「キノコだけが毒じゃない」秋が来るとき コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
キノコだけが毒じゃない
『犬の裁判』を観ようと思ってたけど、レビューを読んで自分には不向きだと察して繰り上げ鑑賞。
田舎に暮らすおばあちゃんの穏やかな余生を描いた作品風だけど、まあフランソワ・オゾン監督でそんなワケもなく。
ヴァレリーが何故そこまで母を毛嫌いするのか、途中でなんとなく予想はついたけど、知った上で見ると田舎暮らしの老婆にしちゃ髪や服装が、あまり上品とは言い難い。
とはいえ、パリのマンションだけでなく家まで寄越せとなると、あまり同情しにくい。
イライラギスギスした母、そもそも一緒にいない父と、可愛がってくれるおばあちゃんなら誰選ぶ?ってなったら...ルカの選択は無理もない。
いろんな偶然が重なったのか、はたまたミシェル、ヴァンサン、ルカの利害関係が合致した結果なのか。
3人の食卓でルカの嘘が分かったのにはちょっとゾワっとなった。
大人になったルカが登場した時、フランソワ・オゾンってこういう顔立ち好きだねぇって思った。
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