「タイトルなし(ネタバレ)」犬の裁判 りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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スイスの出来事。
訴訟に負け続けている女性弁護士アヴリル(レティシア・ドッシュ)。
持ち込まれた事案は、視覚障がいのダリウッシュの愛犬コスモスが人間を3回噛み、最後の1回は女性の顔に大怪我を負わせた、このままでは愛犬が殺処分されてしまう、助けてほしい、というもの。
小法廷でアヴリルは、コスモスは「モノ」ではない、正当に裁いてほしいと懇願し、結果、コスモスを被告とした裁判が開かれることになった・・・
といったところからはじまる物語。
予想外の面白さ。
犬が被告の裁判というトンチキな設定だから、まぁナンセンス喜劇と思うわねぇ。
が、社会問題を多数混入。
その社会性がさらにエスカレートして、喜劇と悲劇がないまぜになっていきます。
主演女優のレティシア・ドッシュが監督しているが、それにしても才能あるなぁ、と感心。
笑わせるだけのハッピーエンドコメディでないので、シンプルに笑いたい向きには不向きな作品かもしれませんが。
主役と原告役、似た風貌のふたりをキャスティングしていますね。
両者はコインの裏表・・・という意図でしょうね。
それにしても、これが実際の出来事だというのだから、さらに驚かされますね。
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