ジュラシック・ワールド 復活の大地のレビュー・感想・評価
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ただただ長いだけの単調な映画
本作を観てまず感じたのは、「ああ、予定調和だな」ということだった。
なぜそう思ったのかといえば、主要キャラクターの行動や物語の結末が、ほぼ予測通りに進んでいき、意外性やどんでん返しが一切なかったからだ。観客の想像を軽やかに裏切ってくれる場面がないと、物語はどうしても“既視感”に包まれてしまう。
さらにその原因をたどると、シリーズ過去作と似た構成やパターンが、そのまま踏襲されていた点に行き着く。おなじみの展開に安心感を覚えるファンもいるだろうが、新作としての鮮度は薄れる。おなじレシピで同じ味を再現しても、「おいしいけど、前にも食べたよね」で終わってしまうようなものだ。
そして、観終わったあとに胸や頭に残るものがなかったのは、テーマ性やキャラクターの成長がほとんど描かれていなかったせいだと思う。新しい視点や問いかけが提示されないまま、物語は閉じられる。観客の感情や思考を刺激する“引っかかり”がないと、上映後の余韻は驚くほど早く消えてしまう。
もちろん、王道展開にも価値はある。ただし今回に限っていえば、その王道をもうひとひねりする工夫や、キャラクターの内面を掘り下げる描写があれば、もっと観客の心に長く残ったはずだと感じた。
ジュラシック・ワールド 復活の大地
吹き替えで鑑賞しました。
まず最初に、主演女優さんの吹き替えが酷すぎて、その後の内容もほとんど頭に入らないし感情移入もできないし、迫力も半減。壮大なシーン、緊迫したシーンでもその吹き替えで喋られると一気に萎える。聞いてるこっちが恥ずかしいレベル。作品が台無し。
最後に出てくるでっけえ恐竜は、恐竜と言うよりもはやエイリアン。
楽しみにしてた海の恐竜も全貌はわからずでモヤモヤ…。
『物理的にそれは無理やろwww』と思うシーンもあり、なんかスッキリしない作品でした。
字幕で観ればだいぶ変わりそうな気がするので、もう一回は観に行きます。
昔ながら
はっきり言うとストーリーは酷いw
いや、そんなwみたいな始まりだし、島に向かうきっかけもなんだかなぁ、という感じ。
ただ今作は原点回帰に近く、恐竜パニックもの、というが強く出ていました。
明らかな悪い奴はあっさり退場、可愛いそうな家族は何故か生き残る、ヘリが来たぞ!からの絶望ともう王道中の王道という展開。
ヘリのライトが近づいてきた!からの恐竜が咥えてました!は最高でしたね。
全体的に意識してなのか映像もちょっと古臭い感じがしていました。
一応前作から設定は引き継いでいる感じなのかな。あってないようなものですが。
ジュラシックといえばこれだろ!というのが満載で個人的には満足でした。
ただ、超大作とするならばこれで良いのかは疑問です。
万人受けは…今の時代ではしないかも…
スニッカーズが人類を滅ぼす
ジュラシックシリーズは恐竜への憧れと恐怖が両立してシリーズとして成していると思うが、本作は憧れる部分は少なく、恐竜が暴れているだけで恐竜映画と怪獣映画とごっちゃになってしまっている印象だ。
本作は恐竜に限らず冒頭から何かと物をを食べるシーンがいくつもある。スニッカーズに始まり、タブレットやリコリス、そして人間だ。それらをつながりを作ろうとしているのだろうが、恐竜に襲われるともう食べられると想像してしまうので、それほど思い入れが無い仲間が無駄に犠牲になっていくシーンにはスリルや高揚感などは感じない。
ジュラシックシリーズに限らず、監督自信作であるゴジラなど多数の作品からのオマージュがあるがそれ以外には目新しいところはなく、新鮮味を感じない。
オリジナルを継承しつつ、新しいものになっているならわかるが、オマージュと言うよりはほぼコピーに近い。
1作目のラプトルとのキッチンのシーンやT-REXと発煙筒のシーンはこれまでのシーリーズでも何度も繰り返し再現されたオマージュだが、正直、擦り倒されすぎて同じようなシーンが始まるとまたかとうんざりしてしまう。
本作のオリジナルであるD-REXはゼノモーフ をモチーフにしたとあるが、造形としては美しくなく、ただ醜いだけだ。また生態がよく分からないのでこのような形態になった根拠も乏しく、どれだけの能力を持っているかもイマイチわからないままだ。
本作が新シリーズの最初の作品であり今後いくつまで続くかはわからないが、登場人物やD-REXも含めて次回作でどう生かしていくかというのを考えると本作をイントロとしての役目として考えれば、それなりに楽しめるかもしれない。
よくない大衆エンタメ映画になってしまってスリルゼロ!
夏といえば恐竜!子どもに戻ってドキドキハラハラの恐竜体験を楽しみに挑みました。
…あれ?これ恐竜…?
遺伝子操作という何でもできちゃう設定が入った時点で嫌な予感はしていましたが、本作で登場するのは恐竜というより巨大なクリーチャーという感じ。全然ワクワクしない…。
そして全く怖くない。犠牲になるキャラに全く意外性がなく、どうせ生き残るんだろうキャラが多過ぎて緊張感ゼロ。子どもや主要キャラがいくらピンチに陥ってもドキドキしないのよ…。
極め付けは全員ナメすぎ!無能すぎ!!役立たずすぎ!!!大した備えもなく恐竜ウヨウヨ島に行くわ、肝心の血液採取も常にモタモタするわ、プロフェッショナル感ゼロ。同伴することになった家族チームもただの足手纏いだし、仮にも助けてもらったのに無礼者すぎる。これまでも子どもや女性や一般人といったお荷物キャラはいたけど、各自が自分なりに頑張るというか役に立とうと努力していたけど、今回はそれもないのでひたすらストレス。
本作の嫌な奴担当の金持ち社長、性格悪いっちゃーそうなんだけど、あんな危険な現場に自ら行くのは凄いし最後の行動は結果的にみんな救ったんだし、そんなに悪い奴じゃないと思うよ。
とりあえず初代ジュラシックパークの偉大さを改めて感じる作品でした。怖い恐竜見せてくれー!
悪くはなかった。
みんなは字幕で観ような!
ジュラシック ワールド 復活の大地
日曜の朝7時の回で、20人弱。
ちょっと寂しいかな。
やっぱり、鬼滅の影響かしら。
前作『新たなる支配者』が大好きで、待ちに待ってた本作。
しかも、肉感付けたヨハンソン様と来たら、期待値MAXで、片道1時間もアッと言う間でした。
さて、出来栄えは。
スピルバーグ様の1作目の様な、練り込まれたスリリングさは、薄まってしまいました。
と言うか、我々が見慣れてしまったのかも知れません。
基本、恐竜が襲い掛かる→ハイパーピンチ→ギリギリ助かる、の繰り返し。
けど、それを踏襲するしか、この手の作品はありませんよね。
そう考えたら、十分楽しい作品でした。
いつも思いますが、2千円でこれだけの映像を見せてもらえたら、文句なんか言えません。
次回作、待ってますよ。
全てを失ったシリーズ。 意外性のない展開と酷すぎる吹き替え。 そし...
ただの怪獣映画
「恐竜映画」ですらなくなっていく
お盆の映画館は、「鬼滅」「国宝」と、この「ジュラシック・ワールド」で朝からものすごい混雑していた。
正直、もう「ジュラシック…」シリーズには期待薄という部分は否めない。それでも映画館に来てしまうのは、1作目「ジュラシック・パーク」へのリスペクトと、それでもシリーズ復活に一縷の望みを託しているから。
そして、観賞終了。
…やはりダメか。
「ジュラシック・パーク」のオマージュシーンが複数盛り込まれ、アクションシーンも多い娯楽作…ではあったが、もうこれは「ジュラシック…」シリーズでもなければ恐竜映画ですらなくなっていた。
ストーリーは「科学を『人類の叡知』ととらえるか『金儲けの道具』ととらえるか」という、大昔から使い古されたお馴染みのコース。
そんな「あるある」なのに、冒頭の研究所の事故から最後の生還まで、ずっと首を傾げながら観続ける始末。
「陸・海・空それぞれ最大の恐竜からの生体サンプルが必要」って、それはどういう理屈?「ファイナルファンタジー」的な?
あのトリケラトプスみたいなのの赤ちゃんは、名前まで付けて結局何の機能もしなかったけど、いいのかな。(もし!もしも!これがパート2のための伏線だとしたら、それは「ド下手」というものですよ。)
あの家族も、「パニック」映画に見えるようにあえて配置されたようなもので、ジュラシックワールドと何の関係もない、ただの「巻き込まれた人たち」だし。
あの親父さん、小さな子供をあんな海域を通るヨットの旅に連れていくとか、恐竜に襲われて一緒にその海に飛び込ませるとか、もう正気の沙汰じゃないよね。
最初の研究所の事故。
あんな小さなトラブルで、数秒後にはシステムダウン。全員が研究所捨てて逃げなきゃいけない事態になるって、どういう危機管理してんの?
ま、ここはむしろ笑っちゃったけど。
あの恐竜たちの大きさと、島で起こるアクションがずっと飲み込めない。
「その川は浅いの?深いの?潜れるけど立てたりもしちゃう?」とか。
「その排水路に入れちゃうの?肩の骨を外すとかしてる?」とか。
首の長い恐竜のラブシーンの後、カメラが動くと遠くまで見晴らせる道(平原?)にものすごい数の恐竜がいることが分かるんだけど、…これ、ホントにこの島の様子?
どう見てもそういう島じゃない気がするが。
翼竜のサンプルは卵から採取したあの透明な液体ってことでいいの?
でもケースに入れる時は真っ赤に見えたけど。
挙げればキリがない。
(ああ、私はホントに性格が悪い。苦手な映画は嫌なところを全部挙げたくなる)
で、やっぱりラストのアイツですよね?皆さん!
他の方も書いてるけど、アイツはすでに「恐竜」じゃない。モンスターやクリーチャーの類いですよ。
主人公たちはそういう場所と知って島に乗り込んでるからこれは「パニック」映画でもない。
前作のラストで世界中に恐竜が広がった結果、地球では動物たちとの共生(この「共生」ってのがまた欺瞞っぽいんだけど)が始まった…のを、冒頭で「赤道付近以外のほとんどの恐竜は死に絶えた」ってのもどうなの?
恐竜でもなくパニックでもなく、前作の否定から始まるとなるともう「ジュラシック…」シリーズでやる意味もないと感じてしまう。
私は個人的に「ジュラシック・パーク」への思い入れが強いので、特に本作はそこに散々目配せしたクセに、全然違うモノを見せられたのは、やはり受け入れ難かった。
スティーブン・スピルバーグの名前もクレジットされてたけど、この映画をどう思って観たのかな。
遺伝子操作エンタメ‼️
結論から言うと最悪だった前作「新たなる支配者」よりははるかに良く出来てると思います‼️まず今作の設定として恐竜たちは人間社会というか、現代の地球の環境に適応できず、赤道直下の島でのみ生きていけるという設定‼️「人間と恐竜の共生共存」がテーマだった前三作のテーマが見事に意味ナシとなってる‼️前三作があまり好きでない私にとって、とりあえず掴みはOK‼️ストーリーは陸海空の大型恐竜のDNAから心臓の特効薬が出来るというもの‼️DNA摂取のため島へ向かうスカヨハたちと、近くで呑気にクルージングをしてた家族たちのサバイバル‼️この二組が島にたどり着くまでがかなりダレた描写‼️二組の人間関係の描写がテンポが悪く、かなりイライラさせられる‼️しかしそこからの恐竜相手のサバイバルは迫力満点‼️大きく四つの見せ場があり、まず一つ目は大海原を舞台にしたモササウルス&スピノサウルス相手の海洋アクション‼️これぞ恐竜映画と思わせるワクワクするシークエンスで、モササウルスが大型ボートに体当たり、スピノが「ジョーズ」のようにヒレを見せながら海中から襲いかかる‼️浜辺で四つ足のスピノが襲いかかるシーンは59年の「地底探検」を思い出しました‼️でもスピノがいるのに海中に飛び込むのはどうなんでしょ⁉️ 二つ目はティラノがゴムボートの家族を襲うシーン‼️やはりティラノはカッコいいし、泳ぎも上手い‼️三つ目は断崖絶壁をロープで降りながら翼竜に襲われるシーン‼️ここもこれぞ恐竜映画と思わせるシーンで、ロープが切れて落下するシーンも含めてドキドキさせられる‼️ここまでの三つのシーンは私的にツボなシーンでしたが、ラストの研究所跡を舞台にした、ミュータント恐竜D-レックスとミュータドンとのアクションシーンは期待ハズレ‼️地下の排水溝をミュータドンに追われたり、D-レックスがヘリを口で捕らえて破壊する、まるで怪獣のような描写まで、迫力はあるのですが、やはり問題はこの二体のビジュアル‼️ラプトルとプテラノドンを合わせたようなミュータドンは怖いというよりマヌケに見えるし、D-レックスは見るからにブサイク‼️腕が4本あったりして、まるでエイリアン・クイーンみたい‼️しかも夜の描写なので、全体像が掴みにくいのもマイナス点‼️新種の恐竜を出さないと新鮮味がないのはわかりますが、ここまでくると恐竜映画というよりはモンスター映画ですね‼️アクションシーンは見応えありましたので、概ね楽しめましたが、続編があるとして遺伝子操作度、怪物度がアップしないか心配だし、前作みたいに歴代のキャストたちをスカヨハと共演させる、なんのありがたみも豪華さも感じないクロスオーバーだけはやめてほしい‼️
それほど悪くないかも
これまでのシリーズはすべて劇場で鑑賞してます。
こちらの評価を見て、もやもやしながら鑑賞。
結果から言うと、そんなに悪くない。
まあ、普通に面白いアクションアドベンチャーでした。
やはり、1作目はもちろん、これまでのクオリティがあるので
そこからの失望が大きいのでしょう。
恐竜がいる日常が当たり前になった世界で
医薬品開発のために恐竜の血液採取をする話。
当然、ジュラパは架空の話ですが
ジュラパがあっての本作の設定なので
続編として正当ですし、これだけシリーズが続けば
趣向を変えていかないと難しいので理解できます。新種の恐竜も。
なんといっても1作目の脚本の方なので考えた末でしょう。
気になった点は、映画界が大好きな傭兵が作戦の中心なのですが、
あまり傭兵らしい動きがありません。
「恐竜殺さないようにね」のお約束があるので仕方なしですね。
キャストも豪華だし、恐竜表現は素晴らしいので
観て損はしないと思いました。
4DXで観たらもう少し評価上がったかも。
端数が入れられないので3.5ですが、本当は3.2点。
蛇足にして駄作
こんなに驚きも感動も無い作品にジュラシックシリーズを名乗る価値は無い。
まず導入部分を観て思ったことは、「実は他にもこんな事やってました」設定を作ればこのシリーズはいくらでも続けられるんだなと。いきなり悲しい気持ちになった。内容も馬鹿馬鹿しすぎてツッコむ気にもならない。
今回の悪者担当(最後に食われる担当とも言う)だが、あれは何?ただの製薬会社の社員が何故あんな行動を?全てに疑問符がつく。主役の女性と傭兵のおじさんも金が欲しくて違法行為に手を染めている割には謎の良い人振りを発揮してくるチグハグ行動。グラントの教え子だという学者様も本物の恐竜見て感動しているが、こっちは7作目な訳で「ふーん」としか思わない。あの遭難一家はどうしても子供目線が欲しいことからの苦肉の策か?全年齢向け夏休み映画だとしょうがないのかもしれんが正直いらない。
個人的に特に問題だと思うのが死ぬ人の人選。本筋にはいてもいなくても関係無い奴と悪者しか死なない。遭難一家も誰も死なない。何が起こるか分からない何処から襲われるか分からない予測不能な島でそんな都合よく・・・まぁ今作に限った話ではないが。それならそれで他の所で驚きというか怖さというか感情に訴えかける何かがあれば良いが本当に、本当に何も無い。実に平坦なお話で欠伸が出たほどだ。
ラプトル中心の前作までと違って疾走感も無いので物語が遅く感じるし、シーンがつまらないから音楽も全く印象に残らない。「え!ここでこんなことが!?」「あの恐竜にそんな能力が!?」とか、良い意味でこちらの予測を裏切る展開には出来なかったのだろうか。悪い意味で裏切ったのは傭兵おじさん生きてるじゃん展開。???がつかなった人はいるのか?
パーク一作目は言うまでもないが、ワールド一作目でもそれなりに驚きと感動はあった。それは何かしら今までにない新しいものを見せてくれたからだ。それが今回ではランコアもどきを見せられるとは一体どこが「再生」なんだか教えて欲しいものだ。
全く作る必要の無い作品だったと思う。
面白かった! 最高にエキサイティングな新章の幕開け!!
陸海空それぞれの恐竜のDNAを求めて舞台が変わっていく、冒険色の強いストーリー展開が秀逸でメチャクチャ面白かった
さすが『ジュラシック・パーク』1作目と2作目の脚本家デビッド・コープさんが満を持して帰ってきただけあるのと、その脚本を100%生かし切るギャレス・エドワーズ監督の力量の高さ、そして総合プロデュースがシリーズ生みの親スティーヴン・スピルバーグ監督、と最強タッグで作られた新章、面白くないわけがない
作り手が違うとこうも違うのかと思わされる好例かと思います
個人的に一番魅力を感じたのは映像、『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』(2016)や『ザ・クリエイター』(2023)などでクールで独特の映像美を魅せてきたギャレス監督の手腕がいかんなく発揮され、全編にわたって映し出されるダイナミックで素晴らしい映像に惚れ惚れしました
特にお気に入りは陸海空の“海”のターゲットモササウルスのDNAゲットのくだり、『ジョーズ』(1975)のサスペンスフルな演出や『ゴジラ−1.0』(2023)の海上バトルなどを彷彿とさせる圧巻の映像が真っ青な空と海の中で繰り広げられ素晴らしかったです
そしてジュラシック・パークのテーマ曲が本当にいいですね、今回どこで流れるかと楽しみにしていたところ、陸海空の“陸”のターゲット大型草食恐竜ティタノサウルス達の群れが映し出される優雅で壮大なシーンに鳴り響き、最高に感動ものでした、正に永遠不滅の大名曲だと思います
そんな何もかもが素晴らしくゴージャスな中で極めつけは大冒険の主人公ゾーラ・ベネットを演じるスカーレット・ヨハンソンさんのキャスティング、子供の頃からジュラシックシリーズが大好きで役者になってからは出演するのが夢だったとして、今回スピルバーグ監督に直談判の直電をし、ようやく勝ち取った役、気合いの入り方はハンパなかったと思います、命懸けで特殊任務を果たす姿がメチャクチャかっこよかったです
スカーレットさんは個人的にも大好きな役者さん、メチャ綺麗だし、ハスキーボイスと話し方がすごく魅力的、アクションも似合う最高にカッコいい素敵な役者さんなので彼女が出てくるジュラシック作品にはいやがおうにも期待度MAX、それに数倍輪をかけて大満足の仕上がりに感銘を受けました
とはいえ、いくつかネガティブポイントはありました
・本作に巻き込まれるセーリング旅行中の家族のくだりって要る?
筋と何にも関係ないし、T−REX出すための存在?
・ミュータント恐竜がもはやモンスターでちょっと萎えた、見た目は明らかに『エイリアン』(1979)のゼノモーフだし、あれが生まれる研究施設内も『エイリアン4』(1997)を想起させる
と思うところは少々あるけど、総じて最高にワクワクして楽しかったシリーズ再始動作、ゾーラの次の活躍が楽しみです
そして最後に、本作はジュラシックシリーズやスピルバーグ作品のオマージュシーンがふんだんに仕込まれているとのこと、初見時はそういったシーンを見つける余裕はないけど、もう一回観ようと思うので、その時はオマージュ重視で観ようと思います
恐竜、サメ、エイリアンは続くよどこまでも
心臓発作のための新薬を作るため、禁断の地に生息する「陸・海・空」の恐竜たちからDNAを採取するというミッションを遂行すべく集められた傭兵ゾーラと、ヘンリー博士、そしてゾーラの仲間であるダンカン。
まずは、モナサウルスを探す。すると家族水入らずでヨットで大西洋横断を目指すルーベン一家がそのモナサウルスに襲われて巻き込まれていく。
第1作は甦った恐竜見学です。第4作はリニューアルパークの恐竜見学とシリーズスタートはこういった始まりでした。しかし、記述した通り今回はいきなり巻き込まれ展開となっていました。
これはリスタートにあたり、前作から恐竜がほぼ絶滅し、恐竜に興味がなくなり、それを活かしたビジネスに繋げようと考えない世界という設定にしています。これにより、パークやワールドといった新たな施設を作ろうというバカは登場しません。その代わり命を救うという建前で再び恐竜を利用しようと目論む製薬会社のお偉いさんが登場。これが新鮮かといえばあまり効果はありません。
結局は「俺たちの方が恐竜より賢く、上」という人物達を登場させて、こういう奴が恐竜に食われてしまう。これこそがジュラシックシリーズの見せ場という事になっています。迫力ある恐竜達ですが、細く長い足のデザインやラスボスにいたってはミュータントと化して恐竜感が消えているのが残念です。スピルバーグがうったえた「なぜ人は夢見たさに科学で暴走するのか」といった倫理的な問題が皆無になっていて、短なる娯楽映画にしてしまったのか非常に残念。サメ、エイリアン映画のように設定、きっかけをいじるだけで制作する垂れ流しはハリウッドのネタ切れなのかも知れません。今後どう舵取りしてシリーズ展開するのか気になりますが、やはり娯楽と世の中への問題提示の複合展開を期待します。
星半分引こうとは思わない
全690件中、441~460件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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