「ソフィー・サッチャーの主演作として後々も語り継がれるはず」コンパニオン 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
ソフィー・サッチャーの主演作として後々も語り継がれるはず
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『異端者の家』の主演トリオの一人やら『マキシーン』の特殊メイクスタッフ役やら、明らかに上り調子の活躍を見せているソフィー・サッチャーの主演作。恋人型ロボットが普及した近未来で、自我を奪われていたロボットの反撃を描いたSFコメディであり、悪役の処理やオチに関してはもう一歩踏み込んでほしかった気持ちはあるのだが、全体を貫くドライなオシャレさと、可笑しさも哀しみも痛快さもひとりで背負って見せたソフィー・サッチャーが素晴らしい。とりあえず劇場公開されていないのでまだ認知度は低い気がするが、彼女の初期の主演作としてチェックしておいて損はないし、このハマり役が彼女のキャリアのひとつの基準になるに違いない。
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