6人ぼっちのレビュー・感想・評価
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晴れやかな気持ちになれる
学校生活に何らかの疎外感を感じたことのある人間であれば、かなり共感できる。そういう自分もボッチではなかったが、友達とケンカをしたりして、ボッチ化しそうになったこともある。
ボッチグループに、芸能事務所に所属していて世間的にはイケてる女の子を配置しているのがうまい。
修学旅行に突然参加してきた不登校の生徒をダメ押しの6人目として押し込んでしまう担任。この担任をかが屋の賀屋が演じているんだけど、いるんだよねこういう先生。面倒なことを要領よく生徒に押し付けてしまう人。賀屋はコント職人だけあって、あるある感たっぷりで笑ってしまう。
自主解散になりそうな雰囲気から、次第に打ち解けていく感じになるのは、王道の展開。その次にくる大きなハプニングでは、文部科学省推薦?を逸脱してしまうかとヤキモキする。
お説教くさくもなく、こんなことあってもよくない。晴れやかな気持ちになれる作品でございます。
【”ぼっちだから、存在価値が無いなんて事は絶対にない!”今作は、様々な理由でクラスの中でぼっちだった高校生男女6人が、修学旅行の自由行動を一緒にする中で徐々に絆を作って行く姿が沁みる作品である。】
ー 個人的には、自主的ぼっちは良いんじゃないかと思う。周りを気にして、無理に友達を作るよりはね。けれども、今作の6人のぼっちの男女はそれぞれにぼっちになる理由がある。
そして、その事に引け目を感じている。
だから、政池洋佑氏によるオリジナル脚本の、後半の展開は沁みるのである。ー
◆感想<Caution!内容に触れています。&沁みたシーンを記す。>
・前半は、6人のぼっちの男女の姿が映されるのだが、一番気になったのは、一生懸命に自分はぼっちではないと、仲間に入ろうとする男子生徒の姿である。
だが、最後半の彼の態度の変わり方が、上手いと思う。
・修学旅行で、自由行動の二日間一緒に行動する事になった6人のぼっち高校生男女。リーダーのコミュニケーションの取り方が上手くないけれど、真面目な男子は皆の連絡先をライン交換するのである。これも、中盤から効いてくる。グループラインでやり取りできるし、最後半の沁みるシーンに効いてくるからである。
・6人のぼっちの中で、不登校だった男子生徒が参加するのだが、彼の参加した理由が皆の思い出になる修学旅行時に自殺をする事で、黒歴史にするためだった事が分かる、皆が夫々行きたい所に行くことになった時に、橋の上を選んだ彼がいなくなって、皆が彼を探して、”あの橋の上じゃない?”と気付いて駆けつけてそこから河を見ている彼に夫々が言った言葉が、ちょっと沁みる。
勉強ばかりしている女生徒は、飛び込むと車に撥ねられる時と同じくらい痛い事を、
内気な女生徒は、小さい時にお父さんが自殺した哀しみを、
そして、自主的ぼっちだと思っていたSNSに夢中だった女子生徒が、カバンの中身を橋の上にぶちまけて、精神安定剤を飲んでいる事を皆に示すのである。
けれども、夫々が抱える負の部分を晒した事で、彼らの絆は強くなるのである。
・そして、不登校だった男子生徒を苛めていた生徒会長に復讐しよう!という事になりSNSに夢中だった女子生徒が彼をラヴホテルに呼び出すのだが、彼らは”あんな奴のために、この自由行動の時間を使うのは、無駄だ。”と言う選択をし、内気な女生徒が調べていた原爆ドームとその前を流れる元安川を眼下にする長めの良い場所で6人揃って笑顔で写真を撮るのである。
そして、自殺を考えていた男子生徒は、皆に呼ばれた時に遺書が入った封筒を破り捨てて皆の所に走って行くのである。このシーンは沁みたなあ。
・更に、修学旅行が終わり日常に戻った時に、SNSのフォロワー数を気にしていた女生徒は、自由行動の二日間の動画を編集して、夫々の人にコメントを入れてラインで送るのである。そして、皆はもう一度集まろうという事になり、一生懸命に自分はぼっちではないと、仲間に入ろうとしていた男子生徒は、何気なくカラオケに行かないか?という誘いを”俺、これから連れと会うから。”とやんわり断り、嬉しそうに皆の所に向かうシーンも沁みたなあ。
<今作は、様々な理由でクラスの中でぼっちだった高校生男女6人が、修学旅行の自由行動を一緒にする中で徐々に絆を作って行く沁みる作品なのである。
そして、もし自分がぼっちであり、自分に存在意義がないのでは、と思いながら日々過ごしている人がこの映画を観て少しでも元気が出れば良いよなと思いながら、映画館を後にしたのである。>
すみれの動画はよかった
興行収益は厳しいでしょうけれども。
ここはGWど真ん中。05/02・18:45、少し田舎のイオンシネマ。
観客は私一人!まさに、ひとりぼっち!!
さて、映画のレビュー。
お話の流れはすごくよかった。
タイトルにもある6人の演者の演技も最初は「あれ?」って思ったけど、ああ、今どきの高校生はこんな感じなんだと納得。しかも、おのおの「ぼっち」だもんね。物語がすすむにつれ、6人の演技のピントが合ってくる感じで好感を覚えました。
でも、どなたかもコメントしていましたが低予算(と思われる)が故に、画面作りは「いまいち」って感じました。
まあ、収益は厳しいでしょうけれども頑張っているなと思います。
そんなわけで、もう少し時間とお金をかけて作った同じ作品を見てみたいと思いました。
演者の皆さんの次回作に期待しています。
修学旅行マジック
修学旅行の自由行動の班分けであぶれた5+1人で班を組むことになったクラスの「ぼっち」班の話。
一つのクラスに6人も?という感じではあるものの、他人を見下していたり、大口叩いたり、交流を図ろうとしなかったり、引き篭もりだったりな6人が担任の意向で班を組み、広島の町に出かけて巻き起こっていくストーリー。
班長指名ぐらいでそんなに必死に抵抗する自己アピール力があれば、ぼっちになりますか?な班長の一夜漬けな仕切りで、とりあえずメンバーの行きたいところを順番に…となって行く。
友達って作ろうと思って作るものでも、出来るものでも無い様に思うし、気が合わないヤツとつるむぐらいなら1人でいたいと思うのは自分だけ?
何て違和感を憶えながら進行していくから、引っかかるところはあるけれど、あーそれわかるな…も結構ある感じ。
まあそもそも、半分はなんでぼっち?な感じではあったしこんなものなのかな。
「初日舞台挨拶」
こういうのはオイラは好きよ😊
リーダーシップの条件
リアルだけど平和
いじめとは違う孤独
この映画なかなか面白い。
いじめの映画はよくあるが、
ぼっちがテーマの映画は初めて。
これ観たら分かるがあるあるの光景。
好きな人と組んで座るとか班を作りなさいって場面は学校ではよくある風景。
でもぼっちからすれば地獄のような自由である。
これは今一度、学校側は考えるべきと思いました。
中身のストーリーは話が進むにつれて感動というか、
良かったねーって幸福感みたいな感情が湧いた。
だけどあんなに折角仲良くなって感動した後なのに、
修学旅行から帰ってきたらあれ?また前の日常って。
いやいやラストは更に感動させてくれました。
野村くんのジャンプシーンで終わったのもかなり良かったですねー。
皆んな幸せになれよ!って言いたい。
卒業しても変わらず仲間でいて欲しいと願いました。
ちょっとチープな映画かも?って心配したけど、そんな事は全くなかった。
人生で一番好きな青春映画でした!!!
6人ぼっち 観てきた。
なんか、全然タイプ違う6人が、最初はバラバラで「これは修学旅行終わるまで地獄じゃん…」って感じだったのに、ちょっとずつ距離が縮まってくのがリアルすぎて泣けた。
加山ちゃん、頑張る姿が共感すぎたし、すみれちゃん、途中から一番素直な子なんだなって思えてきて…。
てか、広島まで行ってバッティングセンターってwでもなんかそれが逆にリアルで、めっちゃ笑って、めっちゃ泣いた。
最後のあのシーンは反則。あんなの、泣くに決まってるじゃん…
友達って、無理に作るものじゃなくて、気づいたらできてるものなのかもしれない。。高校生活、もうちょっと頑張ってみよって思えた映画でした。ありがとう、6人ぼっち。
広島の紹介
友人がいない加山糸(野村康太)は修学旅行の班決めで、誰とも一緒になれなかったひとりぼっちの4人と一緒に班を組まされ、班長になった。メンバーは、自己中で動画配信のフォロワー数を気にしてる馬場すみれ(三原羽衣)、東大目指して勉強以外興味のない新川琴(鈴木美羽)、自慢話ばかりでウザがられてる五十嵐大輔(松尾潤)、気が弱く人見知りな山田ちえ(中山ひな)だった。そして当日、不登校だった飯島祐太郎(吉田晴登)がやって来て班に加わり、6人で自由時間の行動を一緒にする事になった。修学旅行先の広島での班行動が始まり、6人それぞれが行きたい場所を言い、そこにみんなで行く事にした。バッティングセンター、女子高生に人気のカフェ、広島城、高度のある橋、お好み焼き屋と6人で一緒に巡るうちに、6人は少しずつ仲間意識を持つようになってきた。しかし、飯島がトイレに行ってる隙に彼のカバンの中を見たすみれが遺書を発見した。そして飯島が失踪し・・・さてどうなる、という話。
メインロケ地先行上映で、三原羽衣、松尾潤、宗綱弟監督の舞台挨拶回を鑑賞。
鑑賞前の舞台挨拶だったので、詳しい事は言えない状況だったが、6人みんなが役に成り切り他の誰とも変えがきかないほどキャスティングが良かったとのこと。
メインロケ地が広島と言うことで、どこが見れるかと思ってたら、平和公園、原爆ドームと、安芸の宮島は定番で、そこはクラス全員で行き、その他どこかな、と思って興味深く鑑賞出来た。バッティングセンターは???カフェも?広島城はわかる。お好み焼きはわかるが、班長と大輔が1枚を2人で食べてたのはなぜ?他の人はみんな1人1枚食べてたのに。何かカットしたのかもしれないが、そこだけは違和感あった。
折り鶴タワーは上がった事ないので今度行ってみようと思った。
そして橋?全く知らないんですが・・・なるほどそう言うことね。
縮景園とか被爆電車なども映すかと期待したが高校生には合わなかったのかも。
基本、班長目線で話は進み、彼の心の成長がよくわかった。野村康太が好演だった。
登壇してた三原羽衣と松尾潤もそれぞれ重要な役を上手く演じてた。
個人的には琴役の鈴木美羽が良かったが、ちえ役の中山ひなのも役になりきってて良かった。
イジメ問題もあり(そこがメイン?)鑑賞後のスッキリ感もあり良かった。
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