6人ぼっちのレビュー・感想・評価
全57件中、21~40件目を表示
別々だけど一人じゃない
大筋や全体の雰囲気は好きなんだけど、脚本や演出がちょっと残念だった。
まず、20人くらいしかいないクラスで6人も“ぼっち”なのはどうなんだ。
予算で人が置けなかったにしても、机だけでももっと並べておけばいいのに。
馬場や新川は自分から孤立を選んでるように見えるし、五十嵐はずっとあの扱いだったなら強メンタル過ぎ。
班行動に引き止める流れが弱いし、バッセンで急に軟化したりも雑。
カフェで6人席つくってあるのも不自然。
五十嵐の態度や馬場のカバン漁りなど、不快な行動からの掌くるくる具合も気になった。
お好み焼き屋からの流れで自殺止めてても、台詞の説得力が薄く感じてしまう。
飯島も「僕のこと気にしてなかったクセに」とか言われても、1年不登校なら会ったことすらない人もいるのでは。
復讐の相談してる時は「こいつら大丈夫か…?」と思ったが、思いとどまって安心。
中止を言い出した加山に真っ先に賛同を示すのが山田だったり、変化の描写もよかった。
馬場さんの動画編集が早過ぎるのは、まぁいいか。
ただ主題歌2連続はしつこいので、動画とエンドロールを被せて、最後に「集まろう」締めの方がよかったかな。
惜しい部分は多いけど、ぼっちなりの青春という空気はしっかり感じられた。
長谷部にも天罰(復讐したら“天罰”じゃないよ、新川さん)もくだったし、後味は悪くない。
一番面白かったのは、広島城での新川のキャラ崩壊。
ベタだけど、下の名前呼び展開とかも欲しかった。
誰にでも思い当たるような 学生時代のあるあるが詰まった映画
思春期あるある
人生の宝物を得た一日
青春ドラマは嫌いではないので、公開初日に鑑賞してきました。よく知らない出演者ばかりでそれほど期待していなかったためか、思ったより楽しめました。
ストーリーは、友達もなくクラスに居場所もない高校生・加山糸が、修学旅行の班決めであぶれた、見栄っ張りの五十嵐大輔、インフルエンサー気取りの馬場すみれ、ガリ勉の新川琴、引っ込み思案の山田ちえ、不登校の飯島祐太郎で組まされた6人班の班長を命じられ、しぶしぶ班行動を行う中で、少しずつ友情のようなものが芽生えていくというもの。
大きな盛り上がりもなく、わりと淡々と進みますが、それでも決してつまらなくはないです。修学旅行の班決め時の不安や落胆、当日のギクシャクした雰囲気や居心地の悪さ、そのような気持ちを隠そうとする態度など、誰もが似たような経験を思い出して、6人の高校生たちに共感できるのではないでしょうか。
その中で生まれた、他人以上友達未満の関係性が、少しずつ強まっていく様子がほんのりと温かいです。それでも、見栄やプライドが邪魔をして、恥ずかしくて、傷つきたくなくて、なかなか本音を吐き出せない葛藤も、しっかりと伝わってきます。
登場人物たちは高校生ですが、この感覚はいくつになってもあるものだと思います。ただ、周囲の目に自分がどう映っているかが気になる多感な青春時代は、特に強く感じる感覚なのではないでしょうか。だからこそ、表面的なつながりを超え、心でつながることができた今回の班行動は、これから長い人生を歩む6人にとって大きな宝物になったことでしょう。
修学旅行後は、祭りの後のような寂しさを感じながら、元の生活に戻るかに見えたところからの胸熱展開!正直言って伏線がわかりやすすぎて、完全に読めましたが、それでもその仕上がりの美しさに涙腺が刺激されます。すみれマジ神!6人が固い絆で結ばれたことがしっかり伝わり、ラストはそれを感じて全身で喜びを表現する加山の姿が微笑ましく眩しいです。
全編通して素朴に温かい雰囲気が漂いますが、とげとげしかった6人がわりとあっさりと意気投合したかのように見えたのは、ちょっともったいないです。一人また一人と加山や他のメンバーに心を開いていくという感じでもよかったかもしれません。
主演は野村康太さんで、テレビドラマ「その着せ替え人形は恋をする」の出演時と似た感じのキャラで、イメージによく合っています。脇を固めるのは、吉田晴登さん、三原羽衣さん、松尾潤さん、鈴木美羽さん、中山ひなのさんら。野村康太さん以外は知らない役者さんばかりでしたが、演技は悪くなかったと思います。
修学旅行あるある
2025年劇場鑑賞139本目。
エンドロール後映像無し。
パンフレット無しにつき減点0.5。
色々な理由でクラスで友達を作れない6人が修学旅行で同じ班になって回るという話。自分も高校の時、5月に修学旅行で、クラス替え早々班決めろって言われましたけどまだ全然仲良くなってないのに一緒に回って楽しいわけねぇだろ!
だからこの映画はほんと気持ち分かります。
考えてみればこの映画の班長みたいにみんなで楽しもうよ、と頑張ったらこうなってたのかな、と思いながら、微笑ましく見ていました。そして修学旅行が終わった後、これは文化祭の準備で仲良くなった時も起こり得る、急に元に戻る感じ、そこも描かれていて、その後の展開も含めて良かったです。
弱い環 強い紐帯
小学・中学・高校の修学旅行の班分けは
全てがアイウエオの順で機械的に割り振られたので
本作のようなことはなかった、と
思い出す。
そもそも、自由行動の日
なんてものが存在しなかったしな。
唯一、同じような体験をしたのは
小学校の夏のキャンプの時か。
班分けは児童に一任されたため、
クラスの人気者を中心に幾つかのグループが出来上がる。
そしてどこからもあぶれた者同士が集まって、
一つの班を形成するとゆ~。
あぶれる側だった自分のような者にとっては、
なかなかに身につまされるここでの流れ。
とはいえ本作。
三十人弱の一クラスで、これだけあぶれる生徒がいるのは、
かなり無理な設定なのでは?
オマケに主役の『野村康太』を始め、
演技がいまだしの六人で、
僅か85分の短尺でも
素直に観るにはなかなかに厳しいものがある。
「友人がいない」「空気が読めない」
「不登校」「周りを気にしない」
「ガリ勉」「気が弱く控えめ」と
六人のキャラは立っている。
昔にも、こうした生徒はいたよなぁと、
実在の何人かの顔が思い浮かぶ。
若い人にはイマイマの世相の反映かもしれぬが、
自分のような年寄りにすれば
以前からの学校生活あるある。
友人がいないことで死にたくなるのは大げさも、
誰もがなにがしかの葛藤を抱えながら過ごしている。
勿論、気さくに話せる相手が居るにこしたことはないにしろ、
その関係性は自分で思うのと相手が考えていることは
必ずしも合致するとは限らない。
最初はぎくしゃくした会話も、
互いのことを知るうちに心は通うようになり、
最後には、一種の「吊り橋効果」で
関係はより深まっていく。
この一連の流れは予定調和ではあるものの、
挟み込まれるエピソードが各人の背景を端的に現し、
巧く構成されていることには感心する。
ここでの一山を乗り越えて、
結束がより強まるとの筋立ては納得できる。
が、ハレの時の高揚感が去っても、
関係が続けられるかは課題で、
体育祭や学園祭、修学旅行でできたカップルは
別れるのも早かったとの記憶がある。
熱い思いをぶつけ合える仲間の存在は、
有難いことだと目を細めて画面を見守る。
こうした感情から縁遠くなった身には、
眩しすぎる彼等・彼女等の数日間のクロニクル。
練らないから凡庸
ストーリーとか構成とかで─
観客は7人ぼっち
青春映画というより観光PRを兼ねたショートムービー
若い人に見てほしい映画ですね(^^)
予告を劇場で見ていて見に行った作品。
もっと、登場人物を深掘りして、内面のぶつかり合いにでもなるかと思ったけど。
コメディチックな展開もあり、まさに軽いタッチのアオハル映画。
“ぼっち”6人が一度きりの修学旅行で同じ班になって起きる物語。
6人のキャラがどっかで見たようなキャラばかり。
ガリ勉に、気弱な女の子、特に赤いパーカーの彼はベタ過ぎるキャラでしょと思ってしまった。
主演の彼は、沢村一樹の息子なんですね。
同じ列の少し隣に、10代半ばの女の子2人が見ていた。
これくらいの年代には良い映画だっただろう。
オッサンの私は少し物足りなさを感じたかな。
私自身、ぼっちの経験は無い人でした。
こういう経験をした人はたくさんいるんでしょうね。
だからなのか、気持ちは分かるけど私はあんまりハマんなかったかな。
ほぼ想像通りの展開に、ハッピーエンド。
意外に公開映画館が多くて、Movix系とかイオンシネマ系でもやってるので、若い人に見てほしい映画ですね。
出ているのを知らなかったけど、見ていて、かが屋の賀屋の先生が良かったかな。
もしかして彼らのコントのネタでのキャラなのかも。。
ぼっちってそんなにあかんか?
世間一般的にぼっち=悪なんかな
ぼっち気楽で好きなんだけど帰りたいときに帰れるし
みんなの距離が縮まって徐々に仲良くなっていく所がよかった
でも班長ノリ悪いよな俺だったら枕投げやるしバッセンで種田やってジュース鼻から飲むかな
まあそんなんだからぼっちがいいんやけど
えー!なんと!!
クラスの中で浮いてしまう6人が集まり
修学旅行の自由行動と成る
みんな、自由に勝手に過ごしていく中
なんだか、イロイロな、事情を抱えて
学生生活を送っているんだな
自分の子どもたちと年齢が近いせいもあり、
親の目で鑑賞していた気がする
班長糸くん、イケメン高身長、エクボ持ち
えー!?陰キャって。何やねん!!
ラスト、糸くん、ジャンプを見ておばさんは
涙していました
たくさんの人にみてもらいたいな
で、主役の野村康太くんを
つい、ググりました
あちゃー!
パパは沢村一樹とは。
きっと私生活では陰キャなんて、無縁だろ。
パンフレット購入しようとしたら、
販売自体無かった、ざんねん!
6人ぼっち、初々しい映画でした
ちなみに長谷部くん、演技うますぎ。
全57件中、21~40件目を表示