「ハラハラできちゃう夏休み映画」ジュラシック・ワールド 復活の大地 かもしださんの映画レビュー(感想・評価)
ハラハラできちゃう夏休み映画
玩具の販売情報でネタバレを喰らった人がいる様ですが、ネタバレを喰らったとしても充分にハラハラできちゃう夏休み映画。
恐竜が出てきた時の緊迫感が半端ありません。
まるでシチュエーションから考えたのではないかと思えるほど、色々な恐竜が出てくるたびにハラハラさせる演出が頻出します。
中には、導入直後の展開や海上での攻防、クライマックスの追走劇などホラー色の強い演出もあり、小さな子供には「見せられないよ〜」と言いたくなるシークエンスがたっぷり含まれておりました。
手を抜かず、可能な範囲で容赦しない監督に乾杯です。
シチュエーション中心の弊害としては主役であるはずのキャラに時間を割けず、彼女を魅力的に描ききれなかった点。
親が死んでいる過去話など入れる必要性さえ感じませんでした。
いっその事、子を失った船長を削り、彼の過去話を主役の過去にした方がドラマチックだったと思います。
主役級の人たちよりも、明らかにサブキャラである難破船の家族たちの方が活き活きとしていました。
ハラハラさせる為だけに加えられた家族ですが、姉について来たグウタラ彼氏がいい味を出していますよ。
作品を通して成長しているのは彼だけでした。
キャラが存分に活かされていないのは、「シチュエーションありき」で構成した為でしょうから致し方ないんでしょうが、随所に「エイリアン2」の様な「キャラも立っていて緊迫したシチュエーションも巧くゆく」というチャンスがあっただけに残念で仕方なかったです。
余談ですが、スピノサウルスが海の中を泳いでいたり、最大級の竜脚類が首を擦り合わせたりと最新の学説を取り入れている点にちょっと感心してしまいました。
お早う御座います^ ^
確かに主役よりも家族が目立ってましたね♬ぐうたら彼氏君は一番にきえると思いましたが…w それにしても遺伝子操作され過ぎてラスボス恐竜には同情してしまってましたorz
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