「人生を八方丸く収めるのは難しいよな」ジェイ・ケリー ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
人生を八方丸く収めるのは難しいよな
例えば、5段階評価のチャート図があったとして、各方面に伸びている項目があったとして、あるものは【家族】あるものは【仕事】またあるものは【友人】なんてものに自己評価を付ける。
各項目にが満遍なく2.5とか3だったら凸凹のないキレイな八角形や〇が描けるかもしれないけど、世紀の大スタァでしょ、そりゃ何かを犠牲にしているよね、スクリーンを見つめているワタシがジェィ・ケリーに向かい慰めの言葉を投げかける。
でもパパはお前が大人になる前に思い出が欲しいんだ……
そんなのパパの身勝手よ!アタシはパパの事なんて知らずにママと生きてきたのだから!
うんうん、どっちも分るよ。ワタシが子供だったとしても、大人になるころには親の人生と自分の人生別物なんだから、切り離してほしいわい!そう思いますよ。
だから答えを導き出すのはとても難しいです。自分たちで各々考えなさいってことなのかな。
それでも最後まで一緒にいてくれる友がいて良かったじゃない。
その友も自らを犠牲にしていろんなことが上手くいかないとしても、半ば病んでしまった同士で愚痴を言いあい、傷を舐め合いながら、それでも前に進み突き詰めていく姿は嫌いじゃないと思いました。
わが身にあててみれば、誰にでも共感できる何かはあるよなあと思わせてくれる作品でした。
それと、ジョージクルーニーの走りが年代相応なのであって、トムクルーズは人間じゃないと改めて認識させられました。
仰ること、共感だらけです。
何かに特化したら、他のモノには手が回らないですよね。
あのふたり、傷を舐め合い悪態つきつつ、下り坂でも共に生きて行けそうです。そういうバディがいて良かったじゃないの、と思いました。
そして私も、トム・クルーズの若さは異常、と思いました。 笑
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