「詩的で私的なインスタレーション」IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー hanakoさんの映画レビュー(感想・評価)
詩的で私的なインスタレーション
レオス・カラックスが自分自身を赤裸々に、オブラートに包んで表現した、極私的なインスタレーション。
自身の作品の断片や、自己を確立したであろう作品の断片、夢とも現実ともつかない断片を散りばめ、映画への愛と情熱を詰め込んだ、私的な作品。
初めてレオス・カラックスに触れる人は、残念ながらここから彼を理解する事はできないだろう。
でも、彼の作品を観てきた人なら彼の心の深淵に触れたような、そんな気になるのではないだろうか。
この作品が、これまでとこれからの分岐点となるのだとしたら、次作が楽しみだ。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。