劇場公開日 2025年5月30日

秋が来るときのレビュー・感想・評価

全89件中、41~60件目を表示

3.5時間経つほどしみじみと染み入る深い人生ドラマ

2025年6月7日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

歳老いた母親と中年に差し掛かった娘の確執。
母と娘という人間界で最も濃い血だからこそ生じる愛憎。母の娘への想いと娘の母への想いのすれ違いは2人にとっての『晩秋』も雪解けできない。
ある秘密・・・賛否あるかもしれないけど晩年贈る幸せの選択肢。
時間経つほどしみじみと染み入る深い人生ドラマ

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masayoshi/uchida

4.0ポスターだけで。

2025年6月7日
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鑑賞方法:映画館

驚く

ドキドキ

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みに

4.0見終わってからのザワザワ

2025年6月6日
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鑑賞方法:映画館

怖い

驚く

癒される

ブルゴーニュ地方に暮らす老女の穏やかな生活を映す映画と思えば、思えなくもない。随所に「あれ?」と引っかかりがあるけれど、そんなことないか…と打ち消していく。

見終わってから「あれは何だったのか」思い出すと、どれもこれもクロばかり。

キノコ料理も図鑑をしっかり確認してたしなぁ…とか。上手いなと思うのは、肝心の場面は出さないこと。キノコ料理を捨てる時もあえて手元は撮らず、パリのアパートでも何があったのかはわからない。他にもどうやって財産(パリのアパートやブルゴーニュの家やバーの資金)を得たのかとか、色々考えると心がザワザワします。

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Mimoza

5.0「がっちりマンデー!!」かと思った。

Mさん
2025年6月5日
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孫はいい子だった。少し怖い話だった。

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M

4.5ゾワゾワ、ざわざわが止まらない

2025年6月5日
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怖い

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カールⅢ世

4.0誰もが「私がやりました」とは一言も言わず秘密が共有されていく快感

2025年6月5日
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鑑賞方法:映画館

予告編ではキノコ中毒のあたりまでしか紹介されない。ひょっとしたらブルゴーニュのカントリーハウスで静かに余生を過ごす老女の心温まる映画を期待していた人が多かったのではと上映前は思っていた。というのはビックリするぐらい混んでいるのです。しかも年配の女性客ばかり。
でもフランソワ・オゾン監督なんだもの、そんな優しい気持ちの映画じゃないよね。と思っていたらやはりトンデモないサスペンス映画でした。
キノコ中毒は掴みでして、基本的にはミシェルとヴァレリーの母娘のどうしようもなく壊れた関係がベースとなり、そこにミシェルの親友マリー=クロードとその息子ヴァンサンが巻き込まれて話がエスカレートしていくかたち。結局、殺人事件が起きてしまうのですが皆が真相を知りながらもそこを飲み込んで秘密が共有されていく姿が描かれます。
謎解きでもなく、贖罪でもない、この淡々とお互いを受け入れていく感じがかなり新しい感じがします。そしてドラマの中で季節は変わっていっているんだろうけど、画面は常に美しい秋の風景を映し出している印象があり、そこがかえって人々の不安や、人生の皮肉を浮かび上がらせている感じも受けました。
ミシェルの前には亡霊がたびたび現れここは怖い。でもミシェルは怯まない。生者は死者に優先するのです。気持ち良いほど。
パリ警察の殺人課の警部(女性です。最初出てくるところでは妊娠している)が狂言回し的に登場するのですが、オゾン監督の他の作品でも登場するんじゃなかったかな。

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あんちゃん

3.5人生の冬が来る前に

2025年6月4日
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Mr.C.B.2

3.5モヤモヤ感が溢れてる

2025年6月4日
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難しい

ん?
こんな結末なの?・・・が率直な感想。
ヴァンサンのやらかしたことは放置していいの?
娘を失ったミシェルも、母を亡くしたルカも判っているのに声に出すことはしない。「犯人隠避」みたいな状態で年月が過ぎちゃったけれど、これが正しいの?
フランスではありなの?

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ちゃ坊主

4.0腹落ちしない

2025年6月4日
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フランス映画にはいつもざわつかされる。良い意味でも悪い意味でも。
それはたぶん価値感が少し違っているせいなんじゃないかと思う。
本作もいろいろなレベル感の犯罪だったり過ちだったりが、「だってしょうがないよね〜」的に並列に開陳されてモヤるし、なんだか扱いも妙に軽い。登場人物それぞれの判断もこれまた、ねぇ…
喜劇的に描くことで深刻になり過ぎず、ということなんだろうけど、やっぱり腹落ちはしない。

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ぱんちょ

4.0お祖母ちゃん映画に外れ無し

2025年6月4日
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いい感じにもやるなぁ
偶然?偶然だね。偶然だから仕方ないね
巧い事やった様に見えなくも無いけど・・・
な、感じで面白かった。
お祖母ちゃんが幸せそうで何より

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みのまる

3.0言いたいことはわからなくもないが娘を思うと複雑

2025年6月4日
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悲しい

難しい

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ひよこまめぞう

4.0言わなくてもいいものを

2025年6月4日
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泣ける

笑える

幸せ

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ミツバチば~や

3.5会いに来たの

2025年6月3日
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泣ける

難しい

娘と関係が上手くいっていない女性が、大好きな孫と会うのを楽しみに、友人と平穏な日々を送っていたが…といった物語。

ヒューマンドラマでちょっとサスペンスでファンタジックな作品。
これは中々に考えさせられる内容ですね。

ミシェルの抱える過去が理由で彼女の事がヘドが出るほど嫌いな娘。しかし孫とミシェルの元に来た理由…そりゃあねぇわ。

対して、友人マリーとその息子で前科持ちのヴァンサン親子。この2人も、ミシェルの物語に深く関わって行き…。

観た方なら少なからず同じ事を思った人は居るんじゃないかと思いますが、実はミシェルにはそんな目的があったりしたのだろうか?…なんて思ってしまったりもしたが、それなら最後に手を取らないか?…う〜ん。。

とても自然体に見せることで、ワタクシの考えすぎなのかハタマタ逆にわざとそうしてるのか、どちらとも取れなくもないもどかしさが逆に印象的だった。

後半はグッときました。窓越しの視線や、僕は参列した…には目頭が熱くなったし、同じような境遇にいながら母が大好きな人もいれば大嫌いな人もいるわけで…。

そんな対比も、とても心に響いた。

真実をしまっておく…これが正解になるか不正解になるか、慎重に見極めて生きていかなければならない、とリアルな感想を抱いた作品だった。

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MAR

3.5フランス映画らしい

2025年6月3日
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alias

4.0毒キノコに騙された。

2025年6月3日
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飾ってあるパンフの表紙が毒キノコでこりゃスネに傷があるババアの騙し合いみたいな、女と女と井戸の中とかそんな話かなぁと思って見てたが良い方向で裏切られた。嘘、犯罪ありあり有りだけれど悪意がない。
ここでバレて話が急展開!と思うところがいくつもあるのに嘘を覆い隠す様に現実が追いかけてくる。

優しさの中の狂気や殺意、そんないつもとは全く逆方向のあえてのクライムサスペンス、、いや心温まる話だった。大切な人の為に何をすべきか、そして赦し、、、初めに語られるマグダラのマリアの話が全て、、という解釈でいいんじゃないかと思う。

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masayasama

5.0さすがの内容でした

2025年6月2日
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知的

難しい

ドキドキ

美しい映像に静かなメロディーが響き渡って、静かに気持ち良く始まった作品、その雰囲気は終始変わらないままに、複雑で様々な含みを持たせながら刺激的な内容が展開していったこの感じ─いや~さすがだなぁといったところです。
核心部分は全く明示されないのに、内容は非常に分かりやすくて、それでいてミステリアス、そして一筋縄ではいかないストーリーテリング・・・スゴい、凄すぎます。最後は泣けましたしねー、泣けたけど万事オーケーなんて決して言えないしなー
色々考えさせられるところが多い作品ですが、まずはとにかく面白くて、この面白さで観賞者へのメッセージというか問いを投げかけるとは─、これからもオゾン作品は見逃せません。

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SH

3.5フランス映画っぽい

2025年6月2日
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知的

最後に考えさせるもので終了する映画は、フランス映画の終わり方と思う。
特段、有名な俳優ではなく、自然の人が演技しているので、日常感がある。
30歳以上の人には、見た方がいい作品と思う。

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いつも6

4.0守りたいものがあるから、人は“秘密“を抱えて逞しく生きていく

2025年6月2日
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老女・ミッシェル、彼女の親友・マリ=クロード、その息子でムショ帰りのヴァンサン、そしてミッシェルの娘(名前失念)と息子でありミッシェルの孫・ルカ。5人が織りなす哀愁漂いまくりの人生ドラマ。

フランスの田舎風景の中、親友・マリとキノコ狩りをしながら、休暇にやってくる孫・ルカとのひと時を楽しみにする老女・ミッシェル。

しかし自分の娘との日頃からの折り合いの悪さに加え、良かれと思っての採れたてキノコ料理のトラブルから、娘はルカを連れて、訪れた当日早々にパリへトンボ帰り。うーん、このあたりの実家帰省でありがちな、親子間の諍いは身につまされて心が痛い。人の振り見て我が振り直したくなりました。

そしてムショ帰りのヴァンサンが登場してから、物語はヒタヒタと何かしら不穏な空気を纏っていくが、このヒタヒタ感が絶妙。何かしでかしそうなヴァンサンの妖しさと、心根は優しそうなのが不安を抱かせるのよね。

やがて、とある出来事が起こり物語は転換点を迎えていく。登場人物の各々が、慎ましくも幸福な人生を歩みたい歩ませたいが故に、一連の出来事についての"秘密"を抱えながら、脆く儚い幸福たるものを壊さないよう繕っていくのだ。

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ヘマ

4.5美しく静かで穏やかなシーンが続いていても 絶え間なく続く胸騒ぎ

2025年6月2日
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鑑賞方法:映画館

何年も映画を見続けていると何年かに一本ぐらいの割合で、スクリーン上で展開しているシーンは美しく静かで穏やかなのに何か不穏な空気が漂っていて、観ているこちらとしてはずっと胸騒ぎがしてそれが止まらない、そんな作品に出会うことがあります。この作品がまさにそれでした。

物語は主人公のミシェル(とてもチャーミングな老婦人です)の日常からスタートします。親友であるマリー=クロードといっしょに森へキノコを採りに行ったり(秋のブルゴーニュの風景が本当に美しいです)、服役中の息子ヴァンサンとの面会に行くマリー=クロードを車で送ったり…… そんな中、ミシェルの娘で母親と折り合いの悪いヴァレリーと、その息子すなわちミシェルにとっては孫にあたるルカが休暇でミシェルの家にやってきます。で、この三人の食卓での母娘の会話から不穏な空気が漂い始めてきて……

この物語では嘘や秘密がキーとなります。秘密もいろいろです。公然の秘密とか、暗黙の了解のもとで共有している秘密とか。

そんな静かなサスペンス感とも言うべき雰囲気を持った物語が美しいブルゴーニュの風景を背景にして展開されます。フランソワ•オゾン監督のマジックに胸騒ぎが止まらなかった100分間でした。

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Freddie3v

4.0嘘は家族のため

2025年6月2日
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何故親子の不仲・溝は埋まらないの?ミシェルとマリー=クロードの抱える秘密とは?孫のルカはヴァンサンを知っているはずなのに?
ストーリーが展開して行くに連れ、色々な?マークが頭の中を飛び交い、早く次のシーンへ!次行って!!と謎解きに夢中になるような魅力的な作品でした。
そして、秋から冬にかけての情景なのに菜園や林はもとより、室内の壁紙や調度品、それに登場人物の身に付けているものなどの色彩が、全てに差し色が施されているかのように鮮やかで心惹かれました。
登場人物のほとんどが(娘ヴァレリーを除いて)、誰かの為に良かれと思い嘘をつく。きっと女性刑事もそれを理解していたのでしょうね。
だからこそ、娘が母のことをあれほど忌み嫌う姿には共感しかねたところがありました。自分の出自には影響がなかったはずで、小さな町だからこその住民の中傷ネタしか話題が無い中で卑屈になったのかもしれませんが、自分が親になった立場で意識の変わりようはあっただろうにと思うと、そこは少し悲しくなりました。
それでも作品全体に流れる優しさに癒されました。
こういうの好き。

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ニコラス
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