰もがささやかな幸せを守るための小さな虚勢から大きな欺瞞でガードしてる。映画では深追いもしないし、動機推察も観客任せの展開だが見ている時間を早く感じる映画。ルカ、名義変更、開店資金、不本意な庭の手入れなどなど高齢のミシェルが世間と繋がるための心持ちが悲しい

とは言え、中盤のキモのヴァンサンのミシェルへの想いの起源や匿名投書(警部のハッタリ?)はもう少し描写してほしかったし、ラストも他2人からの離脱からが早すぎませんか?その辺はモヤッとします

本筋と全く関係ないが、娘も友達も田舎にしてもかなり良い墓石、お国では普通なのかな
日本なら数百万円必至だから羨ましい😅

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JAG

3.0終わりよければ全て良し映画

2025年6月1日
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全然良くなかったんだが

普通に嫌な話に蓋をしてるだけでは?

寛大?ほんとに?

あの描き方からはそんな風には思えなかったけど

むしろ浅はかとしか、、、

みんな"雰囲気"好きだよね

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創

4.0傑作とは思わない。と言って佳作でもない、優秀作品と呼ぶのが正解か。

2025年6月1日
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鑑賞方法:映画館

先ず第一に、脚本が良くできていると思った。
フランスの田舎で1人暮らしをするお婆さんの話かとのんびり観ていた。夕食に出した茸で1人娘が食中毒に当たってから、物語が私が予想していたのと違う方向に走り出した。ネタばれになってしまから、これ以上は書けないが本当に脚本が素晴らしい。勿論、監督も演技者も。
私が疑問と思えたのは、幻覚・妄想を使う必要があったのか。最終の森の中の場面のみにしたほうが良かったと思えた。それと匿名の投書にちょっと引っ掛かった。誰が出したんだ。傍観者がいたのかと。

冒頭、神父がマダグラのマリアの話を読み上げる。
これが「鍵」だったんだと感心した。

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いなかびと

5.0チラシや予告からは想像できない

2025年6月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

斬新

癒される

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たけ

3.5小さく静かな悪意

2025年6月1日
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小さい事を積み重ねて物語を作るフランソワ・オゾンに脱帽。ストーリーはいたってシンプルなのにどんどん話に引き込まれる。
人間の小さい悪意を積み重ねて行く話を撮らせたら一級。
老人の孤独な不安を見事に演出していて、それでいてミステリー感があり映画館で観ないともしかしたら退屈な映画かもしれない。

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るい

3.5遠くの親族より、身近な他人

2025年6月1日
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bloodtrail

4.0静かなお話しでありながら見応えあります

2025年6月1日
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悲しい

難しい

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ねこたま

4.0秋と謎が深まる傑作

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

フランソワ・オゾンの初期の作品群はとがってて、それはそれで好きなのですが、近年は語り口のうまさ、観るものの感情を揺さぶる手管が絶妙で、もはや名匠の名に相応しい存在です。

さて、本作冒頭にミシェルの穏やかな田舎暮らしが丁寧に描かれます。礼拝、料理、家事、親友との森の散策。ここまでで、美しい自然との調和の中での老いや孤独がテーマなのかと想像してしまいました。

ところが、娘と孫の登場により状況に変化が。穏やかな老母に対する娘の態度が相当にキツく、こちらの気持ちもゾワっとなります。不機嫌なのは娘なりの理由があり、今度は家族と親子の業の話しかと想像を働かせます。

しかし、単純にここで終わらないのがオゾンの真骨頂。中盤から後半へのミステリアスなプロットと人間の心奥をチラッと覗き見するようなアプローチに唸ります。ラストのシーケンスは絵的にもとても好きです。

ルカ役の少年も青年もドキッとするような美形でしたね(オゾンの好みなのかな)。

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sugar bread

4.5答えは私たちに委ねられる

2025年5月31日
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フランソワ・オゾン「秋が来るとき」日本版のポスターからは想像できない謎と嘘と秘密に満ちた不穏な展開に。キリスト教の赦しや贖罪がテーマなんだろうけど、愛する人たちへの罪悪感を抱え込んだまま人生の終盤を迎えた全ての人たちに捧げられた作品。そして、その罪に対してどうするべきなのかの答えは私たちに委ねられる、傑作。

最後まで観ると、日本版ポスターはこれはこれでいいよなと思ったな。あと、キノコ料理登場シーンが満載かと思ったら、それほど出てきません!

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ピンボール

3.5プロバビリティ?

2025年5月31日
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家庭菜園に料理上手なおばあさん、自然豊かな森...ほっこり進むお話かなと期待してたらやっぱりイジワルオゾン監督 相変わらず感情の機微というか揺らぎを描く名手であった まぁまぁ皆さん怪しいこと、ミステリアス、拗れ具合も中々 善意は時に仇となり得るのだ 余白の多いストーリーですが中々面白かった でもおばあさんなんであんなお金持ちなのかぐらいは語って欲しかった

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ゆう

4.0秋🍂映画❗️わからないようで理解容易 深いor深く無い サスペンスor人生 の映画ファンのための一本

2025年5月31日
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怖い

知的

幸せ

上映回数 上映劇場が絞られるから 前の5列除いて9割の🈹入りの盛況
蒸し暑かった🥵
地域の 中高年層 シニア🧓世代 の映画ファンが集ってた。若いカップル👫とか学生・新社会人クラスは見当たらず

オゾン監督 『私がやりました』【2023】では 爆睡😪😪で申し訳なかったけど

今週末はこの①本だけ鑑賞だから 一睡もしなかったです😤😤😳😳
【まあ単純に『ヤンキー拳🤛映画』『高校生映画恋愛❤️』はジジイの俺には無理カモと遠慮しました。若い人是非👍👍
きっと面白いですよ この2作品】

フランス 田舎の 老いていく人生。それでも こういう田舎の秋の風情は良いよねぇ的な作品。

この作品の面白さ は サスペンス的な要素もあること
それがゆえに 名画座😊だけに留まらない 大衆作品。

誰でも大きなストーリーはわかります。理解は容易。登場人物少ないから。

家族愛の方向性 近隣との付き合い とか 繊細な展開もある。

罪の重さ 生命力 『事実 と 心の中の事実→真実』疑惑疑心・・・基本有料パンフから引用
まあ 単なる風景映画ではありませんが

中年以降の人なら 誰でも理解容易なストーリー

フランス🇫🇷の田舎生活の良さ 何となく雰囲気はイイ 緊張感とサスペンス キノコ🍄‍🟫🍄 🍂秋は良いなぁ作品
時間的にもちょうど良い時間配分 尺
展開も ミディアムです 冗長な箇所は無い 好作品でした。

🈶有料パンフは エキスが詰まってる 普通のパンフ 要るっちゃ要るけど 要らない人も的な
その人の 映画館の映画に対するスタンス による。俺は読みやすくて良かった。👍

結論は 色々考える作品でもありますが 考えなくても気軽に観れる 良い 穏やかな作品でございました。😶‍🌫️

たまーに 1日1本 週末 だと マジ爽やか な 週末でした。で 来週は 厳選3本見ようかな😀😶‍🌫️

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満塁本塁打

3.5良かれと思うことが大事

2025年5月31日
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tomato

4.0人生の終盤において、自分の幸せを選び取ること

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

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ほりもぐ